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柿の種

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2024年2月の記事一覧

熱が冷めたときに残るもの

2024年2月29日(木)朝の6:00になりました。 人々の偏見とは違う意見を、冷静に表現できる人はごくわずかです。 どうも、高倉大希です。 覚悟なんて、あてにならない。 昔からずっと、こう思っています。 たしかに、逆行できないものごとには覚悟が有効なのかもしれません。 バンジージャンプは、飛ぶ覚悟を決めてしまえばあとは落ちるのみです。 一方で、継続性を必要とするものごとには覚悟があまり役立ちません。 どれだけ覚悟を決めたところで、時間が経てば十分に変わりうる

残された時間は驚くほど短い

2024年2月28日(水)朝の6:00になりました。 より失礼でない方を選びます。そして、よりユーモアのある方を選びます。 どうも、高倉大希です。 やった方がよいことなんて、この世にいくらでもあります。 しかし、用いることのできる時間には上限があります。 やった方がよいことのすべてを、実行することなんて絶対にできっこありません。 いまを生きる我々に残された時間は、驚くほどに短いわけです。 だからこそ、選択を迫られます。 自分の人生をかけて実行したいことは何なの

説明なんて少ないに越したことはない

2024年2月27日(火)朝の6:00になりました。 問いをもった部族は生き残ったが、答えをもった部族は滅びた。 どうも、高倉大希です。 ゲームにおける、チュートリアルが苦手です。 丁寧すぎる説明に、嫌気が差してしまいます。 プレイしながら習得するから、そんなに細かく説明しなくても大丈夫だって。 ついつい、そう思ってしまいます。 きっとチュートリアルをつくっている人は、よかれと思って説明しています。 しかしそんな説明が、マイナスに働いてしまうのです。 マリオ

あなたのその葛藤がおもしろいんじゃないか

2024年2月26日(月)朝の6:00になりました。 自分自身の姿がはっきりとわかるのは、葛藤しているときにほかならない。 どうも、高倉大希です。 過去を生きた人々は、今を生きている人々よりもバカだ。 歴史を学ぶとき、わたしたちはなぜかこのような前提に立ちがちです。 当然、過去と今とでは環境が異なります。 インフラも整っていなければ、法律すらままならないような状況です。 だからといって、その時代を生きた人々がバカだったわけではありません。 環境が異なるだけで、

練習すりゃあいいってわけでもない

2024年2月25日(日)朝の6:00になりました。 負けたことがあるというのが、いつか大きな財産になる。 どうも、高倉大希です。 熟練したお笑いコンビほど、漫才中にお客さんのことをよく見ています。 その場のウケに呼応しながら、リズムを調整しているわけです。 当たり前のようにやっていますが、かなり高度な技術です。 心によほどのゆとりがなければ、緊張感のある人前でそんなことはできません。 M-1の決勝戦に出場したとある芸人さんが、番組でこんなことを言っていました。

この世は人がつくったものだらけ

2024年2月24日(土)朝の6:00になりました。 ユウキリンリン、ゲンキハツラツ。キョウミシンシン、イキヨウヨウ。 どうも、高倉大希です。 9 の平方根は、±3 です。 3 の平方根は、±√3 です。 キリのよい数がないから、これまでには存在しなかった「√ 」という記号をつける。 中学生のころ、この説明を聞いて衝撃を受けました。 数学って人がつくったんだ。 当たり前ではありますが、そんな事実を真正面から思い知らされたのです。 この世には、生まれる前からた

頑張れば必ず誰かが見てくれている?

