見出し画像

【67】飛行機が嫌いなのです!

もはや恒例なのかもしれない。わたしの○○嫌いシリーズ。

記念すべき第3回は、わたしが大嫌いな「飛行機に乗ること」です。

わたしはとにかく飛行機に乗るのが大嫌いです。出来ることなら残りの人生で一度も乗りたくない。友人と旅行の話になったときに、もし「海外へ行こう」とか「沖縄に行こう」とか言われると、急激に気分が下がります。

ああ、飛行機乗るのね。なら、わたしは行かない。

本気でそれを口にできるほどには、わたしは飛行機が嫌いです。

ちなみに、あれ、この人釧路に移住したいって言ってなかったっけ?北海道って飛行機だよね?とお思いのそこのあなた。

問題ありません。本州と北海道は新幹線で繋がっています。時間をかければ陸路で行けるのでなんの問題もありません。

少し前置きが長くなりましたが、今回のテーマはわたしが飛行機を忌み嫌う理由について投稿していきます。

❄︎❄︎❄︎

今回はわたしが飛行機が嫌いな理由を5つ紹介していくのですが、その前に、わたしと飛行機について軽くお話しします(なんか馴れ初め紹介みたい)。

ごく普通の家庭で生まれ育ったわたしですが、両親が年に一度くらいのペースで家族旅行に連れて行ってくれました。

子供のころから北海道や大分に連れて行ってくれたので、そのころから飛行機に乗る機会はちょくちょくありました。

また、大学生、社会人になっても飛行機に乗りました。中にはヨーロッパ(フィンランドやスイス)にも行ったことがあるので、その時は12時間くらいのフライトもありました。

今でも当時のことを思い出すと、恐怖が身体を支配していきます。乗るたびに、これが最後、次は絶対に乗らないという気持ちで乗っていました。

そんなわたしの恐怖の理由を5つまとめてみましたので、よかったら読んでみてください(ちなみに飛行機を見るのは嫌いじゃないです)。

❄︎❄︎❄︎

①ふわっとする感覚が大嫌い

※これだけで2,400文字あるので読む方は覚悟して読んでください

飛行機嫌いの約8割くらいをこの理由が占めています(冗談抜きにしてこの理由で10,000文字を余裕に書けそう。今回はだいぶ圧縮しますが)。

飛行機に乗ったことがある人ならわかると思うのですが、飛行機に乗っていると急にふわっとする感覚に襲われることがあると思います。

急上昇したり、急降下したりするときに感じるあれです。ジェットコースターでも感じるらしいですね(ご察しの通り、わたしはジェットコースターにも乗れません)。

わたしはこの感覚が本当に苦手で、少しでも浮遊感を感じると心臓のバクバクがとても激しくなって、手汗が止まらなくなります。

なんか不快感がすごいんですよね。身体全体が悲鳴を上げている感じです。

気分が落ち着かなくなって、誰かと一緒でもずっと無言になります。嫌だ、逃げたいみたいなパニックにもなります。身体全体が恐怖に支配されるのです。

急降下に比べて急上昇は多少マシなのですが、そのふたつはだいたいセットですから。上がれば下がります。

嫌いがゆえに、かもしれないですが、わたしはこの浮遊感を感じる感覚が人よりもだいぶ敏感らしく、他の人がなんとも思わないような少しの浮遊感でも感じとってしまうのです。

百歩譲って、いつ浮遊感を感じるのか、が分かれば多少はマシなのかもしれないのですが、飛行機では完全ランダムに起こります。そう、いつなんどきこの浮遊感に襲われるのかわからないのです。

だから、フライト中はずっと落ち着かない。いつ揺れるんだ、ってビクビクしてます。

あ、でも、離陸と着陸で感じる浮遊感はわかりやすいですよね。わたしはこれらの瞬間も基本的に大嫌いです。だって死ぬほど身体にGがかかるんですもの。なんですかあれ、ただの拷問ですよね。

ちなみにわたしは離陸より着陸の方が5,000倍くらいマシだと思っています。だって離陸は今から地獄の時間が始まるんですから。着陸は無事に降りてくれれば終了ですし、ああ、やっと終わるっていう開放感もあります。

