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全マーケター、一読せよ。打算ではなく寄り添え。絆を作り存在感を高めろ。咀嚼して情熱的に語れ from #DMCxマケスタ

どうも、fkdことふくだです。

#DMCxマケスタ のWEEK5、松尾さんの回、神回でした。SEOとかじゃなくて、全マーケターが見てほしいので、大それた題名でnoteにまとめたいと思います。釣りじゃなくて本当に読んでおいた方がいいと思って書いてます。

6/10に開催されたました、DMM MARKETING CAMP x マケスタの在宅勉強支援企画の5週目。株式会社ウェブライダー CEO 松尾茂起さんによる、ウェブライダーのコンテンツ事業計画書 2020の短縮&マインド強めバージョンです。

ポイント
●打算的にならず人に興味を持ち、尽くす
●理解しようとせず寄り添う
●絆を大事にして存在感を高める
●その上で咀嚼して自分の言葉で情熱的に伝える
●そしてみんなヒーローになろう。

制作者だけでなく全人類が仕事をする上で使えるマインドを共有していただけた、素晴らしい内容でした。数記事だけで月間30〜50万PVと、少ない記事でも成功できるという結果に、松尾さんのエッセンスの重要性が実証されています。

松尾さんからの話の全体像は目次にまとめてあります。それぞれについて簡単にまとめていますが、個人的に必見だと思うのは、
1.打算的にならない
4.エンゲージメントライティングで絆を強める
6.言葉を定義しパワーワード化
お忙しい方はこれだけでもみてください。ではどうぞ〜。

1.打算的にならない=理解して攻略しようとしない。寄り添う

打算的とは、キーワード含有率とかドメインとか相互リンクとか、この言葉や画像を入れたらエンゲージメントが高まるとかリーチが高まるとか、小手先の技術と結果ばかりにこだわり、ユーザーの心に寄り添っていないこと。つまり、自分の損得ばかり考えている状態。これはページやサイトや投稿にもにじみ出てくる。

こういう思考から外れよう。これが今日のウェビナーで一番伝えたい事とのことでした。痛いところ突かれてて辛い。笑

人を「理解しよう」とするのではなく「寄り添う」ことが大事。人は理解はできないけど、寄り添える。

人は不条理、感情で動く、価値観には一貫性があるが直観には一貫性がない。つまり、理解するのはもはや不可能。なのに理解して攻略しようとしてしまうのです。

では寄り添うとは。寄り添うことを理解するフレームと考え方が話されました。

一つ目はバタフライサーキット理論。人はさぐる、かためるを繰り返すということ。それには8つの情報検索動機にまとめられます。

<検索の5つの動機>
・なんとなく
・すぐ知りたい
・しっかり知りたい
・世の中の基準を知りたい
・他人が知らない情報を知りたい
<確定の3つの動機>
・ショックを減らしたい
・言い訳をつくる
・確信を得る

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二つ目はパルス消費。24時間が買い物のタイミング。パルス消費をうむ、6つの直観センサーがある。

・セーフティー:より安心安全
・フォーミー:より自分にぴったり
・コストセーブ:よりおトク
・フォロー:より売れている、推薦が多い
・アドベンチャー:知らなかった、興味をそそる
・パワーセーブ:労力を減らせる

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そして、三つ目はこころは複雑ということ。
1.人の数だけ「視点」がある
2.人の数だけ「正義」がある
3.人の数だけ「誇り」がある
4.人それぞれ「環境」が違う
5.人それぞれ「人生」が違う
6.人それぞれ「気力」が違う

まとめると、人に関心をもつ。人に敬意をはらうということ。攻略するのではなく、上記の視点でユーザーの気持ちに寄り添うことが何より大事。SEOもおなじ。

そもそも、検索ユーザーの体験を最適化するのがゴールです。SEOは検索ニーズがある時点でユーザーが求めている情報に答えてあげる施策。そして、メールにしてもソーシャルにしても、打算的にならないというのは、本当に本質的なことだなぁ。

この話きいていると、SEOやコンテンツマーケターってほんと素敵な仕事だと思えます。僕自身、このキャリアでよかったと感じました。

2.プロセスの見える化による信頼性向上

GoogleはYMYL、人生にかかわる検索結果は特に重要視している。つまり、ユーザーにとって安心安全なものを優先している。

ウェブライダーで信頼されるコンテンツとして特に重要視している点は「検証したうえで発信」「透明性がありコソコソしていない」「優良誤認に繫がる様な情報を発信しない」。

シンプルに言い換えると、情報発信者、コンテンツ作成のプロセスを見える化するということ。

たとえば、コンテンツを世に出す時に一切編集しないというアプローチ。普段から思考している、自信を持っている、情熱を持って取り組んでいるという証明になる。ミーティングを「ライブアーカイブ」することで、透明性と信頼性が増し、実際に案件が入った。他にも例えば
・テスト風景
・仕込み風景
・研修風景
・ミーティング風景
というようにライブアーカイブは色々できる。

