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XRkaigi参加レポート
こんにちは、「Experience×Technology(体験×技術)」の今井です。
今回は2022年12月に開催されたXRkaigiのオフラインイベントのレポートとなります。
XRkaigiとは
XRkaigiとはXR・メタバースを活用したエンジニアやその技術を売る企業が集う
クリエイター・開発者のためのテックカンファレンスとなります。
公式HP:https://www.xrkaigi.com/
体験してきた内容について
1:ヤモリになってみる体験
![](https://assets.st-note.com/img/1673429515851-txhMqzkrwB.png?width=800)
こちらは慶應義塾大学大学院の学生さんが作った作品です。
VRゴーグルで視覚、コントローラーで触覚の情報を与えることで自分をヤモリだと思うようにします。
画像にあるような装置で姿勢を視覚と連動させることで、ヤモリを疑似的に体験できるようになっています。
壁を上る、地面を歩く等の移動にはバランスボールを使います。手(足)を使い歩くと、バランスボールが回転するので、実際に進んでいる感覚がありました。
今後、体験型アトラクションとして、企業が商品化する際にも参考になる部分は多かったかと思います。
2:手を油であげる体験
こちらは東北大学の学生さんたちの作品となります。
仕組みとしては
VRゴーグルをつける
センサーがついた手袋をはめる
VRゴーグル内では手袋が手に見える
手袋の座標によってアクションが起きる
現実世界にあるビーズが詰まった機械に手を入れて、揚げた感覚を疑似体験する
といった、動画でも分かるような手順ですが、揚げる感覚表現については非常に趣向を凝らしていたかと思います。実際、手を揚げるということは大惨事ではありますが、こういった「こうであろう」という妄想によって絶対体験できない事を楽しい体験へ昇華させていくことは私自身、忘れていた感覚でした。
3:HoloLensによる体験型マニュアル操作
![](https://assets.st-note.com/img/1673429838624-DqxpH00Ltp.png?width=800)
こちらは株式会社NTTコノキューによるHoloLensを使用したサービスとなります。
マスターとなるPCから画像や手順をHoloLensで出力させながら、実際の操作をアシストするといったコンテンツとなります。
体験してみて、本人がその場にいなくともナビが出来るという点はよかったと思いました。
既にスマートフォンなどの画面を遠隔で操作、または画面をリモートで見ながら誘導するということはできますが、それにはあくまでネットがつながる環境と端末が必要でした。
今回体験した制御盤などは、インターネットなどは無くてもHoloLens一つで操作ができるので新しいビジネスへとつながっていくと思いました。
4:疑似3D体験ができる新しい展示用ディスプレイ
![](https://assets.st-note.com/img/1673429632526-wJdISWI4Q0.jpg?width=800)
こちらは今までの体験型とは違い、ディスプレイ型だったのですが、博物館や美術館、またはアニメゲームなどの展示会で使えるのであれば是非使ってみたいと思えるものでした。
ディスプレイにカメラがついており、それで顔を認識し、顔の角度に応じて動画側で角度を変える「疑似3D動画」で、3Dグラスをつけずに体験できる製品となります。
Sonyさんが開発しているもので、下記にURLを貼っておきますが、私もいつかこれを利用したコンテンツを各企業さんに展開できればと思っております。
5:体験したかったsonyの新しいモーションセンサー端末
![](https://assets.st-note.com/img/1673429620289-F4IFyKGhkW.jpg?width=800)
こちらは私が現場へ行った際にはすでに整理券の配布が終わっていたSonyのあたらしいモーションセンサー端末となります。
その名は「mocopi」
小さく、また着替え等の必要がないので、非常に簡単に3Dのモーションを作ることができるものとなります。
この大きさであれば、アミューズメント施設などに貸し出して、疑似アバターを制作し、遊んでもらうことも可能だと思いますし、自分のダンスを登録し、それを壁に投影したりそのキャラクターや衣装が広告としても利用したりできそうですし、とても楽しみな端末となります。
体験してみたかったので、今後はこういったカンファレンスには早めに行こうと思いました。
https://www.sony.jp/mocopi/
XRkaigiへ参加した感想とXR分野の今後について
体験して思ったことは、今あるXRといわれるものは「AR」「VR」への二極化が進んでいくという事でした。
まずARは、企業がマニュアルやVR酔いなど現実世界とリンクして行わなければならない事柄(工場での作業や、スポーツ等)で広がっていく技術分野だと思います。
一方、VRはコミュニケーションツールとして動き出すのではないかと思っております。例えば、VRチャットもそうですが、ライブもそれに近いと思っております。同じ趣味趣向を持つ人同士のコミュニケーションツールとして、まずはビジネス領域から発展していくのではないかと、今回参加して思いました。
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Experience×Technology(体験×技術)
面白い海外事例の紹介、今までの実績を振り返りながらの裏話、個性あふれるスタッフたちによるチャレンジ企画やインタビューなど、みなさんが楽しみながらExperience×Technologyの世界に触れていただけるコンテンツを発信していきます。
執筆者:今井
株式会社フラッグ コミュニケーションデザイン部ディレクター
前職ではアプリゲームのアシスタントディレクターを経験。
コンテンツ制作からコンテンツを世界へ共有する方向へシフト。
各コンテンツの仕様制作から提案、現場チェックなど多岐にわたり担当。
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