見出し画像

Chapterとminisode、そして「ACT」

  韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER(以下TXT)は今年7月のソウル公演を皮切りに現在ワールドツアー「ACT:LOVE SICK」
行なっています。日本でも9月3・4日に大阪、7・8日に千葉で公演があり、実際に現地で参加した方、ライブビューイングやオンライン配信で視聴した方など様々かと思います。

 私は今回有難いことに7日のライブビューイングと8日のオフライン公演に当選し、初めて生でTXTの音楽に触れることができました。

 全国の映画館で開催されたライブビューイングにて、大画面高画質、そして良い音響で楽しむ彼らの世界観は、これまで自宅のTVやPCで観ていたのとは全く異なり、まるで一本の映画を観ているかのように引きこまれましたし、オフライン公演では彼らの「生」パフォーマンスに圧倒されたのはもちろん、ファンが持つペンライトやスマホライトを使用し会場全体を生かした演出など、オンラインでは映らなかった部分まで堪能することができました。そしてできるだけ日本語で一生懸命MOA(TXTのファン名)へ気持ちを伝えようとする(ほぼ通訳無しでした)TXT5人の姿にも胸を打たれました。

 日本での公演に実際に参加したことで、改めて彼らにとって単独コンサートである「ACT」はどのような意味を持っているのだろう?と考えたので今回noteに記すことにしました。

 まず大前提として、ここでいう「ACT」とはTXTの単独コンサートにおいて付けられているタイトルのことです。昨年10月に行われた初単独コンサートは「ACT:BOY」というタイトルのもと、デビューアルバムThe Dream Chapter:STARから続く少年の成長の物語が描かれていました。

↑「ACT:BOY」のセットリストはこちらの記事に記載があります。

 そして今回のワールドツアー「ACT:LOVE SICK」では今年5月にリリースされたミニアルバムminisode 2:Thursday's Childのストーリーも合わさり、成長した少年たちが初めて味わう「痛み」「挫折」、そしてそれらを味わった後に待ち受けているであろう明るい未来が描かれていました。

 このように「ACT」はそれ自体が決して独立した存在なのではなく、彼らがデビュー時から紡いできた物語である「Chapter」そして「minisode」※ をTXTとMOAが公演を通して一緒にたどり、物語を補完するための重要な存在であると考えました。

※「Chapter」「minisode」はそれぞれTXTがリリースしてきたアルバムのタイトルのこと。「Chapter」という大きなシリーズと、2つの「Chapter」の間に位置する小さなエピソードである「minisode」から彼らの物語は構成されている。

 そして今回私がこのように感じたのは、間違いなくMOAの存在がこの「ACT」には必要だからだと思います。初単独コンサートだった「ACT:BOY」も素晴らしい内容でしたが、当時は無観客でのオンライン公演だったこともあり、このような考えまで至ることはありませんでした。今回はTXTの目の前にMOAがいて、歓声やクラッパーの音、MOAの楽しそうな表情が共にあった公演だったからこそ、自分自身こう思うことができたのかもしれません。やはり彼らの物語はMOAがいてこそ成立するんだな、その点で「Chapter」「minisode」と共に「ACT」が大切な役割を担う存在なんだなと改めて実感しました。

 今後彼らの単独コンサートに毎回「ACT」というタイトルが付くかは分かりませんが、たとえ付いていなくても彼らのコンサートは今回のように、彼らの世界観を語る上で重要な意味を持ったものになると思います。私は「ACT」を世界観を補完するものとして捉えましたが、人それぞれ考え方は異なると思いますのでよかったらコメントやTwitterでご意見いただけると嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?