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オーベルジーヌのカレー



たまにバラエティ番組を観ていると登場する、テレビ局のお弁当でお馴染みのオーベルジーヌのカレー。



そのワードを聞くと、とにかく食べたくなる。




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もう15年くらい前になるのか。



テレビ番組を編集する編集所で働いていた事があった。



職場は赤坂にあった。



当時はTBSの社屋と赤坂サカスをまだ作ってたな。



2年しかいなかったから、ちゃんと編集してた訳ではなくてアシスタントだったのだけど。



24時間テロップを入れていたり、24時間部屋で待っていたり、数時間でバラしになって帰れる日もあったり、まあ細かい事を言えば嫌な事も色々とあったけど、いい経験にはなった仕事ではあった。



編集所では何故か、お客さんであるテレビ番組の制作の方々(主にディレクターやアシスタントディレクター)が昼飯と夕飯を奢ってくれる事になっていて、仕事の日はテレビ局で出されるようなお弁当を食べられた。



その中で一番好きで、今でも忘れないのがオーベルジーヌのカレーだ。



15年前から一度として食べていないから、凄く美化してしまっているかもしれない。



だけど、当時はこんなに美味しいカレーがあるのかと感動していたし、何が食べたいかと聞かれたら、『カレーが食べたいです。』となかなかの確率で答えていた記憶があるから、美味しかったのは間違いない。



東京に住んでいるが、配達できる距離に住んでいない事もあって、未だに食べられていない。



だから、こんなにも食べたくなるのだろう。



いつまでも東京にいるかはわからないから、そろそろ食べて、現実を知らなければならないと思っている。



このままだと、一生、食べたい欲が消えないだろう。



しかし、食べてしまって、またハマってしまったらどうしよう。



そんな事を考えても仕方ない、とにかく食べてみないと。



イートインが無いそうなので、テイクアウトしかない。



しかし、テイクアウトしたとしても、都心の公園でカレーを食べるという事に、なかなか勇気が必要な年齢になってしまったのである。



だからと言って、カレーの為に都心に住むのは馬鹿げている。



ホテルに泊まってカレーを食べるのもなんかな。



こんなに食べるのが難しいものはなかなか無いのではないかと思う。




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歳を取ると、人目や常識を気にして、なかなか出来なくなる事もあるんだなと思いました。



若い頃なら、全然気にせずに公園やその辺の駐車場で食べていたかもしれないなと思います。



カレーの話ばかり書いていたら、カレーが食べたくなった。



今日のお昼はカレーにしようと思います。






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