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事業復活支援金を目の当たりにしてDXという立ち位置が確立するのだろうかとの憧憬の日々

こんにちは!さまよえるDXじいさんの

山川です。

「事業復活支援金支援金というのが始まるようなので、その時はお願いできますか」と大変うれしいことにお客様からお声がけを戴きました。2021年の11月22日。今は何も決まっていないどころか、裏付けとなる補正予算案も決まっていない状況で、このようなメールを戴いたことで、僕も細々と行政書士の仕事続けてよかったなぁと、お客様をはじめ支えていただいた周りの皆様に対し感謝しています。

つね日頃、SNSで僕は行政書士の仕事に関係することは、明確な意図も無いままに、つれづれなるがままといった発信は控えているのだけど、今日だけは、どうしても話したくなった僕はきっとまだまだ軸がぶれているのだろうなと反省しています。でもとても嬉しいことでした。

事業復活支援金がどんなものかというのを説明するのがこの記事の本意ではありません。が、どうやら持続化給付金や一時支援金のスキームを「流用」することになるのでしょうね。もしそうなると、この国の仕組みは何だかなぁと、ちょっとがっかり感が僕のまわりに漂ってしまいます。そんなことは、きっと所管の官庁の方が一番思っているのかも知れないというのは、質の悪いブラックジョークとして、とても素敵になりたつかもと。

さて今、国威をあげてデジタルシフトを進めているのは疑うところはない事実です。DXで創出する便利な世界をみんなが期待しています。デジタル化によって逆に何か不便な事や面倒なことになるのは、絶対に皆んな嫌なんだ。あたりまえの事を何でいう。

システム設計する人は年寄りではない。おそらく年寄りのおっくうになる気持ちだったり、例えばおぼえたくてもほんの少し前に出てきた単語なんだっけ、しかもカタカナ、3文字略語で混乱して覚えきれない。

だれもそんなことは気にもかけてくれないんだ。あたりまえ。だって本気で考えていないし、年をとることがどんな事態となるか、わからないもん。年取ってからきっと後悔するよ。因果応報なんだな。

マイナンバーカードがなぜ普及できなかったのか誰も調べていないもん。どんだけ年寄りにめんどうなことか、聞いてみろよ。それで、もし調べていたら公開しておくれよ。マイナポイントをもらうのも、どれだけ面倒な手続きなのか自分でやってみたら分かるのにね。政を行う方も執行する方も、きっと自分では決してやらないのだろうな。

DXの定義とは。いろんなベンダーの商談もあいまって、定義は百花繚乱のごとく魑魅魍魎、曖昧模糊。ポジショントークの乱立。説明を真に受けて聞いていると混乱の極み。

本当はDXは、きわめてシンプルです。

この世の現実の事象をデジタル化するのがデジタライゼーション。デジタル化した大森貝塚のしじみ貝のごとく膨大なデータ(ビッグデータ)をAIで分析して、分析した結果という新たな価値を付けて現実の世界にフィードバックするという単純明快なものがDXの正体なんです。

コロナ禍により、これまで何度も給付金の申請を行ってきた僕たち。数多くの苛立ち。問い合わせの電話。つながらない。解決しない。一体この仕組みは何だろうねという現実に対峙して右往左往。それはデジタル化の世界の流れのなかで本当に考えて実現した結果なのだろうかという釈然しない疑問文をつけたままに。

お宝は手元にあるんだ。青い鳥は必ず身近にいるよ。利用しようよ。コールセンターには、貝塚のごとく問合せ、意見要望が積もり積もっているじゃないか。僕もいっぱい問合せしたよ。「通話品質の向上」のための録音してるのでしょう。喉から手が出るようなお宝データじゃぁないか。名前や電話番号を聞いているでしょ。

クラウド上にさまようメタデータ。good morning, our data!もっと申請が便利になるために活用してほしい。分析してほしいな。せめてQ&Aに反映してほしいな。次の制度設計に活用しようよ。顧客オリエンテッドだな。こういうステップでシステムを改善していくことが、私たちが望むところのDXがめざす世界ではないでしょうか。

入札制度がゆえに、これまでの仕組みで蓄えたデータが他事業者が採択されたことで、0となってしまうのでは、もったいない。でもこれは、参加事業者の意識の問題。一方で入札結果で、毎回同じ絵柄の同じやり方の(スキームだって)申請サイト、つまり同じ事業者。これで過去のユーザの意見が反映されるだろうかという疑問。多くの場合これまでと同じやり方の踏襲。面倒な機能はきっと搭載しないし出来ないと思います。でしょ。だって僕だってきっとそうするもん。時間ないから。面倒で費用かかるから。したがいこういったことは制度設計の課題。

これまで数多くの不満を目の当たりにしてきました。そして心のなかで何も変わらないのだったら、再構築しなければならないのはどなたでしょうかねと。

僕が言うまでもなく、申請が開始された後に、みんながため息のつくような事態に、ふたたび直面することが無いように、神様にお願いするばかり。神無月は先月でしたからね。きっと大丈夫なんだ。


デジタルトランスフォーメーションへの道のりは長くて、僕たちも敬虔な態度で学ぶところは数多くあります。しかし黒船来港のごとく、ある日突然と奇妙なものがやってきて、これまでのルールや市場を変えてしまうのはオセロのごとく。

デジタルトランスフォーメーションの実現にむけて、たとえそれが、つづら折りの果てなき道程であっても、けっして奢らず怠らず、子供たちの未来が楽しく豊かな未来になりますようにと願いををこめて、推進される方には物申したい。















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