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9月5日(月):やっぱり習慣に帰結する

最新号(9月5日号)の日経ビジネスでは、前号に続いて日経Goodayから引用した健康に関連した記事がありました。

同記事で取り上げているのは肥満解消と大腸がんの関係性についてです。

大腸がんの前兆といえる大腸腺腫と肥満の関係はこれまでも指摘されていたとのことですが、今回の米メリーランド大学などの研究の新規性はある地点で測定した体重、またはBMIと大腸腺腫との関係だけではなく、時間経過のなかでの体重変化にともなう大腸腺腫との関係にあります。

結論から先にいえば「成人後に適正な体重を維持することが大腸腺腫とこれに続く大腸がんの予防において大切である」との指摘です。

特に20歳時点でBMIが25以上の人では、その後に減量をすることで腺腫リスクを61%も低下させることができる、とのことでした。

結論を見れば、やはり行き着くところは日常の習慣ですね。

この点は別な疾患で見えてきた知見からも同様なことを感じます。

以前にプレジデントオンラインでの心臓血管外科医の「心房細動」についてのコラムでは以下のように言及していました。

「最新の知見では、心房細動は睡眠時無呼吸症候群(SAS)、糖尿病、高尿酸血症などと関連して発症するとほぼ結論付けられています。心房細動はもはや生活習慣病のひとつとなったのです。

心房細動はかつては単独で引き起こす不整脈と思われていましたが、最近では冠動脈疾患と全く同じバックグラウンドで起こるつまり生活習慣病から起こるものが多いとされています。」

心房細動もまた、それ単体での問題ではなく、その引き金になっているのは生活習慣だということです。

本日に取り上げたケースに限らず身体に関する不調は、どれも遡っていけば習慣に帰結していくものです。

私たちが運営する小型のスクール制フィットネスでは、クラブ名に習慣を冠していますが、その理由は前述したように根本は日常の習慣にあるからこそ、健康習慣を大切にしてほしいとの意図があります。

先週の内容も同様ですが、改めて多面的に習慣の大切さ、意味づけをメッセージングしていければと思います。


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