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【詩】 シュレッダー




何かを生み出す度に




積み上げられていく情は




別れる際に




一度にシュレッダー出来ないほどに




厚くなっていた。




数枚ずつシュレッダーするには




時間がかかり過ぎて




その間に




悲しみや後悔が




押し寄せて止まらない。




全て一度に




粉々に




跡形もなくしてしまえば




どんなに楽だっただろうか。




さようなら。




シュレッダーは一枚一枚




確かにそれを




吸い込んでいった。









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