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コロナで不妊治療諦めた私が感じたこと

子どもを産んでから必死に毎日生きてたら、気づいたら子どもが5歳になりそうで、あー5年も突っ走ってたんだなぁと。
最近息子が「うちには赤ちゃんいないの?」「僕もお姉ちゃん欲しい」などと言っており「あれ?あなたご兄弟は?・・・そういえばいないわね」とふと気づくなど。

そこで2020年3月ついに一念発起して、不妊治療始めました!!!!

・・・じゃ~ん・・・

不妊治療頓挫

いや早かったわ。血液検査に2つの病院いって5万かかっただけでした。いや5万て・・・
いろいろあるんですけど、不妊治療に思ったことを書いていく。

不妊検査断られる

まず去年の夏ごろかな?人工授精しよう!と思いつきました。
そこで私は不妊治療したことないのでどこに行けばいいのかわからず、とりあえず家から一番近い産婦人科に電話📞して「不妊検査したいんですけど」と言うと、医師から「34歳?まだ若いんだから大丈夫だよ、子どもも一人いるんでしょ?タイミングで大丈夫」と言われて不妊検査を受けられなかった。
いやビックリ。不妊検査って、「やりたいです」「どうぞ」ってならないんだね。医療とは・・・と思いつつ、会社員だったこともあり他の病院を探す気力も時間もなく、それから半年以上時間が流れた・・・

なぜデータが共有されない?

そんで冒頭の息子の話もあり、重い腰を上げて、次は会社で提携していた東京のクリニックへ。
これも、そもそも情報が社内に一切回っていなくて、社内で産婦人科提携してること知ってる社員はたぶん5,000人中15人くらいだと思う。それくらいに隠された福利厚生を利用して、25,000円で血液検査をして、結果は良好。

しかし、不妊”治療”をするなら他の施設へ、と横浜のクリニックを紹介された。この検査結果持っていけばいいから、と言われたので言われるがまま紹介先の病院を予約していってみると、まさかの再度血液検査して20,000円。馬鹿なの?なにこれ??業界でグルになってんのか?というほど。
いやだって同じ検査で同じ検査結果なのになぜデータが共有されない?それぞれの病院が儲かるからそのままにされているのか?いやマジか?そんな連携していない医療システム、非常時にすぐ崩壊してしまうのではないか。といういらだちを抱えながら、すぐに始めましょう!とノリノリの医師に従い、次の生理が来たら「排卵誘発」というステップに進むということにした。この時はまだ費用について説明はなかった。

コロナのパンデミックにより不妊治療延期の声明が

そして生理がきていざ誘発~~と思ってルンルンで病院行ったらこれでした。

妊婦でコロナに感染したとしたら、開発中の薬も適用されないし、母子感染したら、重症化したら、産まれてくる子どもの後遺症が未知、などとかなりの不安を抱えることになる。確かに。そう医師に言われ、確かにその不安を抱えたまま妊娠するのは非常に恐怖だなぁと感じていったん不妊治療諦めました。

なぜ全額個人負担?

卵子の凍結を勧められたので最後に費用表を受付の方にいただいて帰ることに・・・それを見てビックリ。

排卵誘発・・・100,000円 🤯
(※幅があって記載されてたけど平均これくらい)

いっやマジか!?そんなにするとは!?!?思ってもいなかったよ!?!?
てかなんなん保険適用外って!?!?馬鹿なの!?!?子ども増やしたいの減らしたいのドッチなの!?!?!?この国はなんなの!?!?!?!ていうか10万円とか払えない人もたくさんいるよね!?!?そういう人は不妊治療受けられないってことなの!?!?命をお金で買う時代なの!?!?怖いよ!?!?!!

周囲ではコロナ気にせず外出する人々

そんな中、元同僚と連絡していたら「飲もうよ!昨日も銀座で飲んでだけどおれ平気だよ!無症状!」というメッセージ。
こうやって私含め不妊治療を泣く泣く諦めている人がいる中で、感染気にせず外で飲み歩いている人もいるんだなぁ。
特に今現在妊娠中の方なんかどれだけ不安なことか。

人生で重大な決断をするということ

おこがましいけど、戦時中に思いを馳せました。子どもを抱えて防空壕に入って、「鳴き声がうるさいから殺せ」と言われた母親の気持ちを思いました。戦争中に子どもを産み育てるって、さぞかし決断の連続だったのだろう。私はその歴史から何も学ばないわけにはいかない。

想像すること

家族を増やしたいけど世界状況を鑑みて自分が選択できないこと。それが私の人生です。
こんな人生を、今も銀座で飲んでいる友人は想像してくれるだろうか。

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