ゲームで見る野球シーズン2020⑤ー指標(数字遊び)ー
はじめに
セイバーメトリクスは日本でも浸透。私も少しずつ勉強しながら付き合い方を考えているところ。
ということでプロスピでプレーした2020シーズンをセイバー指標を用いて振り返っていきたい。
本来はWARなどを計算できたらいいが、そもそもそこまでデータは取得できないし、元よりゲームサイドが表示する数字がそもそもWARみたいなものであり、守備範囲もUZRのようにランク付けされているので、ゲームで指標を計算するというのはナンセンスのよう。
ただ、野球というのは結構波があるもので、その年選手が残した成績が能力そのものを全て反映しているとは言えない。
なので、指標を使うことで一年間のその選手が残した実績だけは図れる。なるべく詳しい指標になるべく指標を選択し、複数計算したので、それを使っていきたい。
リーグ順位
セ・パ共に二位とはゲーム差の開いた優勝となった。Bクラスに沈んだチームを見れば大きく負け越しており、来年優勝争いできる様相もない。
投打成績
貧打に喘ぐ楽天、爆発的に打つオリックスの構図。その他四チームは差こそあれど、許容範囲だろうか。
全体的にリーグ順位通り。阪神と横浜はこれでは勝ちようがない。一番打ったヤクルトが優勝したという自然な数字に。
何を算出したか
ではセイバーメトリクス指標で私が何を算出したか。
wRC+(wOBA)
FIP
OPS+(ロッテの200打席到達選手のみ)
特にwRC+は凄く大変だった。。。パークファクターがわからない以上、簡易的なものにはなるのだが、その辺は言葉で補完しながら説明できればいいかと思う。
算出方法
wRC+を算出するためには、まずwOBAを求めなければならない。このwOBAの目的方が複雑なのでwRC+は流行らないわけだが、この度計算してみた。
ただ、その計算には係数が必要で、シーズンごとに数字は異なってくる。
日本でよく聞くDELTAの計算式が上記のもの。非常に複雑だが、言いたいことは簡単で、それぞれのイベントに対する価値を統計上のデータに合わせただけである。四球と単打であれば、単打の方が価値があると言っているだけで、WARなんかよりもよっぽどわかりやすい。
このイベントの前に書いてある数字が大事であり、またシーズンごとによってリーグごとに変わってくるのである。
wOBAは出塁率にスケールが合わされているようなので、.330くらいが平均となればよいらしい。ということで私が使用した計算式はこう。
盗塁や三塁打を重視する計算式のwOBA(Speed)を採用。プレイヤーが操作する千葉ロッテが四球を出さない、かつCPUが仕様上プレイヤーに対して死球を出さない(出しにくい)事から、四球の価値を上げ、死球の価値を下げた。結果、パ・リーグ平均wOBAが0.317471、パ・リーグ平均wOBAが0.319484となった。出塁率ベースにするには若干低いが、これでも修正を加えた結果で許してもらいたい。
盗塁を記録するのは賛否がわかれそうだが、プロスピ2015というゲームは比較的盗塁成功率が高めであることから、逆に盗塁死を記録した場合のマイナスが大きくなる。こういった事情を反映させるため盗塁を項目に入れるwOBAを採用した。
wRC+はこの計算した個人のwOBAをいじるだけ。
本来はこのwOBAはパークファクター補正を入れる必要があるが、それはデータが取れないので行わず、補正を加えないwRC+を求めている。
式内の1.24という数字は年毎に変わる数字ではあるものの、ネット上でよく見た1.24という数字を利用させてもらった。
数字の使用方法
加えてこの指標を計算したのはオリジナル選手に限った。この分析が意味を持つものになるのかやってみなきゃわからないが、オリジナル選手の把握はリーグバランス維持のために必要なのだ。