余談ですが・・・。わたしは経験したことないのですが、何かしらの理由で安全に着陸できないとパイロットが判断した場合は、降りる予定の空港の周りをぐるぐる旋回するみたいです。安全に着陸できるまで上空で待機するわけです。また、着陸体制に入って、車輪を出して、滑走路までさあ降り立つよ!ってときに風の影響などで安全に着陸できないと判断されると、ゴーアラウンドといって、着陸やり直しとなり、急上昇してもう一度着陸体制に入ったり、しばらく無理そうだと判断されれば、上空をぐるぐる回って待機します。

安全を考えれば必要なことですし、乗客の命を預かっているパイロットが判断したことではあるのですが、わたしはそんな事態に陥ったら失神する自信まである。。。

すみません、話を戻します。

離陸が嫌いだと言いましたが、飛行機に乗り込んで、滑走路まで向かうあの時間も本当に地獄。本当に早く殺してくれ!って思っています。前に香港経由でスイスに向かった時、香港空港で飛行機に乗り込んで、離陸するまでの滑走路に到着するまで20分くらいかかりましたよ!!ずーっと、ぐわんぐわん広い空港の道路走ってるんですよ!本当に死ぬかと思った!!!長すぎる!!

あと、離陸する直前、滑走路についたら一瞬とまるあの時間はなに(国際線はあまりないかも)!!焦らされて、はっと思ったら、急スピードで離陸に移る。あのとんでもない爆音と同時にロケットスタートして、体が座席に押し付けられるようなGも大嫌い!すごい爆速で、タイヤで、コンクリートの路面を走るからぐわんぐわん揺れるし。

極め付けは離陸する瞬間に感じるGです!!機首を上げて機体全体が上向きになったとき。最初は機体が傾いただけで、あれ?意外と平気じゃんと思うのですが、その1秒後。滑走路から離れると同時に、お尻が座席に叩きつけられるような感覚。身体全体が重たく感じられるとともに、身体全体を駆け巡る気持ち悪い感覚。

絶望のはじまりです。あと、このぐわーんっていう上昇が一瞬おさまってマイナスG(下降するときのG)を感じる時も地味に嫌いです!!あの瞬間めっちゃ気持ち悪くないですか!?

やばい、本当に書き始めると止まらない。いくらでもエピソードありますから。ちょっと冷静になりますね。

浮遊感が嫌いだと言いました。そしてそんなわたしは敏感に感じ取ってしまう。そして浮遊感がいつ起こるかわからないから嫌いなのだと。

あの内臓が浮かされるような奇妙な感じ。乱気流に巻き込まれた時なんかは、飛行機で借りれるタオルケットを握り締めるのですが、手汗でびっしょびしょになってました。

あと、こんな感じなので、わたしは基本的に飛行機で寝れません。映画を見ていても集中できないので見れません。

フィンランドに行った時は多少寝れたのですが、スイスに行った時は一睡もできませんでした(12時間強のフライト)。寝ようとすると多少の浮遊感でドキッとしてしまい、寝れないのです。

ずっと心の中で祈っています。揺れないで、って。

最悪真横に揺れる分には良い。縦には揺れないで、って。

まあ、願いって全然通じないものなんですけど。

わたしは子供の頃からもともと浮遊感が苦手だったのに、この浮遊感嫌い、飛行機嫌いにダメ押しをした出来事がありました。ハワイに行った時の話です。もういよいよ着陸体制に入るよーっていう時にそれは起こりました。

天候は晴れ。大きな雲もない。わたしは中学生ながら、これならゆるやかに着陸できそうだなと思いました。ようやくハワイかあと。

イヤホンから流れてくるのは松任谷由実の「君をのせて」。

やさしーさにー。つーつまーれたのはー。

優雅だなあ。あ、シートベルト着用のサインが点いた。着陸体制かあ。と思ったその時。

どん!と地面が競り上がってくるような感覚。まるで座っているときの膝が頭にくっついてくるような勢い。

その瞬間理解しました。めっちゃ急上昇してる、と。

約5秒間くらい急上昇していました。機内からは子供や女性の悲鳴が聞こえていて、わたしの心臓もどきどきが止まりませんでした。イヤホンから流れていた松任谷由実も、もうわたしには聞こえません。

そして、落ち着いた、と思ったら、今度は内臓が内側から競り上がってくる感覚。

これは、落ちてる!

