noteでのルビ(ふりがな)対応の実験
お待たせしました! 蒼穹を切り裂く雷霆の如き、大胆巧妙、驚天動地の 大実験。振り仮名の実地検証を開始します!まさに舞い降りた天使。
一部の管理者アカウントを対象に、note記事に振り仮名を解禁。いざ!刮目せよ!
ホットでクールなパーリィの始まりだ
なぜ今までルビがなかったのか
待望のルビ機能ですが、ずっと封印されしエクゾディア状態でした。
これにはいくつか理由があります。
理由1: 新エディターの開発スケジュール
以前から、現エディターはすでに新機能の開発がストップしており、新エディターの設計がスタートしています。
そんなわけで現行でのルビ対応は、新型の完成を遅らせるリスクがあったわけです。これが年単位でルビが実装されなかった、最大の理由。
ですが時間がたち、バージョン4の開発も進み、仕様が明確になってきました。
だから今、大地が俺にもっとルビをふれと囁いている!洗い出しテスト的な意味で!
理由2: noteのエディターがダイナミック編集であること
noteのエディタでは、直接タグを意識する必要がありません。ワープロ系のアプリのように、直接テキストを修飾できます。
実はルビをサポートすると、この編集がとても難しくなります。どう選択するのか?改行するとどうなるのか? ルビの編集は?など、UI上の課題が山積み。
ゆえにルビのサポートは、不可逆な試みなんですね。いったん全ユーザーに解放してしまうと、あとで零時迷子ことができない。まさに帰還限界点な施策なわけです。ルビだけに。
理由3: ディファクトスタンダードとなっている仕様の特殊性
実のところ、世界中でルビを使う言語はあまりないので… ブラウザのルビ機能って、長らく仕様があやふやだったり、表示が不安定だったのですよね。TwitterもFacebookもGmailもサポートしてない… それが現実。改行も編集も折り返しも資料が少ない・・・みたいな
そんなわけで、国内では逆に小説サイトが、自由奔放な感じで仕様を作り、それが定着するという世界の選択がありました。エル・プサイ・コングルゥ。
今回は、そういった諸々を踏まえ、まずはエディター部分をキングクリムゾンし、表示部分だけを先行実験しているしだいです。
ルビの振り方の暫定仕様
実験では、青空文庫、小説家になろう、カクヨムなど、既存のメジャー小説サイトと互換性がとれる方式を検討しています。つまり他サイトで書いていた原稿を、そのまま貼り付けできるわけですね。便利。
つまり、文頭に|を置き、続く要素を《》くくる感じですね。
たとえば「運命石の扉」と、読み仮名をふらせたい場合、「運命石の扉」前に|を、後ろに《》でくくってシュタインズゲート と打ち込みます。
ルビの今後
まだまだ正式実装されるかどうかは、シュレディンガーの猫状態。運用実験の結果と、皆さまの本気のリクエスト次第です。それが運命。
noteチームは、完全無欠のなエディターとサービスを目指し、引き続き革新的で、野心的な率先励行に、戮力協心の心意気で注力していきたいと思います。
よっぽどの不運と踊っちまわない限り、限界突破できるといいなぁと。
七鍵守護神 でも、約束された勝利の剣 でも、空裂眼刺驚でも、なんでもどんとこい。
<追記>
みんな社内報や開発報告をかくときに、難しく考えて筆が止まってしまいがちです。でも、書けなくなることに比べれば、これくらい自由奔放でもいいと思います(もちろんテーマしだいですが)。難しく書こうとしてかけなくなるより、楽しく書いて、楽しく読めるのがイチバンです。
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