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オレゴン大学生時代

FIRST TRACKのトシです。高校まで日本(田舎育ち)で、大学をアメリカのオレゴン大学に進学しました。高校は進学校だったため、周りの友達も日本の大学に進学するためスポーツより勉強する時間の方が圧倒的に多かったです。僕も毎日塾に通って受験勉強に明け暮れていたイチ高校生でした。ご縁もあって両親が出会った場所でもあるオレゴン大学に留学に行くことに決めました。なぜ留学したかというと、自分ならではの経験がしたい、スポーツ業界で働きたい。と思いながら学生時代を過ごしていたこと、それがオレゴン大学でフィジカルコーチ(S&C)を目指す動機となったのです。直感に従い、勢いだけで留学を決意したわけですが、アメリカの大学で観たもの、経験したこと、そして感じたこと。全て尊いものでした。オレゴンの大学での経験を通して、アメリカの大学でスポーツ(僕の場合はスポーツ科学)を学ぶということの価値をこの記事では綴りたいと思います。


●授業

当たり前ですが、授業は全て英語。授業では、プレゼンしたり、Essayを書いたり、テスト勉強のために図書館に朝まで過ごしたり、家より図書館にいる時間の方が長かった時期もありました。大学に入るより卒業する方が難しいと聞いていましたが本当にその通りでした。僕が所属していた学部(Human Physiology)は、Pre-Medといって医学学校を志望している学生がほとんどで、留学生は僕だけでした。幸いにも、僕だけが留学生のため授業を担当している教授は覚えてくれ、心なしか僕に優しく教えてくれたことを覚えています。
アメリカの大学には、Student-Athletes という言葉が存在します。アスリートである前に、勉強をすることが本業の学生であるということです。アスリートのセカンドキャリアを前提にした教育システムは日本も模倣するべきだと思いました。これについてはまたの機会に触れます。

授業風景

●クラブ活動

ウエイトリフティング 部に所属してました。オレゴン大学のアスリートのほとんどは、クリーンとジャークがウエイトのプログラムに入っていました。ウエイトリフティングの技術を指導できるようにならなければならない。そのためには、まずは自分でできないといけない。そうした経緯でウエイトリフティング部に所属して、週に5回重たい重量のついたバーベルと向き合っていました。

ウエイトリフティング部 

●インターン

学生時代インターンシップでは、さまざまなインターンを経験させてもらいました。主にスポーツに携われることは色々とやっていました。アスリートのウエイトの見学、リカバリーエリアでスムージーをつくったり、陸上の大会の売店でレジ打ちしたり、できそうなことは全てやりました。その中でもアスリートのウエイトの見学は、フィジカルコーチとしての原点です。陸上部、テニス部、サッカー部、野球部、ホッケー部 多様なスポーツの見学をさせてもらいました。ここで学んだことは、数々ありますがスポーツの特異性というものを一番に学べました。スポーツによって求められる身体的能力や身体的需要は違ういうこと。トレーニングについて、右も左もわからない自分でしたが、見学していると、オレゴン大学の学生にはオリンピアンもいたり、母国を離れてスポーツをするためにきている留学生のアスリートもいたり、そんなアスリートとコミュニケーションとりながらトレーニングを見学できたことは貴重な財産となりました。

陸上部ウエイト風景

●研究室

バイオメカニクス(動作解析)の研究室で、大学院(PhD)の方のアシスタントとして、モーションキャプチャーを使った動作解析の研究のお手伝いをしておりました。主には、実験のお手伝いをしながら、解析処理をおこなっておりました。論文の査読や、研究のノウハウなどこの研究室で学べました。

バイオメカニクス研究室
大学院生

●テニス部

学校のコートでテニス(実は10年以上テニスをしていました)をしていると、女子テニス部のコーチの目にとまり、女子テニス部(全米の大学ランク当時20位代)のヒッティングパートナーをやってくれないかと声をかけてくれました。彼女たちのヒッティングパートナーとして練習相手になる傍ら、彼女たちが普段どういったトレーニングも間近で見ることができ有意義な時間でした。オランダ人や、インド人、インターナショナルなチームでスポーツで繋がる国際交流もあるのだなと感じたことも覚えています。

女子テニス部

●バイト

留学生は、基本的にはお金を稼ぐことは認められていません。ですが学校内の敷地内であればバイトをしても良いルールがあり、お小遣い程度ですが英語で仕事をするという経験のためにバイトをしておりました。

◆パーソナルトレーナー
オレゴン大学のジムで、学生相手にパーソナルトレーニングをしていました。今思えば、自分のコーチングのキャリアはここから始まりました。アメリカ人や中国人の学生にトレーニングを教えていました。知識も経験もない中で、さらには英語で指導する。チャレンジングな環境が成長させてくれたなと。

オレゴン大学ジム

◆テニスコーチ
テニスのトレーニングキャンプに参加したり、子供相手や、学生相手にテニスを教えていました。

●その他 

オレゴン大学は、ナイキが誕生した大学ということもありナイキから多大な支援を受けています。大学でもプロスポーツ並みの盛り上がりとお金が動きます。
EUGENEは、文化として、スポーツがあり、TRACK TOWNとも呼ばれるほど、陸上が地元に根付き生活の一部です。そんな、EUGENEにいるといろんなことが身近にあります。その一部を紹介します。

◆スポーツが身近

Basket Ball Game

◆アスリートと身近

オレゴン大学OBの10種競技のオリンピック金メダリスト Aston Eaton 夫妻
陸上部の選手に誕生日を祝ってもらった時

◆動物が身近

オレゴン大学 マスコット Duck
オレゴン大学のマスコットでもあるアヒルの親子

THIS is EUGENE.

EUGENE 
Track Town

ほんの一部ですが、オレゴン大学でたくさんのことを経験させてもらいました。
オレゴン大学では学ぶ、成長できる、機会がたくさんありました。【自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ】というリクルートの江副社長の言葉があるように、後先考えず、行動を常に起こすこと、NIKEの街で学生をしていたためかJUST DO ITのスピリットが若かりし僕に宿ったのかもしれません。

このNoteを書くために、過去の写真を漁っていると履歴書も出てきました。せっかくなのでこちらもペタリ。

Resume
Resume

12月、FIRST TRACKの五味と佐橋とEugeneに行きます。
また現地での様子もお届けしたいと思います。お楽しみに。

FIRST TRACK
和田俊明

公式LINE
INSTAGRAM:
@first_track_training


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