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日本サッカーの原点

カタールて行われている、サッカーW杯。
日本が、優勝候補にも名を連ねる強豪国のドイツスペインを破り、決勝トーナメント進出を決めました!

(出典:スポニチ)

「三苫の1mm」
この執念のプレーが決勝点を呼びましたが、この1点が無ければ、日本は得失点差で決勝進出をドイツに譲るという、ギリギリの闘いの中でつかみ取った勝利!

堂安の、自分を信じ続ける強い心
三苫の、最後まであきらめない心

2人の魂のプレーに、50年程前に日本を沸かせたドラマを思い出しました。

東京五輪を4年後に控えた1960年。
当時アジア最弱といわれたサッカー日本代表チーム強化のため招聘されたのが、
ドイツのクラマー氏
今も「日本サッカーの父」と称される彼は、「グラウンドはサッカーだけをやる所ではない。人間としての修練の場である」という信念のもと、技術・戦術の指導以上に選手たちに精神力の重要性を説き続け、
「大和魂を見せろ」
を口癖に、あきらめない心・折れない心を強化していきました。

高い指導力と熱い思いは、選手たちの心に火を点け、
「クラマーのために闘う」
と臨んだ東京五輪では、初のベスト8進出

1968年のメキシコ五輪では、
エース釜本(得点王を獲得)や杉山らの活躍で快進撃を見せ、
3位決定戦で開催国メキシコを破り、
見事銅メダルに輝きました。

アジア初の快挙を支えたクラマーは、
銅メダルを獲得した試合後、
目の前に広がる光景に愕然
とします…。

ロッカールームに引き上げてきた選手たちは、勝利に歓喜することもなく、
全員がその場に倒れ込み立ち上がれませんでした。
文字通り全力を出し切った選手たちは、
立っている力すら一滴も残っていなかったのです。
ドイツナショナルチームの指導者であったクラマーですら、こんな姿は見たことがなく、
そこに「大和魂」を見た〝泣かない男”クラマーは、初めて人目もはばからず泣きました

人の心を動かすのも、自分自身を動かすのも強い「思い」であり、それは50年たった今も変わっていない。
今回のワールドカップでの日本選手の活躍を見ながら、改めて感じました。

ドーハの悲劇、コスタリカ戦の敗戦…
数々の苦難と、たくさんの悔しい思いを乗り越え、ここまで来た日本代表チーム。
感動をありがとう。
勇気をありがとう。

成功は人の表面を飾り、
失敗は人の心を豊かにする。
たくさん失敗しなさい。

  サッカー日本代表:長友 佑都 の祖母

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