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安易な「問いかけ」のせいで読み手の心が離れていく


2023年1月15日(日)朝の6:00になりました。

毎朝6:00に更新していてすごいですよね? 

どうも、高倉大希です。




書き手は、自分が書いた文章を読んでもらえるように努力しなければなりません。

どうすれば読み手に興味をもってもらえるのだろう。

悩んだ挙句、多くの書き手が安易に手を出してしまうのが「問いかけ」です。


みなさんは〇〇をご存知ですか?

この件について、みなさんはどう思いますか?

こう思った人もいるのではないでしょうか?


これらの「問いかけ」を置いたあとに、「じつは〜」とか「しかし〜」をつづけて、読み手を本題へと誘おうとします。

はたしてその「問いかけ」で、本当に読み手はホイホイとついてくるのでしょうか?

この件について、みなさんはどう思いますか?


おそらく多くの読み手は「知らねえよ!その前にお前は誰だよ!」と思うはずです。

「どう思う?」も何も、そもそも興味がねえよ!

「こう思った人もいるのでは?」って言われても、別に思ってねえよ!

誘導しようとしやがって!舐めてんのか!


こうして、読み手の心は文章から離れていってしまいます。

決してあらゆる「問いかけ」がダメだと言っているわけではありません。

「上記のような懸念点を想定した上で問いかけているか?」という話です。


多くの「問いかけ」は、「問いかけておけば読み手は興味をもつでしょ!」という安直なねらいが見え透いてます。

言ってしまえば、読み手をバカにしているわけです。


決して、そんな書き手を責めているわけではありません。

おそらく多くの書き手は、無意識にこれをやってしまっています。


文章以外でもおなじです。

「クイズ形式にしておけば、盛り上がるでしょ!」とか「レクリエーションをしておけば、仲よくなるでしょ!」とか。

自分がされる側だったらブーブーと文句を言うくせに、いざつくり手側にまわったら、なぜだか「これでいけるでしょ!」と思ってしまうのです。


本当に問いかけたら、興味をもつのか?

本当にクイズ形式にしたら、盛り上がるのか?

本当にレクリエーションをすれば、仲よくなるのか?


計画の段階では、「何としてもやり遂げなければならない」という強い意志をもって悲観的に構想を見つめなおし、起こりうるすべての問題を想定して対応策を慎重に考え尽くさなければなりません。

稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より


楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。

場の設計をするためには、徹底的に疑って臨まなければなりません。


今日の記事について、みなさんはどう思いますか?





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