見出し画像

6月7日(水):設置が広がる高齢者向けカラオケ機器「DKエルダーシステム」

先月の日経産業新聞には第一興商が手がける高齢者向けカラオケ機器「DKエルダーシステム」に関する記事がありました。

同記事によれば介護施設や公民館などを中心にしたDKエルダーシステムのレンタル事業が10年で2.5倍に伸長して好調であるとのことです。

DKエルダーシステムがどんなものなのかと思って同社のサイトを見てみましたが、想像以上にコンテンツが充実していて驚きました。

コンテンツは「音楽」「体操」「映像」「カラオケ」の4本を柱にしながら、健康維持に寄与するラインナップが豊富です。

例えば「音楽」ならリズムトレーニングや楽しく歌いながら行う口腔体操、「体操」では機能訓練の体操や国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防のコグニサイズ、「カラオケ」では採点機能や紅白歌合戦モード、イントロクイズなど実に様々です。

とりわけ介護施設でのレクリエーションの進行プログラムを自動作成してくれる点は秀逸で、職員の負担軽減にもつながって導入施設側の納得感も大きいのだろうと思われます。

カラオケの市場全体でいえば縮小傾向にあり、さらに新型コロナがそこに追い打ちをかけた格好でしたが、今回のようにある部分においては需要が伸びているんですね。

「DKエルダーシステム」のレンタル事業は従来とは異なる場所、異なる顧客対象、異なるコンテンツ、異なる使い方をすることでカラオケ市場を再活性化する余地があることを示唆しており、マーケティングの観点でも良い題材です。

また私たちはフィットネスクラブの運営事業者なので運動指導がサービスの中心ですが、先のような画面とコンテンツを活用することでいっそうアプローチの幅が広がる面もあって、そうした点でも参考になりました。

宜しければサポートお願い致します!