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地域活動をすること

先日、僕が住んでいる自治会主催の夏祭りがあった。

僕は単身赴任する前は自治会の理事を2年ほどやっていたこともあって、その大変さをわかっているので、こちらに戻ってきてからは、参加できるイベントがあれば、当日できる範囲で準備や後片づけに参加するようにしている。

自分はまだ仕事を持つ現役世代なので、仕事勤めを終えた60代、70代の先輩方が活動の中心になるのだけれど、最近は協力してくれる40代、50代の次世代のメンバーもそれなりに増えて、組織がうまく融合しはじめていると感じている。

今回の夏祭りでの僕の担当は焼きそば作りで、ひたすら炭をひいた鉄板の上で作り続けたので、オーバーではなくペットボトル一本分は汗をかいたのではないかというぐらい汗だくとなった。
これはさすがに先輩方がやるには危険すぎる作業だなんて思いながら、周りを見渡すと先輩方は先輩方でそれぞれの持ち場で一生懸命に働く姿がそこかしこにあり、頭が下がる思いがした。

ただただ地域のために汗をかく。

中々できるようでできないことだ。

近い将来、自分がその役割の中心にいるかはわからないし、自信もないのだが、子どもからお年寄りまで様々な世代の方が焼きそばやお肉をブルーシートに座り一緒に食べながら談笑している姿をみると、なくしてはいけない行事だと改めて感じ入った次第だ。

その気持ちそのままに翌日朝の片付けまで参加したが、それはそれは大変でまた汗だくで作業した。

今回は僕がやったが、これまでは他の誰かが担ってたと思うと感謝しかない。

一生懸命作業してもお金をもらえるわけではない。褒めてもらえるわけでもない。
これまで誰かがやってきた役割を他の誰かがそれを担っていく。
今回は僕がやったというだけ。

そうやって人知れずだけど確かに繋げていくことって大事なんだ。今回は僕がその役割を担えて良かったと、体は疲れていたけれど心はなんか清々しくて、良い気分でシャワーを浴びた。

大事なことって身近に沢山ある。
それに気づけるかどうかはぼく次第なんだ。