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私が実践した自己認識の高め方 「ダメな自分」と向き合ったら、心が軽くなった話

ずっと心にモヤモヤを抱えている。もしかしたら、自分が変わらないといけないのかもしれない。そんな感覚を持ち続けながら「ダメな自分」と向き合うのが怖くて、ずっと逃げてきた私。2つのきっかけで、その逃げが、自分も、周囲も不幸にしているのかもしれないと思い、自分と向き合おうと決断しました。とても勇気のいることでしたが、今は踏み出して良かったと心から感じています。

変わりたいのに変われない。ずっとモヤモヤを抱えている。この記事が、そんな方の一歩踏み出す一助になったら嬉しいです。

「自分と向き合おう」と決めるきっかけ①

「やまださんは、自己認識が低いから、ずっと同じことで悩んでいるよね」。職場での悩みごとを打ち明けた際に、相手から返ってきた言葉です。当時は、自己認識の字面だけで(自分のことくらい、わかっていますよ!!)と心の中で反論していました。

帰宅後、自分に放たれた言葉を反芻しながら「ずっと同じことで悩んでいる」って思われていたんだ。私の悩みって、相手からすると「いつも同じ」なんだ。いつも同じってことは、私は成長していないってことか。もしかすると悩みの原因は、相手(同僚)ではなく私にあるのではないかと考えていました。これが「自分と向き合おう」と決めるきっかけになった、ひとつめの出来事です。

「自分と向き合おう」と決めるきっかけ②

ふたつめの出来事は、上司との帰り道。「変えられないことで悩んでも、物事は好転しない。他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」とアドバイスを受けました。たしかに、相手(同僚)を変えようと躍起になっていた私。悩み相談で指摘された「成長していない私」がいる一方で、同僚には変化を求めている。そんな矛盾にハッとしました。

成長も変化もしない私が、他人を変えるなんてできるわけがない。まず変えるべきは自分。漠然とそう感じるものの、何を変えなきゃいけないのかすらわからない。一度「今の自分」を省みた方が良いのではないか。そんな考えが日に日に大きくなりました。

「自己認識」とは何か?正しく知ることからスタート

そこで「自己認識が低い」と指摘をくれた先輩に連絡。建設的な人間関係を築く基本は【 自己理解 → 自己認識 → 他者理解 】の順であることを教わりました。

自己理解と自己認識の大きな違いは、他者からの見え方を認識できているか否か。自分で自分を分析するだけでは、自己理解止まり。自己認識の低さから脱却するには、他者からどう見られているのかを知ること。そして、それがどれだけ不服でも、「そんなふうに見られてるんだ」と事実を受け入れなければいけません。

自分の姿を確認するには「鏡」が必要。当時の私には、鏡となって指摘してくれる人が居たにも関わらず、(自分のことくらい、わかっていますよ!!)と反論し、受け入れられていない。自分を客観視する素直さが欠けていました。フラットに私に指摘をしてくれる存在が必要だ。第三者の力を借りないといけないと確信しました。

目指す姿は具体的に、自己認識が高い状態とは

自己認識が低い=高める必要がある。自己認識が高いとは、具体的にどういう状態を指すのか。何本か記事を読んでわかったのは、ビジネスで成果を出す人の基準は高い。他者からの見られ方を受容するだけでは不十分。自己・他者双方の視点から「自分」を理解し、言動をコントロールできる人を指します。コントロールと言っても、忖度するわけではありません。相手に配慮しながら自分の考えを伝え、理解を得ることが大前提です。

そのプロセスをまとめたのが、この投稿。


言動をコントロールできてる状態を維持するのがゴール。それには、継続的な訓練が必要。それをサポートしてくれる存在を探すことにしました。

「プロの手を借りよう」と決めるまで

先に結論を伝えると、私は ポジウィル のトレーニングを受けることにしました。心のモヤモヤの解決にプロの手を借りるのは、一般人の私には勇気のいる決断でした。そこまでしなくても、いつか自力で解消できるかもしれない。しかし、自分と向き合うのは、心に負荷がかかること。プロならば、正しいやり方を知っている。それなのに、我流で時間と心を消耗させるのは、勿体ない。課題が明確ならば、解決に向けて一直線に最短距離を進みたい。これが今回、プロの手を借りることにした理由です。

さいごに

トレーニングを受けてみて、「プロに頼んで良かった」と感じています。その理由はふたつあります。

ひとつめは、良い部分にも気づかせてくれる点です。“ できていない自分 ” にフォーカスするのではなく、長けてる点・改善点の両方に等しくスポットライトを当てる。それだけでポジティブに向き合えるし、「多面的な自分」の輪郭を理解できるようになりました。

ふたつめは、正しい知識が手に入る点。知識を得ることで、課題の本質を構造的に理解でき、冷静に向き合うことができました。また対処方法を知ることで、自分をコントロールする術そのものを体得できます。

いつもの風邪じゃないと感じたら病院に行く。病気が見つかれば、医師の治療を受ける。そんな感覚でプロに頼ってみるのも良いのかもしれません。

悩みのない人生はない。けれども「何に対して、どう悩んでいるのか」によって、人生の幸福度は大きく変わる。自分と向き合う時間をもって、そう断言できるようになりました。その理由は、人間的に急成長した訳でも、人生から悩みが消えた訳でもありません。むしろ、これからも、多くの壁にぶつかり数々の悩みを抱える。しかしプロの知見を学んだことで、悩みこそ絶好の成長機会だと捉えられるようになりました。乗り越える力があれば、壁は怖くなくなります。