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6月27日(月):チームマネジメントの妙

本日はサッカーに関連した話を少しばかり。

6月は日本代表の4連戦による代表ウィークがあったので、Jリーグでは2週間ほどの中断期間がありました。

こうした中断期間を挟むと、それ以前のリーグ戦までの流れと違った展開になるチームがあります。

今回でいえば私のホームタウンでもあり、応援している湘南ベルマーレはその最たる例ですね。

前者の中断前は降格圏が定位置で17位と18位(最下位)を行き来している状況でしたが、中断明けのリーグ戦では2連勝によって順位を15位まで押し上げ、今シーズンで初めて降格圏・プレーオフ圏を脱しました。

リーグ中断の少し前あたりから復調の兆しが見えつつありましたが、非常に良い流れに変わってきたのは確かです。

シーズン序盤の3月や4月の状況を見る限り、今期は降格もやむなしと覚悟するぐらいでしたが、ここにきて少し希望が持てる展開になってきたのは嬉しい限りです。

その一方で中断期間を挟んで連敗に陥るチームもあるだけに、このあたりは監督によるチームマネジメントの妙だと思います。

特に今回のような2週間ほどの短い中断期間の場合、その間に選手の移籍などはありませんから基本的にチームの戦力自体は変わりません。

そのなかでチームが再活性化されていくのはマネジメントによるところが大きいのだと思います。

だからチームが躍動感を取り戻すように、どんなアプローチをしたのか、そこは非常に興味深いところですね。

現状の問題点をどう分析したのか、そのうえでどこに改善点を見出したのか、手を入れるべき点と入れない点をどう見極めているのか、などなど。

加えて戦術的なアプローチだけではなく、負けがこんで下向きになりがちな空気をどのように払拭してモチベートしているのか、といった点も同様です。

これらはシーズン中に外部に対してオープンになることはありませんが、監督のコメントなどを見ると、そのあたりの一端が垣間見えて面白いですね。

サッカーの場合は毎週末に試合があり、監督がチームに対してアプローチをしたことがストレートに結果へ現れてきます。

良くも悪くも無慈悲なまでに試合の勝敗、勝ち点として目に見える形でそれが提示されますからね。

負けが続けば重圧もすごいでしょうし、更迭の文字も頭をよぎるだけに監督は本当に苦しいはずです。

でも、自らのマネジメントによってチームが好転したり、それが目に見える会心の結果になった時の喜びはこのうえないものなのでしょう。

そのあたりがリーダーである監督にとっての醍醐味でもあり、チームマネジメントの妙なのだと思います。


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