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小学生のサッカー戦術#5 フォーメーションの分類

小学生の8人制サッカーの戦術について、小学生にも分かるように紹介していきます。(小学生の息子たちへの説明も兼ねて。)戦術を考えることは未来を考えること。

上のリンクの記事では、相手のフォーメーションで見るポイントを紹介しました。今回は、フォーメーションの分類の話です。

問題 10秒で考える

問題です。下の図の3つのフォーメーションの見て、それぞれの違いを考えてください。どれも、バック3人、ハーフ3人、フォワード1人の331というならびです。

時間は10秒。

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どうでしょう。10秒は短いと思うかもしれませんが、フォーメーションの違いはわかりましたか?

実は、この3つのフォーメーションの違いを知ることで、8人制のフォーメーションは、ほとんど分類できてしまいます。

フォーメーションの分類

それでは、分類の説明です。下の図のようにすると、すぐにわかります。

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上の図は、サイドと真ん中をわけた図です。グレーで塗った部分がサイド、白い部分がセンターです。

同じ331のフォーメーションでもサイドにいる人数が違いますね。このサイドの人数の違いでフォーメーションを分類します。

1番上は、右サイドに2人と左サイドに2人で、計4人。

2番目は、右サイドに1人と左サイドに1人で、計2人。

3番目はサイドに0人です。

この分類はかんたんですが、これを知っておくと、いろんなフォーメーションをすぐに見分けることができるようになります。

毛の量が多いと強い

前回、紹介した、毛の話を思い出してください。

毛の量が少ないと、その部分は防御力が下がります。毛が薄くなることは自然現象です。自分でハゲている人は、まれです。

でも、フォーメーションは、そういう髪型を自分たちで選んでいるのです。選んでいるからには、自分のフォーメーションの強みと、弱みを知っていなくてはいけません。

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サイドに毛が多いか、センターに毛が多いかは、そのままその人の強みと、弱みを表しています。

フォーメーションの強みと弱み

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この上のフォーメーションでは、サイドに2人ずついます。つまり、サイドの守備や攻撃が強く、センターの守備や攻撃が弱いのです。サイド重視のフォーメーションです。

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このフォーメーションは、サイドに1人ずつなので、センターの守備や攻撃が強くなっています。センター重視のフォーメーションです。

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このフォーメーションは、サイドに人がいません。超センター重視のフォーメーションです。

髪型と同じで、フォーメーションの分類は、そのままフォーメーションの強みと弱みを表しています。

でも相手がいる

フォーメーションの分類は分かってもらえたと思います。でも注意がひつようです。相手のフォーメーションによって、自分のフォーメーションの強みと弱みが反対になってしまう時があるのです。

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上の図では、赤チームがセンター重視、青チームが超センター重視のフォーメーションです。

この場合、赤は、サイドの人数で青に勝っていますが、反対にセンターの人数で負けています。

赤はセンター重視ですが、超センター重視を相手にした時には、サイドが強みになり、センターが弱みになります。


フォーメーションの分類で、強みと弱みが分かったと思いますが、その強みと弱みが相手によって変わるということも、おぼえておいてください。


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