ペナントモードを回すにあたって、私は自分が操作するチームがただ勝つだけでなく、他の11球団がそれぞれ優勝を目指せるチーム構成に持っていく事も重要視している。やはりその際はチームの足りない点をオリジナル選手を持って補うようにせねばならぬ。
というわけで、ロッテ以外の十一球団に配った選手たちの貢献度を図っていく。
パ・リーグ六位/楽天
チーム防御率3.98・チーム打率.248・チームOPS.636
リーグの中で上位に位置する投手陣を擁しながら悲惨な打力で最下位となった楽天。ここ数年Bクラスに低迷する楽天をどうすれば救えるのか。
楽天・投手
全選手負けが込み、苦しいチーム状況を表している。特にコールやカーショウは負け越した。QS率は高い水準を維持しながらこの勝ち星だとやっているのがきつくなる。
田中将大は226奪三振の投球で11敗なので、WARばかり積んだような成績となっている。
この三投手のFIPは順に3.13・3.59・4.53となったが、意外とカーショウの数字が悪くなった。これは面白い。被弾数が上がっているものと思われる。
先発の柱である田中は、加入初年度こそ酷い数字に終わったが翌年から本領発揮。三年連続二桁勝利と200奪三振を達成。支配的な投球は続けている。
今季は負け越しと散々だったゲリット・コール。スパイダータックが使えなくなったんかいな、というくらい勝てなくなっているのが面白い(という感想)。今年は投手としての数字自体は戻しているので打線が打てば。
プロスピ初年度からチームを支えてきた絶対的エース。成績の波はありながら最低限の仕事はこなしてきている。
楽天・野手
全試合に出場したレンドンと広島から強奪してきたフリーマンは安定した成績。半面ゲレーロJRの数字は寂しい。
ゲームのCPUは面白い動きをするもので、ベリンジャーを市場にほっぽり出したと思えば、ゲレーロJRがいるのにフリーマンを獲得したりする。ただ今年で言えばその選択は間違っていなかったようだ。
外国人枠を撤廃していないので、オカルトレベルで勝てないカーショウか絶望的に打たないゲレーロを使うという枠の使い方をしている。
そもそも、プロスピ2015発売当時の楽天打線はべらぼうに弱く。これは外国人やベテランが退団するにつれ深刻になってしまう。
以上が補強三人の攻撃力。平均以下のゲレーロでは補強になっていない。他二人は強力だったが楽天打線はこの二人をもってしてもダメということなのだろう。2022年度の鈴木誠也のwRC+が100ちょいなので、レンドンとフリーマンの成績は相当ではある。
2019シーズンの成績まで巻き返せば楽天も可能性がある。
選手をつくる者として、フリーマンらしい成績のフリーマンが作れて幸栄。
正直補強の仕様がないけれども、楽天は外野手が貧弱なので(島内などいないに等しい)外野手を入れてみるのも手。
パ・リーグ五位/ソフトバンク
チーム防御率4.30・チーム打率.259・チームOPS.680
防御率、打率共に五位と救いようがなかった選手層。
ソフトバンク・投手
最優秀防御率に輝いたルイス・カスティーヨが一人奮闘。200奪三振トリオが組まれているのにこの数字ってどういうこと?
FIPはダルビッシュ3.75・クエト3.69・カスティーヨ3.04と悪くなく、本拠地が広い時代のヤフオクということを加味しても十分な成績。
コントロールがちょっと悪いようだがこれだけ球種があって何故打たれるのか。ソフトバンクの守備の悪さが影響している可能性はある。
常に投球回を超える奪三振数を誇る剛腕。箱庭からヤフオクに職場を変えたのに成績が下がるというのはやっぱり、守備が悪いのか??