2024年2月23日(金)朝の6:00になりました。 えぐられし心のその先に、豊かな何かが溢れてるのに。 どうも、高倉大希です。 頑張れば、必ず誰かが見てくれている。 この言葉に、ずっと違和感がありました。 これはあくまでも、見る側が努力することです。 見られる側が、前提に置くことではありません。 せっかく頑張ったのなら、自ら見せなければなりません。 見えない努力が、評価されるわけがないのです。 頑張ったのに、評価されない。 これは頑張る上で、できるだけ避

極端なポジションをとる

2024年2月22日(木)朝の6:00になりました。 苦しくなるとどうしても顔を出す「保留」という名の逃げ。 どうも、高倉大希です。 祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 あらゆるものごとは、時と共に変わります。 すべてのものごとは、暫定的です。 自分の外見はもちろんのこと、内面も同じように変化します。 いまの自分が抱えているものなんて、べつに大したものではありません。 変わらないものを探すことよりも、変わりやすさを保つことが大切です。 どうせ変わる。

自己否定と思考の深さ

2024年2月21日(水)朝の6:00になりました。 俺ね、もう暗いことで人に迷惑をかけるのはやめようと思ったんだよ。 どうも、高倉大希です。 前を向いた暗い人が、いちばんおもしろい。 ここ数年で、こんなことを思うようになりました。 自分の考えは、間違っているのではないか。 自分なんて、いない方がよいのではないか。 暗い人ほど、これまでの人生で自己否定を重ねています。 前を向いた瞬間に、そんな自己否定が思考の深みになるのです。 本来ならば自分の考えというもの

頑張って書いてぜんぶ消す

2024年2月20日(火)朝の6:00になりました。 捨てることを惜しんでいるヤツは、いつまでたってもできないね。 どうも、高倉大希です。 いちど書いたものを、ぜんぶ消す。 毎日書いていると、ときどきこんな日があります。 頑張って書いてはみたものの、どうにもしっくりこないのです。 更新時刻の6:00まで、のこりあとわずかです。 どうしようかと悩んだ結果、勇気を振り絞ってすべてを消します。 そういうときに限って、よい文章が書けたりします。 頑張れば頑張るほど、

応援の力を信じざるを得ない

2024年2月19日(月)朝の6:00になりました。 長距離選手に対する、いちばんの褒め言葉がなにかわかるか。 どうも、高倉大希です。 先日、フルマラソンに出場しました。 練習量に見合った、苦しい戦いとなりました。 フルマラソンを経験したことがある方なら、よくわかるはずです。 20kmくらいまでは、思っているよりも余裕です。 問題は、そこから先です。 どこまで練習してきたのかが、走りに顕著に表れるのです。 もっと練習しておけばよかった。 そう思ったところで

いかにヘボいかを自覚する

2024年2月18日(日)朝の6:00になりました。 誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。 どうも、高倉大希です。 視野が狭すぎる。 あらゆる悩みの原因は、ここにあるのだろうなと思っています。 視野が狭いから、目の前のものごとが問題であるかのように見えます。 大きなものごとの前に立ってしまえば、もはやそれは問題ですらなくなります。 「視野の狭い人は、我が身を処する道を誤るだけでなく人にも迷惑をかける」 パナソニックの創業者である松下幸之

最後尾からはじめる

2024年2月17日(土)朝の6:00になりました。 ひとつ数えて進めばいい、ふたつ数えて休めばいい、みっつ数えて考えりゃいい。 どうも、高倉大希です。 なんだ、余裕じゃん。 フルマラソンにはじめて出場したとき、30km まではずっとこう思っていました。 ところがどっこい、30km を超えた瞬間からまったく足が動きません。 自分よりも後ろを走っていた人たちに、みるみると追い越されていきます。 結果としては、想定よりも1時間近く遅れてゴールすることになりました。

よかったと思うしかない

2024年2月16日(木)朝の6:00になりました。 春風めぐり、大人になった世界は理不尽に曲がる。 どうも、高倉大希です。 「つぎに笛を鳴らすまで、階段をダッシュで往復しつづけろ」 この言葉を聞いてから40分後に、ようやく聞きたかった音が鳴りました。 中学時代の部活の顧問は、いわゆる「鬼」というやつでした。 連帯責任なんて、あたり前です。 誰かがミスをしようものなら、一瞬にして地獄のダッシュがはじまります。 いま考えてみれば、あの時代によくあそこまでできたな