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デジタルマーケティング施策の3つのフレーム

どうも、fkdことふくだです。

今回は、@sogitani_baigieさんの参考になったマーケティング施策のフレームのツイートを、最近の私の経験と知見をもとに解釈しまとめなおしてみました。まずは該当のツイートはこちら。

この『シンプル系』と『複雑系』への大別、非常にわかりやすいですよね。sogitaniさんのおまとめはいつも勉強になりますが、私としてはTTP(徹底的にパクる)をモットーにしていますので私なりに解釈をしてみました。

別のnote(https://note.com/fkd89/n/nc56f2a7737c3)でも書かせていただきましたが今の時代でのデジタルマーケティングは、より顧客に寄り添うことが大前提。広告も原点に立ち返り、役立つコンテンツを提供していかなければなりません。ということで、上記のシンプル系と複雑系の間にもう一つ必要なのではないかと考え、まとめなおしたのが以下です。

フレームワーク

追加した部分を「接着系」としてまとめています。『圧倒的な顧客視点』の実装が必要な施策をここに分類しています。

その名の通り、事業への貢献をするうえで複雑系とシンプル系、つまり顧客と企業をつなぎ合わせる接着剤となる施策です。「認知・想起寄りのウェブ広告・オウンドメディア、PR(リサーチ系、体験イベントなど)」がここに当たります。

なぜあえて接着系」を追加したのか

今回なぜ接着系を強調したこの記事を書いたのか。ここを入れたら分類としてMECEにならないことも理解していますし、sogitaniさんが並走するのが良いと表現しているのも元々この意図が含まれるからと思います。

デジタルマーケティングの施策は、認知・想起→集客→獲得といろいろな段階があります。シンプル系は顧客に対する企業のメリット・売りを押し出す必要がありますし、ブランディングではそこの要素を入れると商業色が出てしまうので不適切。そこでいま、特に必要となるのがこの接着系です。MECEを超えて考える必要があると思うのです。

また、あえて「一見シンプルなようで~」と表で書いているのは、「ブランド広告をベースにクリックを誘発させるよう工夫する」とか、逆に「獲得寄りの広告を少しふわっとさせる」といったくらいここが安易に考えられがちだからです。また、PRはブランドのため、といったようにこの分類の認識すらないという場合もあるかもしれません。

接着系施策のコツは、顧客の悩みや意見に真摯に向き合い、顧客の言葉でコンテンツを作り上げること。つまり、コンテンツとして面白いか、役に立つか。いま、まさにこれが我々に求められているのだと思います。ここの施策が成功すると

・ブランドとして正直に見られ好意度も上がる
・顧客の悩みや想いに直結して答えることができる

というメリットがあり、結果的に獲得やブランディングにつながります。では、例えばどういう施策イメージなのかを簡単にまとめます。

認知・想起寄りのウェブ広告・オウンドメディア
→顧客の悩みや想いへの企業としての回答をベースにコンテンツを仕上げる
→企業・商品・サービスとしてのデメリットもきちんと示す
→ターゲットに合わせて出稿面とクリエイティブ(メッセージ)を変える

PR(リサーチ系、体験イベントなど)
→顧客や顧客になりそうなユーザーの日常生活における知りたい事を題材にしてみる
→集まった素直で率直な意見も隠さず公開する
→インフルエンサーではなくターゲットの層が信頼できるオピニオンリーダーから発信する

「決断」が求められる

最後に、求められる思考のところに「決断力」を書いた理由を。企業として言うことにリスクがあるとか、言ってしまったらプライドが崩れるとか、接着系は顧客に徹底的に寄り添うからこその難しさがあります。だからこそやらなければならないし、やった時の効果は高いと思っています。

すべてを顧客視点に振りきることは難しい。ただやらなければならない施策がある。それを明確にするという狙いも、この私が編集した表にあります。

最後に、@sogitani_baigieさん、ありがとうございました。念のため、ご本人に元ネタとしての使用の許可いただいております(記事の中身は私の解釈なのでご注意ください)。ちなみにsogitaniさんのnoteはこちら。

それでは、んちゃ。

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