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拙い言葉で、脆い記憶を綴ります

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拙い言葉で、脆い記憶を綴ります

最近の記事

    • 行ってらっしゃい

      フェーズ2開幕から2年。 その2年で数々の目標へ到達し、数々の夢を叶えたのでしょう。 私はあなたたちに出会うのが遅かったから、耳にしていたのに振り向かなかったから、22年の年末からしか知りません。 それでもこの僅か1年と少し、誰かを心から応援したくなる気持ち、寝ても醒めてもその幸せを願う心、新曲に眠れぬ程震える感動、一面の光の海、沢山のものを知りました。 フェーズ1と呼ばれた青春に触れたくて、買い揃えた円盤は宝物です。常に後悔が付き纏う、宝物です。今でも毎日のように、あの時

      • おかえりなさい

        ではそれは何だったのかと云う話。 何でも良い、目に映るそれが彼らの答えで、揺さぶられた心が私の受け取り方だ。 そう思う。それでもそこに散りばめられたことや、彼らの姿勢以外のメッセージ性や、何かを掴みたい。欲しいと思ってしまう。欲しい。追うというのは、何もライブを追いかけることだけでは無い。その意味や答えを、探そうとすることも、「追う」ということだろう。ミセスを追う、追いたい。追いかけた数日の結末を書く。ちなみにこれを書く人はインタビューを読み終えている。インタビューを読みなが

        • そういえば、イトンジ

          長いエスカレーターで登った大阪フェスティバルホールの1階席、扉を潜り入るとそこには真っ白な洋風の家が建っていた。その家には白のドレスコードに身を包み、目元を仮面で隠した存在。住人と呼ぶよりも、「先客」と呼ぶが相応しい気がする。 戯れ程度に会話を楽しむような口元、ソファに座る者、家の外で電灯に背を預ける者。そのどれもが、その全ては、外界よりもゆったりと流れた時間に漂うようにゆっくりと流れていく。 見覚えのある姿も目元を仮面に覆わせて部屋の隅で楽器たちへ手を伸ばす。時空が歪むよ

        三題噺

          +6

          三題噺

          三題噺

          +5

          2023年へ

          愛する幸せに満ち溢れたその年、 自分の弱さを知りました。 全ての始まりから一年が経ちました。 私は最強を披露した「原キー!?」の日です、その日から。 テレビ歌唱にある華やかさ、印象的な三人の笑顔。 心底この人たちは音楽が楽しいのだろうなと、こちらにまで笑顔が移ってしまうような、その日から。 こうして再び、「私は最強」を待っています。 あれから嬉しくて泣いたり、悲しくて泣いたり、悔しくて泣いたり、やるせなく泣いたり、死にたくて泣きました。 1月、FC入会。2月、ノアのチケッ

          2023年へ

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          イチョウの木を見上げながら、四つ葉のクローバーを探していた。もう少しで見つかりそうだと思った。 今とても、幸せだと思う。 好きなアーティストに心底惚れて、人と「好き」を共有することが出来なかった私が、あくまで他人ですからと線引きをしながらも、人と多くの時間を過ごせるようになった。 だから、安心していた。 いつも誰かを捕まえては、その肩に自分を預けていた。弱さを晒すことなど容易い。私のことを晒せば晒すほど、他人は私の本当の弱いところなど忘れてしまう。だから分かり易く、弱さを武

          ☘︎︎

          憧れの

          今までの人生は何色だっただろう。 振り返ってもわからない。 あまり綺麗な色だとは思えない。 きらきらしたかけがえのない青春でさえ、苛立ちや、涙が混ざり合って、ぼやけている。 よく愛され、よく疎まれた。 あたたかい、とは言い切れない。 そんな私が、今焦がれる色を見つけた話。 今年は申し込み、当落、交通手段、申し込み、当落、と繰り返した年だったと思う。仕事の休みはどう取ろう、服は何を着よう、ご飯は、知っている人は誰が来るんだろう。文字だけの世界から、声で話すようになり、それでも

          憧れの

          9月14日

          Mrs. GREEN APPLE の 大森元貴 ただの 大森元貴。 ただの、大森元貴へ。 あと100日もすれば、貴方を好きになって一年になる。過ぎる日々は鮮烈で、あっという間だった。私は最強で始まった「原キー!?」の恋だから、その出会いに涙も、私の人生においてのターニングポイントも無い。ただ、同じ年月を生きた人間が、こんな不器用そうな人間が、私にわかる言葉で歌っていた。私にわかる言葉を使ってくれる人に出会えたのは、久しぶりだった。 そうして、初めての貴方の誕生日が近付いて

