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ランナーは背屈じゃないと損!!

背屈とは何か? 

背屈とは足関節の角度が小さい状態、足のつま先を足の甲に曲げる動作のことをいいます。ランナーにとって地面との唯一の接点は、足になります。足を介して、身体全体で出力された力が足に伝達され、進行方向とは逆の力を地面に加えることで、推進力となり走るという動作になります。


接地局面において背屈で接地をすることは重要になってきます。加えて、接地以外でもランニングサイクルにおいて、背屈をしたまま遊脚をスイングすることも大事になってきます。

中・長距離の現場にいて背屈が過小評価されているようにも感じます。短距離の指導者の中では、"つま先を上げろ”といったキューイングをだされている監督・コーチの方は多いように感じますが、中・長距離ではあまり聞きません。はやく走るということは、効率的にエネルギーを使いながら走るということにも言い換えれることができると思います。

では、足関節の背屈を固定させたままを走ることでどういったメリットがあるのか解説していきたいと思います。

1つ目は、足首が背屈の状態が解剖学的に一番安定しているポジションとなります。主導筋の収縮と拮抗筋が弛緩が協調して働いてくれることにより安定したポジションとなってくれます。関節が安定したポジションで負荷がかかることにより、主導筋と拮抗筋が共収縮してくれることにより、動的な安定性がより強固になります。よって、大きな力がかかる接地局面において背屈することで、安定した接地ができるということになります。

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