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今治シティマラソン3キロ全力疾走!練習した甲斐があったよ!
10/8今治シティマラソン、お疲れさまでした。大会に携わった方々、サポートありがとうございました。
私、Satsuki(32歳女)は3キロを走りました。練習の成果はめちゃくちゃありました!納得のいく走りができて大満足です。以下、時系列に沿ってのレポートです。
●意気込み
真面目に練習をしてレースに臨むのは初めてでした。ノー練で走ったら死ぬほどしんどいのは分かってるので、ちゃんと練習したらどうなるのか?が今回のテーマ(実験内容)です。
普段から時計を見ないので、目標タイムは決めていません。今までの練習速度よりも速く走るのが目標でした。
●駐車場からスタート前まで
受付と会場が違う小学校という罠
「受付と会場は場所違うからね〜」と前日にラン友からLINEが。去年は妊婦で応援参加だったので知りませんでした。
夫も参加するし(10キロ)、運転手も務めてくれるので、時間も場所も全ての管理を夫に託しました。受付も本人じゃなくていいということで夫に任せ、車内で子供たちを見ながら朝ごはんを食べました。
車でのんびり朝ごはんを食べて過ごす
朝ごはんは、
・塩おにぎり
・魚ふりかけおにぎり
・ミニストップのクランキーチキン
・さつま芋のパイ
・マーガリンあんこコッペパン
たくさんあったから、だらだら時間かけて食べてました。走る1時間前まで食べてました。
ホテル裏の駐車場から会場までは徒歩。子供が飽きるくらいの距離は歩きます。雨がポツポツ降っていたので、本格的に降ったら顔に雨があたって走りにくいかと心配になり、帽子を取りに車に戻りました。
会場についてラン友と合流
ラン友と合流して雑談していたら、すぐ3キロの列が動き出して、慌ててウインドブレーカーを脱いで列に加わりました。
スタート前についた時点で、スタートまであと5分。靴紐を結んで、群衆の中で準備体操。普段している体操が5分弱だと分かっていたので、「間に合う…!」と落ち着いて体操。脇毛を剃ってなかったので手はあげれなかったけれど。
屈伸したら膝がポキっとしたのが、少し気になりましたが、母(58)も同じことを言っていたので「そんなもんか」と気にしないようにしました。
「さぁもうそろそろかな?」なんて母と話していたら、何の前触れもなく号砲が鳴り、周りの人達も驚いている様子でした。
●今治シティマラソン(3キロの部)、号砲!
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☆0〜0.5キロ☆
みんな、スタート直後飛ばしすぎな、!!2つ年上の姉と姉夫はスタート直後に、ぱーっと前へと飛び出して行きます。そのスピードにびっくり!
周りもどんどん自分を抜かしていくではありませんか。「えっ?こんなスピードで走ってたらばてるでしょ??」頭の中はハテナでいっぱい。
そして、お城の横で26歳年上の母に抜かれてしまい、大パニックに。母は「歩きみたいな超ゆっくりスピードで練習してる」と言っていたので、「そんな遅い人に抜かれるほど私って遅いの!?」「1人で走っているから分からなかったけど、私ってこんなに遅かったの〜!?」と心の中で半泣きに。腕時計を持ってないないので、練習も本番も自分の速さがまるで分かりません。
どんどんどんどん追い抜かされていきます。
▼この時のことを、後に母はこう語る。
「みんなワーッ!って行くからつられて走っちゃった。6分/kmくらいかな?と思って時計見たら5分/kmで驚いた。」
抜かされまくって、周りのメンツが固まってきました。(同じ速度の人たちの塊がなんとなくできてくる。)母の派手なTシャツが遠くに見えます。姉は見えません。
「母には絶対追いつく。でも、まだ飛ばせる段階じゃない。下手したら腹痛くなって死ぬ。」これがこの時点での私の判断でした。
☆0.5〜1キロ☆
練習のおかげで、500メートル走ると今日のコンディションが分かります。「今日はイケる。でもまだ始まったばかり。ほんの少しだけ速度上げてキープする。」こう思いました。
ほんの少し速度を上げたところで、母は遠く、間に10人くらい人がいます。
「私が速度を上げても、その間にも母は進んでいる。母に追いつくのは簡単なことではない。焦ってはいけない。まずは1番近い人を抜くことから。」
そう考えました。
※「スモールステップ」という言葉をご存知ですか?大きな目標までの過程を、小さく小さく実行できるくらいのサイズまで分割して、1つ1つ達成していくことで最終目標を達成するという堅実な手法です。
私はスモールステップの考え方が好きで、普段から家事も仕事もスモールステップで進めています。
「スモールステップで、まずはすぐ前の人を抜く」
1番近くの人だったら抜けそうな気がします。ここで気持ちが前向きになったと自分で感じました。
目標をすぐ前の人に設定することで、背中を見ていると10センチ…20センチ…と少しずつ近づいてることが分かります。遠い人を見てもセンチ単位の距離感は分かりません。
1人抜いたら、次のすぐ前の人。また抜いたら、次のすぐ前の人…。これを繰り返して1人ずつ抜いていきました。
☆1〜1.5キロ折り返し☆
母まであと3人くらいまで近づいた時、右車線に折り返しで戻ってきた姉夫を見つけました。姉夫はめちゃくちゃ速いです。声をかけたけど反応がイマイチでした。(ラン後に胃液を吐いていたので必死だったのでしょう。)
折り返しポイントが見えました。もう1.5キロ走ったのか!と嬉しくなりました。
