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写真を4枚で伝える必要なんてない
Instagramが火付け役となり誰でも写真をSNSに投稿するようになった。写真を趣味とする者は日々SNSで多くの「いいね」を稼ぐために試行錯誤を重ねている。
最近写真界隈のトレンドはinstagramよりもTwitterに移ってきているように感じる。Twitterでは4枚の写真を並べて投稿できる上、リツィート機能により一気に拡散される。より多くのフォロワーを獲得するためにはTwitterを活用するのが近道だ。
「いかに4枚で伝えるか」というゲーム
なのだ。4枚の組写真でより共感を得るためにどうするか。自分の専門であるポートレートならば、アップとロングのメリハリをつけたり顔の向きや構図を考えたりして組んでいる。縦写真は4枚表示の時は勝手にクロップされるので厄介だったりするものだ。(経験あり)
しかしどう頑張っても自分には違和感があった。簡単に言えば自分には4枚でまとめるテクニックがないということだが、そもそも4枚でまとめる必要はあるのか。
Twitterでの写真発信にこだわっていると自然と「狙った写真」になってくるが、それが自分にとってつまらなく感じるようになった。
写真集を見た時のような、何十枚の写真、独特のリズム感をはらんだ瞬間の連続、そこにはピントがずれた写真、ブレた写真、なんでこんな写真撮ったの?と疑問に思う写真もある。だが、それが自分にとっては面白い。
広告写真のような一枚でバシッと決まった写真でなくて、完璧でなくてふわふわしてるんだけどパラパラと見てみて伝わる雰囲気。
自分がカメラにのめり込むきっかけになった「RECO」という写真サイトがある。
http://reco-photo.com/category/photoset
スナップ、ポートレートなど多くのフォトセットがあってどれも心地良い。10〜20枚くらい、軽い写真集を見るような感覚。
やっぱりこのくらいの方が自分にとっては心地よい。無理して伝えようとする嫌らしさみたいなものがない。
Twitterは確かに気軽に多数の人に写真を見てもらう場としては整っているが、写真集のようにパラパラと流れてゆく瞬間を見ることはできない。だから見てくれる人がたとえ少なくても自分にとってこのnoteは大切な表現の場なのだ。
ここからは先日の撮影の写真を。
数年ぶりの大雪が残る新潟市にて。
ポートレートと言えば皆女性のポートレートを思い浮かべるだろうが、自分にとっては男性ポートレートもれっきとしたポートレートだ。
どうだろうか。見てくれる人がいるかいないかは別として、過度に「いいね」を気にしなくて済むという点でも、自分のしたい表現をできるnoteでこれからも写真を発信していきたい。
別に、写真は無理して4枚で伝える必要はないのだから。
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