FIRERADIO ファイヤーラジオ#007 「著者と語る話題の本『手の倫理』ゲスト伊藤亜紗(「手の倫理」著者 東京工業大学未来の人類研究センター長)

7月以来、久々にお届けするファイヤーラジオとなりました。ご無沙汰しておりました。火鉢クラブ中村です。今回は、今話題の本「手の倫理」の著者・伊藤亜紗さんをお招きして、この本の内容を入り口に、コミュニケーションについていろんな角度から語りあいました。

伊藤さんは東京工業大学の未来の人類研究センターのセンター長で、中島岳志さんとは東工大の同僚。現在はこのセンターで「利他プロジェクト」を一緒に進めている仲でもあります。

まずは本の冒頭で触れられている、「ふれる」と「さわる」の違いからトークは始まりました。そこから、火を囲んで生まれるコミュニケーションと「ふれる」ということの関係、「待つ」ことの大切さ、本当の意味での「利他」とはどういうことか・・などなど、話はいろんな方向に拡散し、1時間では語り尽くせないほどでした。

それほどに、この「手の倫理」は、私たちが普段無意識でやり過ごしている感覚を思い出させ、様々なことを考えさせる本でした。

今回のファイヤーラジオ、「手の倫理」を読んでから聞くもよし、ラジオを聞いてから本を読むもよし。でも、どちらにしろ、ラジオと本、両方を合わせて「手の倫理」について考えていただければと思います。

4ヶ月ぶりのファイヤーラジオ。しばらくお休みしてしまいましたが、このあたりからまた以前のペースで再開したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
(中村有里)

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