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【詞】恋の終わりに

バスが君を乗せて、闇に溶けてく

思ったよりも、足取りは軽く

別れた以上、僕は恋が冷めちゃうタチで

この終わった関係にも、未練はないはず

 

心占めるのは

腹立つとか、悲しいとか、まあそれもあるけど、

それより溢れてやまないんだ、虚しさ

 

例えば、気持ちトキメクよーな、ラブソング

頭ん中じゃ、「主演・僕と君」の劇が繰り広げられてきた

でも今からは、一体誰にあてはめて聴けばいいんだろう? 

とかそんな感じ

 

貰ったものを、押し入れにしまってる

ポーチのコアラは相変わらず、

無機質な黒い目で、見つめ返してくる

変わったのは、僕に対する、贈り主の感情

……知るわけないか……

 

もうマフラーがないと、やってけない季節だ

付き合いだしたのは、去年のこの時期さ

 

窓開け、冷たい風浴びよう

星一つない夜空を見上げながらでも

少しだけひたらせてくれ、思い出に

駆け巡ってく、輝きの少ないメモリー

あの空みたいだ

それでもいいんだ

 

涙が枯れ、苛立ちや自己嫌悪はおさまっていくけれど

今も心に漂い続けるのは、虚しさ

 

いつかの君に褒められたこと、バカみたく続けてきた

更なる高みを目指し、闘志なんか燃やしちゃって……

でも明日からは、一体何をモチベーションにすればいいんだろう?

 

言っとくけど

「嘘でも、愛してるって言ってくれ」なんて全く思っちゃいない、

ただ、こんな素っ気ない僕を、たまには思い出してくれ

理由がたとえ、憎しみでも嘲りでも構わないから

 

これでおあいこだろう?

#詞 #創作 #作詞 #lylics   #詩


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