個人的に特に重要だと思ったのは【コソコソしない】というところ。オーネストであるべきなのに、リスクを排除しようとしてしまうというnoteを書いたのだけどまさにこれだと感じました。

3.プレゼンスを高める

ネットの中での「プレゼンス」を高めていくことが大事。SNS言及数、指名検索、検索結果でのCTRなどに寄与する。

そのためにエンゲージメントライティング、マイクロコンテンツが大事。それぞれ詳しく書きますがエンゲージメントライティングがやばいです。

4.エンゲージメントライティングで背景情報を与え絆を強める

1記事で「古希祝い」で1位表示されるのか?という検証をしたことがある。なかなか順位が上がらなかったが、カミムラナナさんにTwitter運用をお願いしたら、上位表示を開始

Googleは、コンテンツだけではなくコンテンツの背景情報、どんなふうに社会に貢献しているのかを見ていることが証明された。

カミムラナナさんは以下の7つを気を付けて運用。これ、僕も公式アカ運用とかしてましたがめちゃくちゃ参考になります。

エンゲージメントライティング7つのコツ
1.興味をもってもらえるプロフィール
2.自分:他人を3:7で発信
3.人となりが分かるツイート
4.自分の視点で他の人の良い面ことを発掘し、自分の言葉で発信
5.コミュニケーションにつながるツイート
6.強い言葉を使わない。人にやさしく温かみのある運用。フォローしている方の心理的安全を担保
7.自分が携わっているコンテンツを紹介するときはプロセスや思いを伝える

つまり『この人とつながれてよかったと思われるアカウント』に。絆を大事にする。これがエンゲージメントライティング。

カミムラナナさんのエンゲージメントライティング、Twitter運用に活用できるなぁ。特に心に刺さったのが4。

相手のいいところを発掘するだけでなく、自分の言葉で丁寧に伝えてあげることが大事。日常の生活でも気をつけようと思いました。

コンテンツ制作だけでなく、人生においてもめちゃくちゃ勉強になると思いませんか?

5.マイクロコンテンツで網羅、拡げる

マイクロコンテンツとは、一つのコンテンツを細分化していって、ニーズや好みに合わせた小さなコンテンツをたくさん作ること。

どんどん分岐していくことでいろいろなユーザーニーズにこたえられる。

これはSEOのキーワード拡散時、共起語を利用することに近いのかも。連想ゲームのように関連するキーワードにどんどん広げていき、それに合わせたコンテンツを作ることで網羅的にもなるし拡散もしていくということです。リスティングのように拡散するのではなく、ある程度検索ボリュームが100位上はあるキーワードだと良さそうですね。

6.言葉を定義、パワーワード化して情熱を注げ

何気なく使っている言葉を、分割して咀嚼しやすい状態にする。ウェブライダーでは、例えばSEOを定義しなおした。

「ユーザーを向かなければいけないのに、検索"エンジン"を最適化することはおかしい。そこで、検索"エクスペリエンス"の最適化と定義しなおしたことで意識が統一された。」

このように言葉を定義すると、背景情報が伝わり、深い情報伝達が可能になる。自分の言葉にすると、パワーワードに昇華する。パワーワードになると、情熱的に語れるようになる。

このプロセス、自分に抜け落ちていたので参考になりました。このエントリーをはじめ、しっかり自分の言葉も入れて報告していこうと思います。

7.Googleの理念を理解し世の中に情報を増やす

世の中にない情報が増えれば検索結果はさらに充実。Googleのデータベースをつくる手伝いをすると考えて切り口を増やすと、結果もついてくる。

同じような焼き増しの情報、無駄な情報はいらない。深い情報は評価される。それだけのこと。

たとえば画像も、同じアングルではなくニーズに合わせた別のアングルを用意するだけでも評価は変わってくる。

Googleの理念をしっかり理解したうえで切り口を増やさなければ、無駄な情報と言えます。というのも、Googleは究極のユーザー志向なのでユーザー理解と同義だからです。この話はテクニカルですが、ユーザーファーストです。

ウェブライダーの理念【すべての人をヒーローに】

最後に、ウェブライダーのブランドパーバスが読み上げられたのですが私なりに解釈してみました。

「マーケティングの本質は“ヒーロー”を目指すことにある。
人々は自分の願望をかなえる、悩みから救ってくれる人を求めている。そんなひとたちの、ヒーローになろう。ヒーローになれるような情報を提供していこう。」

ウェブライダーの理念は、前のnoteにも書いた『自社のブランドに愛をもってそれを顧客にも愛をもって伝えよう』という僕の理念にも似てて共感しました。

この記事を書きながら改めて今日からでも色々変えないとなぁと思ってます。松尾さんも『性善説だ』とは言ってましたが、それでもマーケター全員がこの発想に近づいたらそれはいいことに間違いないと思います。

それでは、んちゃ。

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