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超ミニマル主義 ダイヤモンド社

気づきを3つ示す。

  1. コトも手放す

  2. 興味に最適化する

  3. 仕立てる

この3つが集約されている本だと感じた。

1.コトも手放すについて

モノを手放すという手段を、ミニマリストは先に取る。不要なものを捨て、自分の興味に最適化するというためだ。
しかし、この本が面白いのは「ものではなく、コトも手放す」ことが書いてある事だ。
通常、労力、責任、気掛かり、さまざまな事にとらわれながら生きている。
これらコトも手放してこそのミニマル主義である。

2.興味に最適化する

筆者は、登山や野外活動など、興味にコミットした結果、直前では年収が1/10にも下がった時期があったようだが、ピーク時の年収をキープすることができたようだ。
興味に最適化した結果、取材を受け、アウトプットをする機会が増え、結果的に、年収が増えたという。
さらに、リモートで仕事を進める権利を得た。
これにより海外生活ができるようになった。
必ずしも、興味に最適化したからといって収益につながるわけではないだろうが、こういった方法(=生き方)があることを示している。

3.仕立てる

破天荒に見えて、用意周到。
この本を見て、著者に対してそう思った。
全てを用意しているのだ。
来るべき日に向けて、必要なモノのシミュレーションを全て行い、不確定要素すらも考慮して進めている。
結果的にニュージーランドへ移住して生活することを成功させている。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、、、
例のやつ。これを実行できている。

前回読んだ「dark horse」とも関連するメッセージであるが、終身雇用の時代が終わりを迎えつつある今、正解を自分で定義できる時代とも言える。
その中で自分の興味や強みを疎かにしていると、野に放たれた時にどう生きるか?意思決定ができないということになりうる。
だからこそ、模索し、楽しみ、仕立てる、これを繰り返し、自分の興味に最適化できるものに着目し、アウトプットを続ける。

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