カスティーヨが2020シーズンが一年目。圧巻のk/bb:5.00を記録し、ここまで圧倒的なら守備の影響もなさそう。
ソフトバンク・野手
球場の状況を差し引いてもバエズは不味い数字。現実世界と同様に劣化したのか不調なのか。得点圏打率が参考になる時代でもなくなってきたが、二割を切ってしまうと扱いに困る。
バエズのwRC+は75。パークファクターを反映したとしてもしんどい数字。これまではヤフオクを出れば20本打てる、のような言い訳もできたが言い訳の効かない数字。プロスピは三振持ちに厳しいなあ。
こちらは変わって本領発揮のケーテル・マルテ。今年度のwRC+は140でパークファクターを加えれば平均的打者の1.5倍の攻撃力はあったのではなかろうか。外国人枠を撤廃する方針にするならば、もう一人バエズに代われるような野手を補強し、マルテとのアベックを組みたい。
パ・リーグ四位/日本ハム
チーム防御率4.25・チーム打率.274・チームOPS.688
西川や荻野をはじめ広いグラウンドを走力でかき乱す打線を持ち、大谷上沢と安定感のある先発が控える日本ハム。今期はアメリカから宮西が帰ってきて優勝を目指すシーズンだった。ただチームはプレーオフまでギリギリの三位。
その理由がこれでわかれば嬉しいが・・・
ソフトバンク・投手
ストラスバーグは見事奪三振王に輝いた。k/bbが7を超えておりどの面から見てもエースである。フェルナンデスの方も負け越しはしたものの数値上悪いところがない。
FIPに関してもストラスバーグが3.29、フェルナンデスも3.12を記録した。被弾数の違いがこのFIPを生み出しているようだ。何はともあれ、圧倒的な二人であることは変わらない。
2019シーズンは怪我による離脱があったがそのほかのシーズンは完走。驚異の奪三振率は正確無比なコントロールによるもの。変わりなく来年以降もエースでいられそうだ。
勝星は確かにグラグラしているが安定した成績。WHIPが1.00を切る年度が二回もある。
ソフトバンク・野手
デンバーを下山して札幌へ行ったルメイヒューはホームランだけ見れば寂しい数字。しかし打率は常に三割を打ちチームにとって欠かせない存在。
オデュベル・ヘレーラは打撃成績以上に守備での貢献度が大きい。
札幌ドームが広い事を利用してツーベースを広角に打ち分けるプレースタイル。球場補正無しのwRC+は118で、打者地獄の中チームの主軸であり続ける。この選手がいればチームが弱いわけがない。
ロッテでプレーしながら彼のセンター守備には何度も阻まれた。鉄砲肩もリーグ屈指で幾度も刺されている。近年は怪我がちだが広いフィールドをフランチャイズとするチームにおいてこの走力と守備力は必要戦力。wRC+も116を記録しており、少ない打数ながらチームに貢献している。
振り返っても物足りないところを補強するには外国人枠を撤廃しなければならないか。投手よりも打線のテコ入れが優先なようだが二人とも明確な穴ではない。
パ・リーグ三位/西武
チーム防御率4.45・チーム打率.268・チームOPS.721
日本人でも谷元をFAで獲得するなどCPUは頑張っているが改善されなかったようだ。パクストン退団後デグロームを入れたので少しはましになったと思ったのだが・・・
西武・投手
19勝は立派な数字。防御率2.65も打高リーグの中では合格点だろう。FIP3.38は予想よりも高くついたが許容範囲となる。
二年続けて投球回は195回をクリア。圧倒的な球威による省エネ投球で球数を減らしていったか。惑星最高の投手にしてはちょっと能力は物足りないがそれでも出した成績は立派である。彼が一人で西武を押し上げた。
西武・野手
セスペデスが牧場の罠に引っかかる事もなく、往年の実力を発揮し続けている。アルビーズの成績が物足りないのは申し訳ないが、リンドーアとかアルビーズみたいに両打で30本打つセカンドなんてプロスピで作れるわけがない(投げやり)。
併用で起用されながら2019年、フルで出場。先述したようにホームランはそこまで増えていないが攻守でチームに貢献している。今シーズンのwRC+149はオリジナル選手の中でも上位。アルビーズがセスペデスの前にいるのがこのチームの形。
トップレベルの守備力で一軍定着。キケヘルナンデスとの併用が続いていたが、今年は一年ショートのレギュラーを務めた。いい成績とは言えないが、ある意味尖った成績がゲームで出せたことはなんだか嬉しい。
wRC+は101で微プラス。三振が少なく選球眼もよかった。
