じゃじゃーん!と披露したくなる
2023年4月5日(水)朝の6:00になりました。
呼ばれて飛び出て。どうも、高倉大希です。
わたしたちは、じゃじゃーん!と披露したくなる生きものです。
「うわ、すごい!あなたがぜんぶつくったの!?」
「え、いつのまに!?そんなことができるなんて知らなかった!」
こう言ってもらえる未来を、思い描いてしまうからです。
おそらくこれらの感情は、子どものころの経験に紐づきます。
「パパの絵を描いてくれたの!?すごい!ありがとう!」
「え、いつのまにお皿を洗ってくれたの!?とても助かる!」
こうして褒められることによって、サプライズに快感を覚えるようになるのです。
サプライズは、ワクワクします。
ドキドキもすれば、ニヤニヤもします。
そして、次第に「想像どおりにならない可能性」を忘れていきます。
驚かなかったら、どうしよう。
喜ばなかったら、どうしよう。
そんな想像は一切しないまま、本番を迎えてしまうのです。
そして、本当に相手が驚かなかったり喜ばなかったりしたら、わたしたちはこう言います。
「驚いてくれなかった」
「喜んでくれなかった」
仕事でもおなじことが起こります。
作成した資料をじゃじゃーん!と上司に見せるわけですが、どうやら反応はイマイチです。
このような経験を積み重ねて、多くの若手は「がんばったのにどうして…」の沼にはまっていきます。
しかし、冷静に考えてみれば、当然です。
上司からすれば「どうしてそんなところに貴重なコストを割いたんだ…」という話です。
じゃじゃーん!のために割かれた時間は、お給料を支払って買い取っている時間です。
カレーを注文したはずが、ハンバーグが机の上に運ばれます。
店員さんは、ニコニコです。
「がんばってつくりました!」
このままでは、サプライズをした人も不幸、された人も不幸です。
どうしてもサプライズをしたければ、徹底的に「想像どおりにならない可能性」を考えて、先まわりしなければなりません。
もし、それができないのなら、サプライズなんてするべきではありません。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。