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キャリアも人生も! "4つのL"で「理想の生き方」を見つけた話

社会人12年目、それなりにキャリアは積み上げてきたつもり。そのために、友人関係や恋愛を犠牲にしたこともあった。でもどれだけ仕事が充実しても、スキルアップしても、満たされない。

2度目の転職活動を機に、どんな生き方をすれば幸せな人生なのか。それが叶うキャリア選択とは何なのか。職探しを目的に転職活動を進めるのではなく、幸せな人生に繋がるキャリアの方向性を定めたい。そんな思いでポジウィルキャリアのトレーニングを受けました。

今回はそこで学んだ4L理論をベースに、私なりの幸せな生き方の見つけ方をまとめました。専門的なことは書けませんが、ひとつの実践例として読んでいただけると嬉しいです。

自分にとっての"4つのLの意味"を考える

そもそも「4L理論」とは、サニー ハンセンが提唱する「人生は4つのLで構成されている」という理論。4つの“ L ”とは、Labor(労働)、Love(愛)、Learning(学習)、Leisure(余暇)を指しています。

まずはこの4分類にそって、それぞれの時間が自分の人生のなかでどんな役割を担っているのかを書き出し、私なりの意味を決めました。

▼その内容がこちら
Labor(労働):同じ志を持った人と、挑戦すること。単に収入を得る以上のウェイトがある。
Love(愛):誰かと心を通わせ、繋がること。
 L 家族や親族は、受動的な繋がり
 L パートナーや友人は、自らの意思による繋がり
  仕事仲間も私にとっては広義のLoveの対象、自らの意思で繋がった人を大事にしたい
Learning(学習):自分を知り、自分を磨くこと。インプット、内省内観、アウトプットがセット。
Leisure(余暇):自分を癒し、整えること。没頭すること、ボーッとすること、外の世界に触れること。

トレーニング時のメモより

自分では、仕事が好き!キャリア優先!そんな生き方をイメージしていたのですが、私の人生の中にもLoveやLeisureが存在していた。むしろそれらがないと、仕事が大好きな自分でいられなかったことに気がつきました。

このワークで、4つLそれぞれが重なり合って、これまで人生が成り立っていたことを体感。理想のバランスは、25% × 4 =100%ではない。人によって4つのLの重なり方とその比重が異なること。また一生のなかでも、その重なり具合やバランスは変化することに納得しました。

4つのLそれぞれの理想の状態&比率を考える

その次に、4つのLの比重を紙に書き出します。まずは、現状からです。もし今が理想通りでないと感じるなら、何があれば理想通りなのかも書いておくのがオススメです。

現状を書き出した次は5年後。必ずしも5年でなく、キリのいい年齢でも構いませんが、ある程度リアリティを持てる「近い未来」が書きやすいと思います。もちろん未来を書くにあたって、ライフイベントなど人生全般を考える必要があります。未来には不確定要素が多分にありますが、それでも構わず妄想上の理想をアウトプットしてみることが大切です。叶う/叶わないにかかわらず書いてみることで「自分ってこんなこと考えてたんだ!」という隠れた願望に気づけるかもしれません。

(ちなみに、私が描いた理想はこんな感じ)

最後に、中間地点にあたる3年後についてです。現状と理想がすでに書き出されているので、そのギャップを埋めるには?という思考で組み立てられます。ここで私が注意したのは「え、無理やん?!」と思っても、理想は変えずに実現方法を考えること。できない理由ではなく、実現方法を考えるというやつです。ここまで書き出すと、大事にしている価値観や人生の大まかな方向性が見えてくると思います。

理想が実現する方法とは

最後にワークの内容から、学びをひとつ紹介します。それは、Love(愛)についての深掘りです。以下、理想のパートナーについて深掘りするトレーナーさんとのやりとりです。

Q :パートナーに求めることは?
A :細くても長い期間を一緒にいられること

当たり前といえば当たり前。人生のパートナーについての質問なのですから。

Q :長く一緒にいることに意味があると思えるには、どんな要素が必要?
A :タブーな話題がない
  刺激や発見、学びがある
  些細なことにこそ、率直な気持ちが言える

ぉお!これは自分でも新しい何かに気づけた感覚がありました!

「どんな人が好き?」と好みを問うのではなく、自分がパートナーに求める要素を明確にする。それによって「その要素を持つ人に出会えた時に、気づけるようになる」そうです。なるほど、選ぶのではなく、気づくです。機会に気づければ、チャンスを逃さない!

これは、パートナー探しに限らない。前述した「叶う/叶わないに関わらず、理想をアウトプットする」に通じる教えではないでしょうか。理想を語る意味は、こういうところにあるのかもしれません。

さいごに

キャリアと人生は混ざり合っている。だからこそキャリアだけを追求しても満たされないし、人生に4つのLは欠かせない。

よくある〇〇 or 〇〇どちらを選ぶ?という問い。それには「何かを選び、何かを犠牲にする」そんなトレードオフな考えが根底にあります。何かを諦める前提でなく、全て実現する方法を探る。そのために自分にとって、最適なバランスを知ることから始める。そして周囲と協調しながら、その実現の道筋を探る

そんな視点を持つだけで生きやすさは好転し、自分らしい生き方に出会える。そして何より自分の人生に方向性が見つかると、これまでの人生にも、これから選ぶ生き方にも、自信が持てる。自ら人生の舵取りをし、人生の主導権を握る。そんな開放感とともに、実現に向けた一歩を踏み出せたように思います。