ソフトバンクで三年間リーグトップの外野手としてありつづけ、西武へと移籍。2018年こそ調子を落としたものの、今年も30本と150打点を突破した。30盗塁には届かなかったがリーグでナンバーワンの選手かもしれない。wRC+も178に届き、平均的な打者の1.8倍の攻撃力だった。西武打線の攻撃力はセスペデスあってのものだろう。
オリックスがいるのでどうも隠れてしまうがチームOPS.721は外国人の力。
パ・リーグ二位/オリックス
防御率4.16・打率.287・OPS.751
自操作しているロッテのOPS.746を上回るオリックス。防御率を何とかすれば優勝が狙える。
オリックス・投手
バーランダーの加入が5月9日と管理人の私が手を入れるのが遅れ、18試合の登板に終わった。四月からいれば順位も変わったかもしれない。
外野手のフアン・ソトが怪我で離脱したタイミングでヘイダーをいれたが、思ったよりも交換が出なかった。
オリックス・野手
カブレラがとんでもない成績を残した。これまで見てきた中で一番の成績である。CPUが出す成績としても五本の指には入る。
後はアレナドとソトが怪我をせず一年で続けた場合の数字が知りたい。バーランダーをエースに固定すれば2020よりは成績が上がるはず。優勝候補筆頭になりそうだ。
セントルイスに行っても安定していた本物のように、デンバーから下山しても大阪で打ちまくるノーラン・アレナド。今期wRC+181は見事な数字。四球も53個選んだ。
二年連続でソトらしい成績。見る限りではレフト方向へ流す打球も多く、柔軟な打撃を重ねた結果。二番から五番まで幅広く務めたが来期はどの打順になるか。
デトロイトの英雄はプロスピを始めた2015当初からオリックスの大黒柱。成績をご覧いただくとわかるように三冠王に複数回成っている。
ソトのwRC+が179でカブレラに至っては199。アレナドと三人合わせて五人分以上の攻撃力?という感じ。wRC+199というのは2022年度の現実村上宗隆くらいの傑出度であり、他五チームに居ないレベルの打者が三人いるような打線である。そら打たれるわという感じ。
外国人枠を取っ払うのが一番差が詰まりそうなのだが、そうしてしまうとオリックスが馬鹿みたいに強くなりそうだし、オリジナル選手の人数に格差を設けるのも癪なのだ。
楽天の打者、ソフトバンクの打者、西武の投手を強化しながら、後は調子の良しあしやめぐりあわせだろう。
セ・リーグ六位/横浜ベイスターズ
防御率5.33・打率.245・OPS.660
全ての成績において最下位だった投打成績。どこから手を付けたらいいのかわからない成績である。
横浜・投手
最優秀防御率のタイトルを獲得。QS率が驚異の92.6%。
チーム初年度からいる大エース、フェリックス・ヘルナンデス。2015年のQS率100%はもう破られることが無いというか理論上破れないというか想像しがたい数字。FIP2.74と指標上も安定しており、今年もエースの活躍だった。ただ、打撃陣で元よりいる外国人選手ユリ・グリエルの不調が長引いたこともあって勝ち星が伸びず。結果エースの奮闘も歯車を回すことがかなわなかったか。グリエルが稼働しないとなれば、投手を一人増やすことも検討できる。
横浜・野手
インシアーテはグリエルの不調によって一軍へ。
タティスとベッツはやはり今年も活躍してくれた。
ベッツらしい安定感も、、いや、ちょっと現実世界のベッツは打ちすぎだろうよ。ボーリングも上手いしなんでも出来るベッツだが、横浜でもライトを定位置に頑張っている。2019がゲームによる上振れでないことを来季証明してほしい。
長打、出塁率共にタティスらしい。28本が最多なのは現実と比べたら少ないようだが、個人的にはこのくらいの成績を上げられる選手を作った感じなので満足はしている。
チーム事情も変わってスタートから出られそうなのだが、その点がどうか。投手をもう一人加えるのか、インシアーテとは別の野手を加えるのかは考えどころになる。
球場補正を入れるとここから下がりそうなものの、大いなる貢献度。タティスとベッツの二人体制は厚いので、どうにか横浜はきっかけを掴みたいのだが。
セ・リーグ五位/中日
チーム防御率4.25・チーム打率.258・チームOPS.705
チーム打率はそこそこも防御率が落ち込んだのが原因。しかし紹介するメンツを見ればどう補強すればよいか。
中日・投手
ルイス・セベリーノ、その人が中日のエース。サンディ・アルカンタラの退団後エースになったのがセベリーノである。223個は最多奪三振。
FIP2.26を記録した今季。エースとしては十分すぎる活躍でもう自分ではどうしようもないみたいな気持ちではないだろうか。
確かに7敗したがどうして7敗もするのだろうか・・・?
