見出し画像

「人と関わるのが面倒臭い」のは「関わった人を幸せにしたい」想いが強いから


写真は自殺の名所と呼ばれる、東尋坊。

よく晴れた夏の日には遊覧船が出る。

吸い込まれそうな空、凪いでいる海。

いつでもどこでも、すべての事象は多面的だ。


冬の荒々しい波しぶきとゴツゴツした岩肌。

自然の中から放たれるエネルギーと同化して、

「もうどうでもいい」と 

言い聞かせて飛び込む人もいるのだろう。


人間は、面倒臭がりな生き物である。

特に、他人が関わると途端に面倒臭くなる経験を

誰しも持っているのではないだろうか。


そして同じくらい、驚くべきことに、

人は人を喜ばせることが好きな生き物である。

「人に嫌われたくない」は

「私と関わったら心地よくなってほしい」の

裏返しだったりする。


だからこそ、「面倒臭がり」は

みんなの「いい人」になりがちだし、

「人に嫌われたくない」の中の「人」の定義は

「自分」だけ除外されることが多い。


「私ひとり我慢すれば3人は喜ぶ」とか

「私がこう言えばこの人は喜ぶ」とか。

そこに「私がこうしたい」という意思を

挟む余地はないのだ。


別段、それで困らない人もいる。

ただ、

「なんとなく辛い」

「うまくいかない」

という悩みが心の底に眠っている人は多い。

その思いを起こしてしまったら、

後には引かずに見つめ直すしかないのかも。


ここが最も重要なこと。

「私」は「私の行動」でしか

喜ばせることはできない。


私たちは「望んでもない」ことを

叶える力は持っていない。

具体的に「望めば」叶う世界に

私たちはいるのに。


「望み」は人それぞれだ。


人に与えてもらう嬉しさは、

時として重荷になったり、

借りを返さなくてはという気になることもある。


だからきっとそういう人は

自分への優しさを

少しだけ持ってあげるだけでいい。


そのために、少しだけ他の人のわがままから

逃れてみてほしい。


やらなくてもいいことなら

なおさら、優しく、

自分のために行動してあげてほしい。


そしたら、不思議と

いいことが続くようになる。


些細なことから大きなことまで、

なんでもいいと思う。


仕事帰りに喉が渇いて

100円のジュースを自販機で買って飲むとか。


喉が渇いている自分に

喉を潤すものを与えられるのは自分だけ。


そんな些細なことすら分からない

不器用な人は、わりといるのでは?


望んでいることが分からないなら、

小さなことで喜ぶ自分を見つけるといい。


だんだんと心が柔らかくなって、

次はあぁしてみよう、こうしてみようと、

変わることを恐れなくなる。


つらくてしんどいのは、

自分で自分の望みを潰しているから。


ジュースを飲みたい。

でも買うのがめんどくさい。

でも、友達がジュースを飲みたいって言えば、

あなたはちゃんとコンビニでも

自販機でも一緒にいくでしょ?


自分の幸せについて無頓着。

そんなことをするなら、

家に帰りたいとか。

色々あるとは思う。


人と関わるのが面倒くさいのは、

その時間を本当は自分のために

使いたいからかもしれない。


そんなことに時間をつかうなら、

こんなことをしたい、と。

本当は心の底で思っているのかも。


全部を欲求のままにやることが

良いわけじゃない。

こんなところまで読んでくれている人はきっと

欲求すらわからなくなるくらい、

他の人のことを考えてしまう、

疲れた、優しい人が多いんだと思う。


心から満足しているわけでないなら、

自分の体の声に、耳を傾けてあげることも

大切なんじゃないだろうか。


何かにエネルギーを吸い取られる前に。

少しでも「やりたい」という

わくわくした気持ちをどうか消さないで。


だって、もうめんどくさいって

思っている時点で、

人と関わるの面倒になっちゃってるわけで。

それを理屈でやるべきって縛る生活は

大変でしょ?


社会の一員として、

誰かを幸せにしてあげたいのはわかる。

でもその前に、あなた自身が

幸せじゃなかったら。

幸せにしてくれた人が辛そうだったら。


それはやっぱり、

心から幸せを感じることができないから。


だからまずは、自分が幸せになりましょうって、

そういう話です。

単純で難しくて、意外と盲点でしょ?


もちろん、他の人の幸せを奪うことに

なってしまうくらいのことなら、

まずは話し合わないとだと思うけど。


一方的に「私はこうするから」って

投げたままでは無責任。

それはそうなのです。どうしても。


「程度の問題」って言葉が好き。

星新一さんの本を読んだことは

ありますか?

だいたい、やりすぎてしまう。

賢い人は、世界の仕組みを感じて、

黙っていたりする。


新年なので放出してみます。

仕事もやめたことだし。

何かにつながればいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?