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1月19日(木):生活習慣病ならぬ生活環境病に注意①

一昨日のNHKクローズアップ現代は「実は危ない!ニッポンの“寒すぎる”住まい」と題したものでした。

先月末には私もこちらのnoteで「快適な室温環境でケアできる血圧上昇」といったことを記したばかりですが、それと符号するような内容でしたね。

端的にいえば冬時期の室温管理について、それが下がり過ぎることで血管、循環器に対するリスクが高まるから、適切な室温管理をするような注意喚起です。

以前にも記載しましたが世界保健機関(WHO)では2018年に冬の室内最低温度を「18度以上」と強く勧告し、小さい子供や高齢者に対してはさらに暖かくするように求めています。

また英国では冬季の住宅内許容室温を18度と定めており、その理由は冬季の室内温度が18度未満で血圧上昇・循環器疾患の恐れがあり、16度未満で呼吸器系疾患への抵抗力が低下、12度以下で血圧上昇、心臓血管疾患リスクが高まる点を示唆しています。

そうしたなか、番組内で使われていて印象的だったのが本日のタイトルでもある生活環境病というワードです。

生活習慣が疾病の引き金になるのは周知の通りですが、同番組では生活環境がもたらす健康へのマイナス影響にフォーカスをしていました。

番組内で示されたデータは2つあり、ひとつは都道府県ごとのリビングの室温で、もうひとつのデータは都道府県ごとの冬季の死亡増加率でした。

そしてこれらを比較すると明確な関連性が見て取れます。

外気温だけでいえば北海道が一番寒いですが、住環境として十分な寒さ対策がされていることもあって、意外にもリビングの室温は全国都道府県の中で最も高く、冬季の死亡増加率は非常に低いものでした。

反対に外気温がそこまで寒い地域ではないけどリビングの室温が低い都道府県で冬季の死亡増加率が高く、栃木県や香川県などがその代表例です。

そうした点を踏まえると生活環境の違い、もっと言えば住環境としての室温がそのまま冬季を中心にした血管系の疾患リスクの有無につながることがわかり、生活環境病と表現したことにも合点がいきます。

エアコンの温度設定、それに付随するちょっとした工夫次第で室温は高められるようだから、私も手軽にできることから始めてみようと思います。

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