8秒間くらい一気に急降下。またもや機内からは大悲鳴。わたしはあまりの急展開に気がついたら目を瞑っていました。

フリーフォールって乗ったらこんな感じなのか。突然の急上昇・急降下はわたしにトラウマを植え付けるのに十分すぎました。

旅行中もそのことをずっと思い返していたし、帰りのフライトのことをずっと考えていました。

今でも当時のことを鮮明に思い出せるくらいにはわたしのトラウマです。

まだまだ書きたいことは山のようにありますが、これがわたしの飛行機が嫌いな理由の8割です。

なので、わたしは飛行機に二度と乗りたくないのです。

②絶対に逃げられないという状況が無理

二つ目は絶対に逃げられないという精神的な問題です。

だいたいの乗り物って最悪の事態が起こってもなんとか逃げられますよね?

車ならドア開けて飛び降りれる。電車なら窓ガラス叩き割って飛び降りれる。船なら海へ飛び降りれる(ちょっと何言ってるかわかんないかもしれないですが許して)

でも、飛行機ってどうしようもないんですよ。

一度飛んだら、もう一度降り立つまで逃げられないんですよ。

窓ガラス割っても、上空10,000mですしね。あとは落ちて死ぬだけですから。なんなら窓ガラスも絶対に割れない。

その絶対に逃げられない、っていう環境が落ち着かないんです。

ちょっとパニックになるのです。

一回、パニックになるのを防止するために心療内科で精神安定剤をもらったことがあるくらいです。

かなり軽い部類の薬だったらしいですが、なんかうまいこと効いた気がします。そのときはなんとか寝れました。

そのくらい、落ち着かないのです。

③空に浮かんでいるという感覚が苦手

当たり前のことですが、飛行機は空を飛んでいます。

その、空を飛んでいる、という感覚が落ち着かないのです。

わたしは地に足をつけていたい民族なので、出来るだけ高いところには行きたく無いし、地面にへばりついていたいのです。

高層ビルとかもあまり好きじゃありません。一時期マンションの8階に住んでいたことがあるのですが、それでも落ち着かなかったです。

地面から遠いところにいるのが落ち着かなくて、早く引っ越したいなあって思ってたくらいですね。ギリギリセーフと言ったところでした。

観覧車は恐怖心を感じますが、ギリセーフです。ロープウェイは結構怖いのであまり乗りたくありません。

はい、高所恐怖症ってやつです。

そのため、空をぷかぷか飛んでいる飛行機なんてもってのほか。

地面から離れてるし、高いとこ飛ぶし、本当に落ち着かないです。

あまりにも高度になると高すぎて高所の恐怖は薄れるのですが、空を飛んでいるというその事実が落ち着かないのでダメですね。

ずーっと、緊張してます。

④飛行機がどのような挙動を起こすかわからない

これまで触れてきたことにもなるのですが、飛行機って突然どんな動きをするのかわからないんですよね。

っていうのも車の場合は、基本、道の上を走ります。タイヤと道路の接している面を動いていくので基本的には平らです。

左右にクネクネしたり、登り坂、下り坂のときは行く先の道が見えているので、ああ、この先登るなあとか、下るなあ、とかがわかります。

この先どうなるかわかっていると、その先の覚悟が出来ます。

でも、飛行機には道路なんてありません。

もちろんある程度決められた航空路はあると思いますが、道路の上を走るわけでは無いので、この先どう進むかなんてわかりません。

しかも、空に浮いているので、上昇と降下がふいに訪れます。

あと3秒後にちょっと上昇してー。というのが無いのです。

だからめちゃくちゃ怖いのです。

もし、自分で飛行機を操縦して、自分の意思で左右の旋回、上昇、下降を操作できたら、多少は恐怖心が和らぐと思うのです。

降下するときに、降下するよってわかっていれば覚悟が出来ますから。

でもそんなことは出来ません。

その上、飛行機は気流の影響をとても受けます。