中日・野手
ベリンジャーの怪我が痛かった。後から補強したのが出てきた当初の能力で作られたイジョンフだったので穴を埋められず。
キャリアハイを叩くもチームは五位。ツインズなど比べ物にならないほどどうしようもないチームである。流石のクラッチで95打点あげたのにである。2015年から中日のショートを守るコレアはチームの顔。
中日が低迷したのは主に途中で離脱したこいつのせい。wRC+は打席数が少ないにもかかわらず174を出し、いかに離脱が痛かったか。ナゴヤドームを本拠地にしてこの長打力なのだから。
黒羽根をしつこく正捕手にしてしまうCPUの中である程度は出場できている。打力もなんか現役時代と似つかわしい。
wRC+はコレア127・モリーナ88・李政厚75と微妙なところだが、すべては+174のベリンジャーが怪我したせいである。
セ・リーグ四位/阪神タイガース
チーム防御率4.47・チーム打率.255・チームOPS.677
さて、四位に終わった阪神だがこちらも出来る限りの補強は行っている。後は外国人枠の問題か日本人選手の問題だろう。
阪神・投手
先発のクリス・セールの退団は痛いが、ブルペンは強化。申し分ないのでは?
2020年は95イニング消化と獅子奮迅。こんなに強くなるとは思ってもいなかった。ボストン時代よりもいいのでは、という。
リベロのFIPは2.82、田澤のFIPは3.09。ともに合格点であり、文句が無い。先発の強化がいるかもしれないが、藤浪を強奪した代わりに涌井あげたしなあ。
阪神・野手
この陣容を揃えてもチームOPSはリーグ二位。ソフトバンクから本多とってるしもうなんとかせえやという気持ちです。
ジャレッド・ダイソンはこのチームのリードオフ。理想的な一番打者で守備走塁込みでかなりチームに貢献していそうだ。
昨年度から加入。打点の多さもそうだが打線にいてくれると安心。
御覧のようにリーグ平均以上の打力を持った選手が三人もいる。これでチーム打率が上がらないのは、補強で何とかなる問題でもなさそう。マット・マートンは確かに日本人登録となったが、長打力にかけ守備も不安なため、その恩恵は受けにくそうだ。
セ・リーグ三位/広島東洋カープ
チーム防御率4.10・チーム打率.272・チームOPS.734
防御率はトップ、打率は二位と大健闘。
広島・投手
広島は投手は一名のみ。長年チームを支えてきたレスターのみだ。今期はレスターとしても上出来のシーズンで前田健太と二人でローテを回していった。
成績は上下激しい。チームが上位に食い込む際はいつも力になった印象。頼れるエースなのでまた来年も広島で投げてほしい。
広島・野手
プイグの成績は下降気味だがストーリーが本領発揮。ボストン移籍当時のストーリーはゲームでも不甲斐ない成績を出していて、どこまでリンクするのだろうかと思ったほどだった。
wRC+は125。OPSはそこまでではないが盗塁数が効いたか。74個の四球に30本の二塁打と主軸の責任を果たした。
キューバの大砲も現実世界ではもはや落ちぶれどこで野球をやっているのか。夢のキューバドリームチームに居てほしかった選手だが、その夢はゲーム内でしか叶わない。
ホームランこそコンスタントに打つのだが確実性に課題。プイグをうまく再現できていると満足。むらっけのある選手も結構魅力で、このような粘土成績が並ぶのもまた一興。
広島のオリジナル選手は以上の三人。少し再建のような動きをしてみた。一年回すことによって、広島に足りない部分がわかると思ったからである。戦力は足りていないはずなのだが三位まで滑り込み、ポテンシャルのあるチームだとわかった。丸佳浩の活躍次第のようなところもあるし、何時プイグが壊れるかわからないので外野を補強するのも良し。中継ぎ投手を補強するのも悪くなさそう。
セ・リーグ二位/巨人
チーム防御率4.26・チーム打率.256・チームOPS.716
チーム打率が低迷した巨人。優勝したヤクルトとの差は打線なのだろうと予想がつくデータは出ているものの、打線の補強はガッツリやっているわけだしどうしたものか。
巨人・投手
岩隈ももう年だがローテ級の投球を続け、新しく加入しているブリットンも合格点か。
