8月5日(金):目指すべきは「LOFT」なカルチャー
このところは企業文化と関連して遠藤功さんの新刊「『カルチャー』を経営のど真ん中に据える」を引き合いに自分のなかでの整理も兼ねて同書の内容と紐付けたことを記していますが、本日もその続きです。
昨日に記したカルチャー変革のための4つの条件が「戦略レベルの4本柱」だとしたときに、社員一人ひとりの意識や行動変容を促すには「戦術レベル」でのアプローチも必要だと指摘しています。
この戦術レベルのアプローチを考えるにあたっては目指すべきカルチャーと紐付いた取り組みであるのが望ましく、そこで目指すべきは組織全体が活力に満ち溢れる「LOFT」なカルチャーだとの提言です。
ここで言うところの「LOFT」とは次の4つの言葉で表現される特徴を意味した状態を指します。
●Light
身軽で気軽、軽快かつ軽妙で、フットワークのいい組織
●Open
開放的で風通しがよく、壁のない組織
●Flat
対等で上下を感じさせない仲間意識の高い組織
●Tolerant
異質を受け入れる耐性があり、受容性の高い組織
こうした要素が満たされていれば閉塞感もなく、活力のある現場だといえますね。
以前にも触れましたが、同書で挙げられていた良い組織風土と悪い組織風土の特徴は以下のようになっていますが、そこともつながってきます。
●良い組織風土の特徴
「風通しの良さ、前向き、主体的、挑戦的、楽観的、協力的、開放的」
●悪い組織風土の特徴
「風通しの悪さ、後ろ向き、受動的、消極的、悲観的、非協力的、閉鎖的」
良い特徴と悪い特徴は表裏一体でもあるので、それぞれの要素が表になるのか、裏になるのか、どちらの側に振れていくのかが重要だと言えるでしょう。
前述したLOFTなカルチャーにしていくために、同書では9つのポイントが示されているので、そちらは明日に続けます。
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