「もっとスピードあげても大丈夫。」キープしていた速度をもう一段階上げました。
ここで1番感動した瞬間がやってきます。
折り返しの姉、折り返ししてる母、折り返し間近の私で綺麗な三角△ができたのです!!ドベを走っていたからこそ、みんなの位置関係が把握できました。
「姉、いたー!意外と近いぞ!抜ける!抜ける!抜ける!」
姉にはスタート直前に「産後の人に負けるわけない」って大口叩いてたんで、いつの間にか近くまで来れていて嬉しかったです。
☆1.5〜2.5キロ☆
折り返ししてわりとすぐ、母を追い抜きました。「スピード上げてくぜ〜!フッフー!」と煽ると、「どうぞどうぞ先に行ってください」と言われました。かっこつけてさらに加速します。
姉の背中を見つけ、一人一人確実に抜いていきます。そして姉に追いつき、「スピード上げてくぜ〜!フッフー!」と同様に煽っておきました。「うそぉ!抜かれたー!」みたいな事を言ってた気がします。また追い抜かれたら心が折れるので、さらに加速して、間違っても追いつこうなんて思わないように突き放します。
ラン友と一緒に大会に出るのは、刺激になって良いですよね。1人でもくもくと走るのはつまらないです。
小学生達(2キロの部)が折り返して、同じ車線を走ります。姉夫の通った時間帯だとめちゃくちゃ速い小学生だったらしいですが、私が合流した時間帯だと結構ハアハア言いながら走ってる子達でした。
急に人口密度が高くなって、若干抜きづらくなったんですが、それでも抜いていきます。どんどんスピードを上げていきます。若くてピチピチの小学生を抜くのは楽しいです。やばいアラサーです。
☆2.5〜3キロ☆
息がしんどくて死にそう。スピードを落としたい衝動に駆られました。
「でも落としたらダメ!せっかくここまで頑張ってきたのだから!もうお城の横なんだから!」
スピードが落ちないように自分でフォームをチェックします。
「頭のポジションはどうだ?あっ!ちょっと顎が上がってた!疲れると本当に顎って上がるんだ。修正、修正。」
「足は前に出せてるか?ちょっと歩幅が狭くなってるね。前にしっかり出します!」
こうやって、綺麗なフォームで走ろうと修正していたら、スピードの落ちようがありません。気持ちに意識を向けない。フォームのみに意識を向けます。
「でも、やっぱり、しんどい!」
もうフォームチェックでは誤魔化しが効かなくなりました。お城の横ってこんなに長かったっけ?
「なんでエントリーしたんだろう?3キロでこんなんなのに、愛媛マラソンなんて走れない!走りたくない!」
世はまさに大後悔時代…!!
カメラマンがカメラを向けていても、顔を取り繕う余裕なんてありません。
「ゴールまであと少しだから!今日だけ!あと数分だけ頑張って自分ー!」
泣きべそで励ましますが、心はもう完全に折れてます。立ち直れません。
小学校の前の道まで戻ってきても、しんどくって辛くって。前の人が同世代っぽかったので、勝手にライバルにしました。
「この人抜いたおかげで3位になって表彰されたら嬉しいよね?この人を抜かなかったせいで4位になって表彰逃したら勿体なくない?超悔しいよね?」
自分を奮い立たせ、最後の力を振り絞って、顔も名前も知らないライバルを追い抜きました。
そして…!
小学校に入って、とうとう体力切れ!!
腹がちょっと痛い!頑張りすぎた!
ライバルに追い抜かされ、燃え尽き、運動場の砂に足を取られながら、ぽてっぽてっ…とゴールしたのでした。
●15分59秒で完走!
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息上がりまくり。
「早く崩れ落ちたい…」
フラフラで歩く私。
チップを外す人に道を阻まれ、チップを外してもらう時間に苛立つ。(ごめんなさい。)
それくらい疲労しました。
結果は15分59秒。
5分19秒/kmですね。めちゃくちゃ速い!
確実に今までで1番速く走れています。練習してきたことは全て出し切りました。今の限界です。
●感想
しんどかったけど、本当にしんどくて心が折れたのは最後の500メートルでした。産後半年で2.5キロ走った時は、前半でもう大後悔時代に入ってたので、かなり成長を感じました。
練習して臨むマラソンは、一味違う面白さがありました。テスト勉強して臨むテストみたいな感じですね。「授業の範囲は確実に点を取り、先生がぶっ込んできた時事問題とかは勘で乗り切るしかない!」そんな感じ。
練習してもしなくても、疲労感は同じでした。顔がゆでダコのように熱くなり、目バキバキに見開いたり半目でボーっとしたりしながらハァハァ言ってました。アクエリは飲んでも飲んでも体に消えていきます。
疲れすぎて、ラン後のストレッチを忘れてしまいました。ラン後30分すぎてから思い出してやりました。30分も経つと落ち着き、汗が冷えて寒くなり、ウインドブレーカー必須でした。
翌日はバナナうんちが出ました。約1ヶ月ぶりのバナナうんちです。しんどかったけど、バナナうんちボーナスがついて嬉しかったです。今日は大会から2日後になりますが筋肉痛は来ていません。よかった。
●今後のランとnoteの更新予定
佐田岬マラソンまで約1ヶ月練習がんばります。クォーターはさすがに速度を上げていく走りはできないので、同じペースで安定して長い距離を走れるように鍛錬します。
▼エントリー▼
11月12日 佐田岬マラソン クォーター
12月3日 あかがねマラソン ハーフ
2月11日 愛媛マラソン フル
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