なので、パイロットの方々にも予期できないふいの乱降下は考えられます。

もちろん、ただ乱降下することで墜落することはほとんどありません。

でも、わたしはこれまで書いてきた①〜③の理由でとても落ち着かなくなります。

なので、巡航中はたとえシートベルトサインが消えていても、ずっと落ち着かないのです。

❄︎❄︎❄︎

前に調べたところ、飛行機は前側の中心部にある座席が1番揺れづらいらしいです。左右に旋回する時も、両窓側は翼に近い位置なので傾く角度も大きくなりますが、中央は窓側ほどではないので、多少はマシです。

あと、離陸の際の浮遊感も前側の方がマシらしいです。逆に後ろの方はよりふわっと感じやすいらしいです。

なのでわたしは、前側中央を死守します。

一つデメリットがあるとしたら、外の様子が見えないので、今どうなってるかわからないことですかね。

窓際にいたら、翼が見れるのでどれだけ機体を傾けて旋回しているか分かるのですが、中央は全く見えませんからね。

見える恐怖を選ぶか、見えない恐怖を選ぶか。

究極の選択ですね。

⑤落ちたらどうなるんだろうという恐怖

これは全飛行機嫌いの方共通だと思います。

もし今乗っている飛行機に何かしらのトラブルが発生して墜落したらどうしよう。

飛行機に乗っている時間の7割くらいはこれ考えてますね、本当に。

もちろん、飛行機が世界一事故の少ない乗り物であることは知っています。

ごくまれに飛行機事故のニュースが報道されますが、墜落する事故なんてめったに起こりません。確率的に言えば、2億4300万分の1程度だそうです(宝くじ一等の当選確率はおよそ1億分の1)。

確率的な話はわかってるんです。安全な乗り物であることも重々承知しております。

それでも、墜落したときのイメージが強すぎるのです。

空中で何かあれば、墜落するまでの数分間は地獄の時間なんだろうなあとか。いらんことを考えてしまうわけです。

実際に墜落するとなると途中で気絶してしまうケースも多いらしいですが、着陸直前での墜落だと意識を保ったままのこともあると思います。

そのときの状況を想像してしまって、どうも落ち着かないのです。

車の事故なら、もし事故にあっても怪我で済むケースがあると思いますが、飛行機の墜落となるとほぼ助からない。このイメージも強いのだと思います。

ほぼ助からないっていうのが怖いんですよね。しかも墜落ともなると、絶対にふらふらしながら堕ちていくから急降下のふわっと感を凄く味わいそうだし。

考えるだけでもよくない。

なので、巡航中は常に祈っています。

頼むから堕ちないでくれえええ、と。

❄︎❄︎❄︎

以上、5点がわたしの飛行機が嫌いな理由でした!

近々飛行機に乗られる方がいらっしゃいましたらすみません。飛行機は世界一安全な乗り物です。勝手にわたしが怖がって嫌いになっているだけです。

そして、わたしと同じ飛行機嫌いの方。同士として、これだけ嫌いなやつもいるんだよと覚えてもらって、ともに強く支え合っていけたらな、と思います。

願わくばもう乗りたくない。

でも海外旅行はすきです。

なんてジレンマなんでしょう。

<余談:飛行機で何をしているのか>
ずっと地図見てます。フライトルートが見えるあれ。あと、飛行機の高度とか巡航スピードとか見えるあれ。スイス行った時は本当に12時間ずっとあれ見てました。

わたしレベルになると、地形で揺れやすい場所とかもわかるんですよ・・・(天候はまた別)

これも語り出すと本当に止まらないので自重します。

どうでも良い話が長くなって申し訳ございませんでしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

みなさんは飛行機好きですか?

それでは今日はこの辺で。

雪白真冬



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?