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肩関節の相転移

おやようございます。難しい題名で書いてしまいました。
実は私、工業大学を卒業した理系の人間です。なので物理学的なワードはけっこう好きです笑笑
相転移。間違っていたらすいません。状態が変わるということですね。
例えば、氷の温度が上がっていくと融点で水に変わります。これもそうかと思います。そういう意味で、肩関節の動きを書きたいと思います。

肩のこと

4つ足歩行から二足歩行になって、上肢を自由に使うようになったというのは、有名な話。まだ前脚を着きながら生活しているゴリラとは違う使い方をしています。ものを投げたりする動作も、ヒトと同じようには投げません。

https://ja.wikipedia.org/より引用

実際、こんな関節の動きをするクライアントがいました。
下垂位から挙上位になるときに、不自然な関節運動を見て取れます。

専門的な話

これからは文献的考察です。
図は、信原克哉: 肩 その機能と臨床 第4版,医学書院
から引用しています。
下垂位から挙上になるとき、上腕骨を吊り下げた状態から、
臼蓋の上に載せる関節へ移行します。
冒頭で話した「相転移」
ここで起こっていると思っています。
徒手で動かすにもその現象を把握して動かさないと、
相が変わらず、肩甲骨を過剰に動かして代償するような”腕の上げ方”を
誘発してしまうことになります。
臼蓋と骨頭が接触する場所は、

信原克哉: 肩 その機能と臨床 第4版,医学書院

関節の動きでこんな関節内の作用点が違う。

信原克哉: 肩 その機能と臨床 第4版,医学書院

機能的な運動軸は前に傾いているので、解剖学的軸とは違うんですよ

信原克哉: 肩 その機能と臨床 第4版,医学書院

徒手で操作するときの参考になれば。
詳しくは、臨床力アップ塾で!


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