メジャーで今やオワコン化したブリットンも、全盛期はこんな感じだったでしょう。本当はもっと圧倒的な数字が欲しい。
よくこれだけ勝てると思うし、抑えられると思う。このゲームはコントロールも重要なファクターなようだ。
現在現実世界でもパワーボーラーが重用されるようになっているが、それと同じくらいコントロールも大切なのだろう。岩隈がまだ投げている間に優勝したい。
巨人・野手
チームの打撃成績が一位じゃないのがちゃんちゃらおかしい補強。それぞれが自分の実力をフルに出し、見事な打線を形成しているのだが。
ドジャースでまだ打っていた頃のマンシーを参考に作られた能力で、巨人をけん引する打者の一人。
二番か三番を務めることが多かった三年間。本来の一番に仕事場を来季は移してみてもよいかも。2019年のような成績を期待して能力は設定してあるので別に今期が悪いわけでなくとも、理想はまだ上の方にある。
毎年二塁打も量産し長打という意味では右に出る者がいない打者。投高のきらいがあるプロスピ2015というゲームにおいてリーグの打者レベルを引き上げている一人でもある。普通こんな奴がいれば優勝する。
セ・リーグ優勝/ヤクルト
チーム防御率4.38・チーム打率.276・チームOPS.742
セ界の火薬庫らしく、リーグで一番打ちまくった結果の優勝。現実世界のヤクルトさんは投手陣の改善が大きかったが、こちらの世界ではとにかく打った。
ヤクルト・投手
エディソン・ボルケス流出に合わせて補強した先発投手。
今やドジャース、そしてメキシコのエースとなったが作った当時はそんなことになるとも思っていなかったのでこの能力と成績。神宮を本拠地にしていることも加味して、まあ悪くはないか。
ヤクルト・野手
イエリッチがまた今期も頑張ったがそれ以外の補強選手の成績はそこまで。ヤクルト打線の強みは山田哲人でありバレンティンであり中村悠平なのだということがなんとなくうっすらと浮かんでくる・・・
ちょっと足が速すぎて本塁打が無いのがアレなのだが、ヤクルトの選手だ
し入れてみた。
4月に補強。バレンティンの日本人登録によるもの。思ったよりも成績が出なかったのが悔しい。
外国人投手が減ったことで出番が増えてきた。ヤクルトにエスコバーがやってきたのでこちらもエスコバーを入れてみたが、残してほしかった成績を残している。帰国後ナショナルズでプレーしていたエスコバーのような成績に落ち着くことが出来た。
初年度から外野の一角を任されてきた存在。現実世界におけるMVPイエリッチにもどうしようもないイエリッチにも似つかわしくない成績だが、OPS800を超えてくる打棒はチームの軸となる。
エスコバーが本来の力を発揮したこともヤクルト躍進の理由だろう。ショートの守備でも貢献し、走攻守で高いレベルを維持した上での96試合出場である。
補強選手が実力を出し切れない場合を除けば、やはり日本人登録の選手にかかっていると言える。ヤクルトは2015年に現実世界でも優勝しているわけで、その優勝を支えるメンバーがプロスピにもいるということ。ゲームの性質上、バレンティンも雄平もなかなか衰えないのが他球団にとっては厄介だ。
横浜ベイスターズは補強でどうにかなる点が見つかったが、他のチームは上積みするだけでは優勝できないかもしれない。
ベストナイン選考について
↑2019シーズンでは守備指標の考察をした。今回はベストナイン選考について考えてみる。
パ・リーグセカンドのベストナインは西武のアルビーズ。ロッテの中村奨吾はだめだったのだろうか。
啖呵を切ってみたがあかんかったわ。プロスピに優勝補正なんてものはないんやね。
それではロッテの横田慎太郎はなぜベストナインに入れないのか?
張志豪のwRC+は201。シーズン最高打率を記録したので理解できる。セスペデスのwRC+は178。確かに敵わない?
そこで盗塁王西川遥輝との戦いになるだろうか。
頑張って計算したwRC+ではまあ下回るが失敗6回のみという盗塁数が物をいう。これじゃあしゃあないわ。
やっぱり指標は正しいし、人間の感覚も正しいわ。
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