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外の世界

なじみの美容師さんとのもっぱらの会話は、ネットフリックスで自分が観て良かったと思う映画やドラマを紹介し合うことになっている。

ひとしきりお互いのオススメを言い合った後、その美容師さんが「数年前までレンタルショップでDVDを借りて、期限までに返却するということをしていたなんて信じられないですねぇ」と言われて、ハッとした。
その時はそれが当たり前だと信じて疑わなかったことが、時間が経つとありえないことに変わっていく。

テクノロジーの進展がベースにあると思うのだけど、サービスも時代が求めるカタチに変化していかなければ淘汰されていくということだろう。

借り手がいなくなるレンタルショップが繰り出す打開策としてはどんなことが考えられるかなんてことを2人でわちゃわちゃ言い合い、そして全く違う方向に話がそれて別の話題へと移っていく。

その美容師さんは最近、今の美容室(会社)の従業員を辞めて、個人事業主として業務委託で働き始めたばかりだ。

サービスも働き方も目の前の出来事として変わってきていることをあらためて実感した。

自分の周囲だけの狭い視野で物事を完結させていては、本当に取り残されてしまう。

美容室にいる1時間は僕にとって貴重な学びの場になっている。