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11月24日(金):書籍「不機嫌な妻 無関心な夫」から、対話が土台!

昨日は11月22日の「いい夫婦の日」から派生して夫婦の関係性、コミュニケーションに付随した書籍「不機嫌な妻 無関心な夫」を紹介しながら関連のことを記しましたが、本日もその続きをもう少しばかり。

昨今は平均寿命、健康寿命ともに延伸する傾向にありますが、それはイコールで夫婦がともに過ごすトータルの時間が長くなることを意味するので、夫婦の関係性もまたこれまで以上に大事になっていくことでしょう。

書籍内では「夫婦関係」を「健康」に見立てて類似性を説明している箇所もあり、健康産業に従事している自分にとっては「体が資本、健康がいちばん。夫婦が基本、夫婦仲がいちばん。」とのフレーズは理解しやすかったですね。

長い人生の間では心身の健康も一本調子で絶好調というわけにはいかないように、夫婦関係もまた時に風邪をひいたりすることもあるから、その時々でメンテナンスをしながら夫婦仲をより良いものにしていくことが大事になってきます。

同書の副題が「うまくいっている夫婦の話し方」となっていて、本文でも「夫婦とは関係であり、夫婦仲とは日々のコミュニケーション」だと触れていたように、関係をつくっていく根幹は互いの意思疎通となる会話だと思います。

最近は結婚する夫婦の3組に1組が離婚、時間でいえば2分に1件のペースで離婚が生じている、といった記事も目にしますが、離婚の理由としてよく耳にするのが「価値観の相違」です。

今回の書籍でもそのあたりのことに触れており、ポイントは価値観の違いではなく、きちんと話し合えるかどうかであると言及していました。

なぜなら、価値観の異なる男女間でもうまくいっている夫婦もたくさんあって、その違いを分かつものは価値観の違いそのものではなく、違いが生じたときにそのギャップが「埋まる・埋まらない」、「すり合わせができる・できない」であるとしています。

この点は首肯するばかりですね。

夫婦とはいえ、それぞれが別人格の人間で、まったく異なる家庭で生まれ育ち、違った経験や考え方をしてきた2人なのだから、すべてがキレイに一致することのほうがレアケースです。

だから両者の間に違いがあるのが半ば前提であって、そこにどのように橋を架けていくのかが大事になってきます。

それゆえ互いの考えをすり合わせるための対話が不可欠で、前述した「夫婦仲とは日々のコミュニケーション」に帰結しますね。

結婚14年目となった我が家では時間を経るごとに相互理解が深まっている実感をもてていますが、その土台になっているのは対話に他ならないと思います。

些細な話から相談ごと、真面目な話まで、いつでも何でも話をすることができるし、何かあっても対話を通じて良い方向へ進んでいけるとの感覚をもてているのが大きいですね。

書籍の巻末には「夫婦は何もせずにうまくいくことなんてない」との一文がありましたが、ここにすべてが凝縮されている気がします。

長い時間をともにする夫婦であるからこそ「このぐらいはいいかな」といった適当さ、甘えも出てしまうわけですが、改めて日常のなかでの小さな気遣いや何気ない会話を大切にしていこうと思えた本書に感謝です。

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