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『琥珀の夏』読了したよ。

私が学生の時から読んでいる小説家の、辻村深月先生の『琥珀の夏』を読みました。(ネタバレ無し)

主人公の法子がかつて、サマースクールで一週間行っていた『ミライの学校』、世間からカルト集団と言われている場所からこどもの白骨死体が発見されるという所から物語が動き出します。
この本をあらすじから、もう私はワクワクしてすぐに買いました。カルトに白骨死体にサマースクール、ワクワクですね!

今作はサマースクールに行っていた主人公の子供時代と弁護士時代で別れているのですが、どちらも心が揺さぶられました。内気な主人公の感情表現がとても繊細に、リアルに描かれています。
辻村深月先生の作品は忘れていた学生の頃の痛みを思い出させてくれます……。

親子のエゴ、純粋さや幸せについて思いながら読んでいました。552ページと長めの小説ですがサラサラと読みやすくて面白かったです🍙