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育つぶ〜『ランドセルを買いにメーカー直営店へ』

息子くんも来年は小学生。
時が経つのは早いものです。

そして日本の小学生の必須アイテムと言えば、ランドセル。

先週ようやく、よ・う・や・く… 購入できました。

ランドセル購入戦線は、思いのほか早い

こんなに力を込めて言うには理由があります。
息子くん、ランドセルに関してはずーーっと興味がありませんでした。
自分のことじゃないくらいの態度でした。

妻が言っても、大好きなばぁばが言っても、
まるで嫌いな食べ物を目の前にしているかのように
目も合わせようとしてくれませんでした。

ランドセルは、今時は夏に購入されているようですね。
お盆に帰省した孫におじいちゃん、おばあちゃんが買ってあげるという構図のようです。

秋口になれば種類がだんだん減っていって、
選べる範囲が狭くなるということです。

選べないなら仕方ないと思うのですが、
こどもにしてみればそれでいいというわけにもいかないでしょう。
例えそれが、自分が興味を示さなかったせいだとしても。

ランドセルを直に見せてみる

「実際にモノを見たら、少しは興味持ってくれるかもね。」

そう思い、まず近くのイトーヨーカドー見に行ってみました。

そこで息子くんが一番興味がひかれたのは
イトーヨーカドーのランドセルのコマーシャル。

普段NHKやEテレしか見ない我が家。
息子くんにとってテレビコマーシャルは目新しかったのでしょう。

ランドセルのコマーシャルなのでそれで興味が沸けばいいのですが、
実際のランドセルには目もくれず、でした。


一回ですぐにうまくいくことはないだろうと思っていたので、
次の週末にまた売り場に行き、その次も、というように、
息子くんにランドセルの意識づけを頑張りました。

メーカーのパンフレットも取り寄せ、どれがいい?と
息子くんに尋ねたりもしてみました。


しかし…

息子くんの我関せず状態は相変わらずでした。


それならメーカー直営のランドセル売り場へ

どうしたものかと思っていると、
メーカー直営店ならもっと種類がたくさんあって、直に触れるから
(ヨーカドーはビニールがかかってて色とかがよく分からない)
そこに行こうと妻が提案してきてくれました。

セイバンかフィットちゃんの中から選ぼうと思っていたので、
両方の直営店がある池袋へ向かいました。

まずはフィットちゃんの直営店へ。
意外とこじんまりしたお店。
Apple Storeみたいな感じでランドセルが展示してあるのかと
勝手に想像してたみたいです。アホなパパですね。

入学式に来た親のような装いの店員さんが
すぐに声をかけてきてくれました。

パパはすぐに寄ってくる店員は大の苦手。
早速相談を始める妻を横目に、パパは店内をうろついていました。

息子くんはというと、妻と一緒に店員さんの話を聞いてるではありませんか⁉︎

どうした?
何が起こったんだ?

しかしこれはチャンスかも。
匂いを嗅ぎとったパパも話に加わり、
息子くんにいくつかランドセルを背負わせてみました。

大人3人から「どう?」と聞かれても
どう返していいのか分からなそうな表情の息子くん。
確かに初めて背負うんだからなんとも言いようがないよね。

でも、息子くんが気に入ったものを選んでほしかったので、

「これとコレなら、どっちがカッコいい?」

二択で絞りこむ作戦を採りました。

目に見える特徴を伝えてあげながら、気に入った方を選んでいく息子くん。
でも実は細部が違うだけで、大きなフォームとしては数種類しかありません。

背負ってみて、鏡を見て、店員さんにもどっちがカッコいい?
と聞かれると、照れながら指をさして選ぶ息子くん。

側から見ても気分が盛り上がっている様子。
これは決めにいくしかないとパパは悟りました。

ランドセルごとに細かい違いはあるのでしょうけど、
明らかに背負いにくいとかなければ
そこまで全部見る必要もないだろうと思い、
一番のお気に入りが絞れたところで、尋ねました。

「これにする?」

息子くんは、ちょっとはにかんだ表情で首を縦に振ってくれたので、
それに決定。
購入しました。

「早っ」(by 妻)

優しい店員さんのおかげ

それにしても、ランドセルにまったく興味の「きょ」の字も示さなかった
息子くんでしたが、なんで一気に興味モードになったのか?

息子くんは接客してくれた店員さんのことが気になっていたのです
(あくまで予想)。

普段も、スーパーのレジ係にお気に入りの人がいます。
レジに行こうとすると、その人の姿を探してはそこに並ばされます。

その時と同じ匂いを感じ取りました。

確かに笑顔が素敵な店員さんで、優しく接してくれました。
この人がオススメしてくれるなら、ボクも真剣に選んでみよう。
こんな感じでしょうか。
将来女性の誘惑に惑わされないように…

妻と、いつになったらランドセルが買えるのか心配していたので
店員さんに感謝しています。

これからが生産になるので、手に入るのは遅くとも来年の1月です。

息子くんはゲンキンなもので

「早くランドセル来ないかなぁ〜」

ウキウキしたまま池袋を後にしました。




ある父親とひとり息子の毎日を描いています。 息子の行動や発言に気づきを覚えたことをテーマに、 父親として子育てに取り組む姿を見ていただければ嬉しいです。