          9月14日

          すきなひとへ

          最初の一文字が出ないくらいに、 うれしくて、緊張さえしています。 27歳、おめでとうございます。 たくさん、ありがとうございます。 生まれてきてくれたこと、 ここまで生きてきてくれたこと、 またこの先生きていくこと、 あなたが今日もどこかで笑っているならば、 それだけで十分です。十二分です。 同い歳、同じ学年なので、私のあの頃にあなたは、と思い浮かべることが容易く、この世界に存在した時間が同じくらいであることが嬉しいです。 今日もあの頃に出会いたかったと、夏の渡り廊下を

          すきなひとへ

          The MusiQuest

          これは、涙と一緒に零れた言葉。 書き直す気力が無い。 毎日書こうとする度、思い出す度苦しかった。 苦しむことさえ、嬉しいと笑えるように。 残しておこう。 私の憂いが原因か、そこに確かに何かあったのか、それはわからない。わからないけれど、今も胸につかえるこの夜を、忘れることは出来ない。下手をすれば、このまま、忘れることは無いのだろう。 ProPose 、Blizzard 、と続き、 彼の心の内で聴くような心地を覚える。 大好きな人の胸の中、棘と花弁と、青い葉と、良い香りがする

          The MusiQuest

          Loneliness

          それは 「私」と「ミセス」 「偶像の彼」と「人間の彼」 もしくは「私」と「わたし」 かもしれない。 私は絵を描かない、描けないけども、この曲を一枚で表すならばと考える時いつも浮かぶ構図がある。 割られた鏡の額縁だけが残り、食い合うように重なる唇。自分と自分。乱れた髪、よれたリップが汚らしい。私の手に食い込むように絡められた指先から、赤いネイルが溶け出す。拒みたい、冷たい壁にこの身の熱が移るほどに縫い付けられ身動きを許されない。この身を一つにする、重ねる、絡ませるという行為

          Loneliness

          8月12日13日 Atlantis

          それは未来では沈み海底都市と呼ばれるATLANTISが、栄えていた時間。 祝典だから遊びにおいでよと誘われるがままに、夏の暑さか、彼らへの愛情に身を焦がした二日間のお話。 それは神殿だった。 【ANTENNA】 こんなにもワクワクするイントロがあっていいのだろうか。もう現世では巡り会えない海底都市、モールス信号が受信出来た人間だけが導かれる祝典始まりの曲。 Boys and Girls とお呼びがかかる。 きらめいた衣装、メイク、風に撫でられる髪、全てが美しかった。彼ら

          8月12日13日 Atlantis

          見当違いと自戒

          私から私へ、 自惚れるなよと。 読んでいるあなたへ、ではない。 私への、戒めの話。 あなたが居れば最強で居られる、 私は最強と言える。 あなたとなら、私は最強だ。 そう高らかに、拳を上げた直後 「買い被りってなんだっけ 君を高く評価し過ぎたようだ」 と。 時に「私は最強」と、私は私たちに歌ってくれていると思っている。思っていた。だってあんなにもいつだって皆で拳を上げて、「アナタ」とこちらを見ているから。そう、私たちがいれば、私たちはお互いに、最強と言える。そうだよね

          見当違いと自戒

          枕と常用薬

          私は枕が好きだ。 頭を乗せる枕は勿論のこと、抱き枕が無いと眠れない。今はナマケモノのぬいぐるみ。必ず横向きで、自分の腕にその子の頭を乗せ、顔と顔が触れ合うように眠る。もう小さい頃からクマだなんだと一緒に眠っているから、こればかりは取り上げられてしまうとだめなのだ。 タオルケットもそう。 どんなに暑い日でも脚に掛けたり、傍において、テレビを見ながら裾を握ったり、揉んだりしている。そうでないと安心できない。手元に何かがあると良い、煙草も良い例だ。 例えば外泊をして、頭を乗せる

          枕と常用薬

          戦花と神様

          私はあの羊を、神様と呼ぶ。 そもそもあれは羊を模しただけで、人間なのだけれど。あれは神様、私の無様な神様。 出会った頃、私はあれをただの羊だと思っていた。 愛情を欲しがることも、そっぽを向くことも、この人生は辿り着く先など決まっていて生き方しか選べないと告げる姿も、ああ、なんらおかしくない。この人の言葉がわかる、心地が良い。羊の言葉の方が、誰の言葉よりも私に近しい。もふもふと埋まって眠りたい。夜のお供は羊だった。羊を数えれば、眠れるのだ。 私は羊と、似たもの同士で居たかっ

          戦花と神様