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イタリアでも愛される日本の漫画
こんにちは Minori です。
先日,久しぶりにフィレンツェ
中心街に行ってきました。
いやいや,中心街は相変わらずの 人・人・人。
人でごった返しておりますよ。
ウフィツィ美術館やドゥオーモに入ろうと,
50mくらいですかね,どちらにも長蛇の列が
できていました。その日のうちに入れるんだろうか。
ポンテ・ベッキオの橋の上は,
まるで竹下通りですよ。
どこもかしこもオーバーツーリズム〜。
オーバーツーリズムって,
日本語で 観光公害 っていうんですねぇ。
イタリアは観光大国ですからねえ,
観光客が来てなんぼ。だけど,来すぎて困る。
オーバーツーリズム対策には
頭を悩ませておりますよ。
ヴェネチアは,観光客に5ユーロの入場料を
徴収する制度を試験的に導入しましたが,
これが意外に,地元の人から反対の声が
上がっているんだそうですよ。
根本的な解決にならないって。
とにかく,こちらにおいでの際は,
覚悟していらしてくださいませ(-_-;)
事前に予約できるところは,
予約したほうがいいですね,絶対。
そういうわけで,私たちは普段ほとんど
中心街に寄り付かないんですが,
今回は,ラポが,SATっていう
大学受験のための統一試験を受けるっていうんで,
久々に中心街へ3人と1匹で行って来たってわけです。
ラポ,日本の大学に行きたいんだってぇ。
で,本好きのうちの男ども,
中心街で行くとこっていったら,
《 本屋さん libreria 》ばっかり。
活字を読むの苦手な私と,
そもそも字が読めないローラは,
ずっと付き合わされるパターン。
そうそう,中心街のでかい本屋さんにね,
数は少ないですけど,椅子があるんです。
ところどころに。でも,誰も座ってないのよぉ。
なんででしょうねえ。
中心街散策して,ちょこっと座りたいなあ〜と
思ったときの冷暖房完備の本屋さんの椅子,
お世話になってます。
で,例によって今回も本屋さん巡りを
してきたわけです。ローラも一緒に。
イタリアは,本屋も犬連れて入れます。
ワン‼️ワン‼️
![](https://assets.st-note.com/img/1715331059743-AgGKopMxTP.jpg?width=1200)
フィレンツェの中央駅
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅にも
大きな本屋さんがあるじゃないですか,
一階(イタリアで言えば地上階)と地下と。
以前,1階にね,日本の漫画が
どぴゃ〜と並んでたんですが,
あれれ,コーナーがなくなっちゃってる。
で,どこ行ったんだと思いましてね。
地下に移動したっていうので,
行ってみたら,まあ,びっくりですよ。
地下の一角,ほぼ全部,日本の漫画。
![](https://assets.st-note.com/img/1715331100004-O6t3plkM6t.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715331133508-HR7v4fTGxz.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715331146014-OjKRV5b9qV.jpg?width=1200)
店内ぐるりと,どこもかしこも日本の漫画。
日本の漫画の人気に改めて感服でございます。
こちらは地下の入口でございます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715331344729-bABdBezwb0.jpg?width=1200)
とにかく,鬼滅の刃から,はだしのゲン,ベルばら,
あしたのジョーなどなど,なんでもありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715331421327-PROaA3JjWj.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715331437826-yUwe9QDigV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715331493149-ad7QsP0Chn.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1715331529562-dbrfaI3MbZ.jpg?width=1200)
ねえ,すごいよねえ,ほんと。
一方,日本の小説はというと,これが,
店頭ではあんまり見かけないんですよねえ。
ネットで検索すれば,イタリア語に訳された
日本の小説,結構あるみたいですけど。
本屋で見かけるのは,村上春樹とか吉本ばななとか,
あとは夏目漱石とか太宰治とかって,一昔前の小説ばかり。
で,今回ラポが買ったのがこれ。
![](https://assets.st-note.com/img/1715331816689-Vahvc35iI6.jpg?width=1200)
日本の小説なんですが,なんだか分かります?
右上に DAZAI OSAMU って書いてあります。
太宰治の …. なんだろね。Lo Squalificato?
Squalificato は男性名詞で,失格した選手。
はい,もうお分かりですね。太宰治の「人間失格」。
日本語で読んで面白かったっていうんで,
今度はイタリア語でも読んでみたいと
思ったんだって。
人間失格かあ。読んだことないなあ。
20歳の男の心に,何が刺さったんでしょうね。
そうそう,人間失格の有名な一節が
あるじゃないですか。
恥の多い生涯を送ってきました。
イタリア語でどう訳されて
いるんでしょうねえ。見てみよう。
パラパラパラ...。🙄
Ho trascorso una vita di vergogna.
ずっと前,日本の小説のイタリア語版で
イタリア語を勉強しようと思って
夏目漱石の「我輩は猫である」を
買ったんですけどね,結局途中で,
読むのやめちゃったっけ。
なんか翻訳されたイタリア語が
すごく難しかったような覚えが…。
もう一度,「人間失格」で
挑戦してみようかなあ。
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