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【超短編】白い部屋
目覚めると白い部屋に繋がれていた。
もう一人、誰かが繋がれているようだが、ライトが眩しくてよく見えない。
不意に、目の前のモニターがついて、仮面をつけた男が浮かび上がる。
僕は質問した。
「ここはどこだ!どうしてこんな事になったんだ!?」
男は言う。
「ここは2130年。
君はタイムスリップして来て、
暴走したAIに攻撃を受けていたところを
宇宙人に助けられ、
記憶喪失になった後、
組織にこの部屋に監禁され、
あそこの人と身体が入れ替わってしまったんだ。
それでは、殺し合って貰います。」
その瞬間、腹部に鈍い痛みが走った。
薄れゆく意識の中で僕は呟いた。
「どれか一つにしてください。」と。
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