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喧嘩が始まるのを予想した研究者の話

昔、とても衝撃を受けた事がありました。
会話で出る言葉に心を読むヒントがあると真剣に考えるようになったきっかけの一つです。

何気なくつけていたTV番組から

それは、何気なくつけていたとあるTV番組でした。
ずいぶん昔のことで、詳しいことは、忘れてしまったのですが、確かNHKの番組だったように思います。
男性と女性の違いかなにかのテーマだったような気がするんですが。

その中で、私が、とても衝撃を受けたのは、こんな場面です。

ある夫婦(確かアメリカの方)が会話をしていて、和やかな会話が続いていたのですが、その夫婦の会話を別室で見ている会話の研究家(のような人、確かアメリカの方)が、「今から言い争いが始まる」といいい、そして、最後は、旦那の方が、「もうこの話はやめよう」と言って、終わらせようとする。
と、これから起こることについて予言めいたことを言いました。
実際に、その夫婦の話が、途中から、言い争いになり(確か銀行預金についての話だったような気がします。)、ご主人の方が、「もうやめよう」といい始めました。

それを観た私は、衝撃を受けました。

会話を観察しているだけで、なんでわかるのか?
夫婦の会話の中で、どこに言い争いが始まる兆候があったのか?

そして、会話の中に、そのヒントがあるかもしれないと思いました。

ずいぶん昔のことで、どの番組だったか忘れてしまったのが残念ですし、改めてみると、私が思っていたイメージとは、違っているかもしれませんが、”会話の中に、トラブルの元がある”と言う仮説を立てることができたが、とても大きな転機になりました。

会話で出る言葉にヒントがある

最近、Noteで会話のキャッチボールについての記事を書き始めていますが、そのほとんどで、言葉の裏にある目的を読むことの重要性について触れています。
会話がおかしくなる原因の多くは、言葉の裏にある目的のずれから始まっていると思うからです。
逆に言えば、言葉の裏にある目的のずれに気づけば、そこから、言い争いが始まる事が予想できるからです。

しかし、言い争いが始まることを予想することが、目的ではなくて、会話を楽しむためには、言葉の裏にある目的を読むことが大事だと、改めて思います。

もっと、そういう概念や、研究が広まればいいのにと思います。

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