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外からの「問い」のチカラ

2020年の元旦朝食の洗い物をしていたら唐突に夫から「問い」を投げられた。「ねえ、元旦だけど今年の目標なに?」

そのころは、仕事に送り迎えにと毎日、毎週日程調整三昧の日々を送っていたし、休日の午前中で子供達もわちゃわちゃしていて、「そんなこと、ここで言われても」とそのまま会話は途切れたのだけど、しばらくしてもう一度聞かれたのです。

「ねえ、元旦が終わっちゃうけど、今年の目標なに?」

そう問われると自分でも思いがけないことに出てきたのは
「以前中断したコーチングのサービスをプロとしてやってみたい。」

自分でも「えええっ」と思った。それまでずっと考えていた、ということではなくて、問われたら急に出てきた。

そして、そこから学び直しが始まり、たくさんの試行錯誤と涙とがあって プロ資格を取得し、当初は兼業でやろうと思っていたのに、会社を辞めてしまった。

「問い」の力ってすごい。

これ「外から」というのがポイント。

自分でノートやPCに向かい、思考の整理をすることも有効だと思う。
でも、一人でやっている限り、「問い」は自分の中にある「問い」しか生まれない。そして、しっくりする答えが見つかっても、それは自分の中での静かなる決意。

「外から」の問いは、思いがけないところから内面を攻めてくる
だから、相手が喜びそうなこととか、このシチュエーションでこれを言ったら、みたいな準備ができない。自分の内面にグッと意識が向く。

「外から」の問いは、声に出したことを自分の耳で聞く。
耳で聞くと「いやいやちょっと違いました。前言撤回します。」なのか「これ、私が思っていたこと」なのか自分のしっくり具合がわかる。

「外から」の問いは、聞いている相手がいて協力の風が背中を押してくる。
口に出すと、相手から反応がある。そして、大きな玉が動き出すように、周りに背中を押され、協力してくれる人が現れ、実現に向かっていく。

「外から」の問い
自分で内省できる、経験も、責任も、自分のスタイルもあるオトナにこそ有効なんじゃないかと思っている

そんなあなたに聞いてみたい。

「本当は、いつかやりたい」と思っていることはなんですか?




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