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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論605」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第18号(2005.5.25発行)「クラブビジネスインターナショナル・世界の動き」1~※名称等は当時、一部文章省略

総売上高の6割をパーソナルトレーニングで稼ぐテネシー州のクラブ
音楽の都とされるテネシー州ナッシュビル。
その南部近辺にある都市、グリーンウッドには、小規模でかつ洗練されたブティックスタイルのジムがある。
そこにはパーソナルトレーニングについて、どんな規模や営業年数のクラブでも学ぶべき点がある。

ディンバーシティークラブ(以下DCC)は1998年にフィットネスホールディングス社によって設立されたが、その業績は同社がやってきたことの価値がいかに高いかを示している。
同クラブは延床面積309坪であるが、2003年の売上高は約1億8000万円、年間客単価では20万円強に上っている。
IHRSAの調べでは延床面積が562坪(20000平方フィート)以下のクラブの場合、その平均売上高は約8400万円(DCCはこの114%増)、平均年間客単価が約6万円(同233%増)だから、その違いが歴然としていることが分かる。

昨年、さらにDCCは優れた業績を残した。
売上高は2億3100万円(28%増)、客単価は324000円(62%増)。
DCCの成功の鍵はパーソナルトレーニングにあるが、それは他のクラブではこれまで見られないものである。
クライアントとクラブの双方に劇的な結果をもたらすよう、焦点を明確にし、きめ細やかなプロセスを構築している。
そのプロセスはフィットネスホールディングスの創立者であり、経営パートナーでもあるランディ・ホーランド氏が創り上げてきたものである。
同氏は音楽業界、不動産業界、そしてフィットネス業界に精通した人物でもある。
同氏は成功の秘訣として3つの要素を挙げている。
それは「方法論」、「原理原則」、「人」である。

~ここまで~

3つの要素については、次回以降、触れますが、この数字・業績を見るだけで、その凄さが分かります。

当社小型クラブの総売上高に占めるパーソナルトレーニング比率は、日本の中では高い方だと考えられるものの、高い店舗でも25%ほどですので、その差は現状かなりあります。

また客単価も324000円にはまだまだ及ばず半分以下ですので、学ぶべきことは多くありそうです。

お読みいただきありがとうございました。

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