ポリさんの文筆工房

趣味としてちょっとした小説やエッセイをノリと勢いで書いてます。作成において深い意図はあ…

ポリさんの文筆工房

趣味としてちょっとした小説やエッセイをノリと勢いで書いてます。作成において深い意図はありません。気軽に読んでいただけたら幸いです。

最近の記事

4 ロシア架空紀行

(戦時国ロシアを旅する動画をネットでみた。そんな動画を見ているとちょっとした創作力が湧いたので、写真集を想定したちょっとしたエッセイ文を書いてみた。実際のロシアは全く1㎜も関係ない。) 「 戦時国ロシア紀行」 ―こんな時代だからこそ僕は国境を超えて旅をした― ・はじめに  2024年の5月、僕はモスクワにいた。目の前に写るのは本当にごく平凡な風景だった。子どもは走り回り、老人はのんびりと犬を連れて散歩している。カフェのテラスでは僕と同じくらいの若いカップルが楽しそうに会話

    • 3 突然の訪問者②

       (突然の訪問者①の続き)  今日もそんな仕事が終わり、自宅のアパートの玄関を開ける。すると見慣れない靴が無造作に二足置かれていた。僕はそれを見るとふと思い出して夢中に短い廊下を駆け出し、部屋のドアを開けた。すると座っていた若い二人の男は同時に振り向いた。 その懐かしい顔が目に入った瞬間、疲れ切った僕の表情は一気に笑顔でこぼれた。 「おかえり」 「ただいま。そして九州へようこそ」 「こっちに着てもう1週間以上は経つよ」 僕達は笑いながら握手を交わした。  二人は僕より1つ

      • 2 突然の訪問者 ①

        (社会人一年目に書いた私小説 学生から社会人への変化に対する葛藤と友人を通した青春を描いた) 「突然の訪問者」    それは八月の終わり頃だった。 朝、目覚し時計のけたたましい音に目を覚ますとスマホに一件のLINEの通知が入っている。 こんな朝早くに誰からだろうと内容を確認すると、まだ在学中している大学時代の友人からだった。ちょうど九州に来ていて、今日中に僕が住んでいる福岡のアパートを訪ねようとしている、そんな内容だ。事前に連絡があったけどまさか今日になるとは。家の場所

        • 1 ぼくの文章を誰かに…

          ① 投稿する理由  僕の趣味は文筆です。ちょっとした日常的な事、思ってる事、トピック関係なしに思いついた事を文章にしてみる、そんな趣味が僕にはあります。とはいっても、公開している訳ではないので普段は僕のパソコンのフォルダーに眠ったまま、、、。そんな事をして数年のある日、とある友人が「せっかく書いているなら、誰かに読んでもらわないと。文章は誰かに読んでもらって初めて文章なんだ」。そんな言葉がきっかけでnoteを始めてみました。誰かに読んでもらうために。 ② 文筆のすゝめ  写真

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