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#29 大きな悩みがないと、小さな悩みを大きくしてしまう人間の話。

こんにちは、エフクリエイト(fkr8)です。


「人間は大きな悩みがないと、小さな悩みを大きくしてしまう」


昔あるテレビ番組で、島田紳助氏がふとこんなことを言っていた。


どれだけ幸せそうに見える人でも、人は必ず悩みを抱えている。

大きな悩みとは、

・金がない

・もてない

・時間がない

誰しもが持ってそうな、周りに愚痴をとばせるような悩み事のことだ。


あなたには戦争を経験したおじいちゃんが家族にいるだろうか?

ボケて孫の名前すらわからなくなっても、昔のつらかった戦時中の話だけは

まるで昨日のことのように、鮮明に覚えていたりする。


人は苦労話をするのが好きだ。

苦労は刺激的な毎日を乗り越えて、脳内で美化される。


大きな悩みこそ、現在進行形なら共感してくれる人がまわりにいる。

文句を言いながらも同じ境遇の人がいる。

そして、乗り越えたら苦労話になる。



一方で、大きな悩みがない人はどうだろう。

お金も時間も、持て余すほどある。

そこそこ周りにちやほやされている。


大きな悩みを持つ僕らのようなクズ庶民からすれば

なんとも羨ましいことだろう。

周りから羨ましがられ、


「何も悩みなんてないでしょ?私なんか。。」

とりあえず自分の話はせずに、会話が続いていく。


悩みのない自分を、許せない人は

自分の中にある小さな悩みを、自分の中で大きくしようとする。


なぜ容姿端麗な芸能人がいきなり自殺することがあるのだろうか?


自分にしか理解できない悩みが、自分の中だけで巨大化する。

しかし他人からは見えず、理解されず

「羨ましい」と言われ自分もなんとなくそのように振る舞う。


自分と他人の心が、どんどんとかけはなれていくと

「この悩みは誰にも理解されない」

となる。



人の幸せとは本来、自分の物差しで決めなければならないのに

相対的な生き物である人間は、どうしても自分の幸せ度を

他人と比べて算出しようとする。


ずっと家にいるのが好きなら家にいれば良いのに

外に出て、何かを探そうとする。

「うさぎ狩りをする人は、うさぎが欲しいのではない。」

退屈に耐えられない人間。


今日も数人のオンラインメンタリングを、やる。

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