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2月11日(日):アジアカップを経てリスタートへ!

本日でサッカーのAFCアジアカップが閉幕をしましたので、サッカーに関連した話を少しばかり。

優勝を期待された日本がベスト8で敗退してしまったのは残念な限りですが、大会全体を振り返ってみても、誰も予想だにしなかった展開だったと思います。

前回の2022年ワールドカップにアジア予選・大陸間プレーオフを勝ち抜いてアジア代表として出場したのはイラン、サウジアラビア、日本、韓国、オーストラリアの5チームでした。(※カタールは開催国枠)

これらの国々は近年のアジアの戦いでも常に安定した力を発揮していただけに、当然ながら今回のアジアカップでも優勝争いに絡んでくると目されていました。

ただ、蓋を開けてみれば決勝に勝ち残ったのはカタールとヨルダンで、前回のW杯に出場した5チームはいずれもその前に敗退する結果となっています。

日本が敗れたという事実のみならず、前回のアジア予選を勝ち抜いたW杯出場国が1チームも決勝にたどり着けなかった現実を見ても、やはりアジアサッカー全体の底上げがなされたことは明白でしょうね。

決勝トーナメントはもちろんのこと、グループステージでもW杯出場国が楽に勝てる試合というものが減って均衡した試合が多くなったことや、決勝トーナメント以降は極端に試合間隔が短くなった大会のスケジュール感が今大会の結果に与えた影響もあったかもしれません。

日本は前回のW杯でサッカー大国に勝利したり、過去最高のFIFAランキングになったことで、これまでにない成長を遂げた実感がありました。

しかしながら、成長しているのは日本だけではなく、その期間のなかでアジアサッカーもまた長足の進歩を遂げてきたのだと思い知らされた大会です。

2026年のFIFAワールドカップからは大会のレギュレーションが変更となり、参加チーム数が48に増えるため、アジアからの出場枠も現状の「4.5」から「8.5」に拡大されます。(※「8.5=8+大陸間プレーオフ」)

そのためW杯に7大会連続で出場してきた日本のアジア予選突破は楽観視されていましたが、今回のアジアカップでベスト8敗退をした状況をふまえると、その見方も大きく変わってきますね。

W杯でベスト8以上という目標は堅持しつつも、まずは必死にアジアの戦いを勝ち抜くことが先決になりました。

今回のアジアカップ敗退は転換を図るための良い機会でしょうから、ここからの日本サッカーのリスタートに期待したいと思います。

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