超難問の簿記2級試験

過去の簿記試験に、こんな問題が出題された。

それは3年前の2019年11月17日に行われた「第153回日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」(日商簿記)の事だった。

その時、2級の第三問が超難問だったと話題になった。

その内容とは、
「連結第4年度(X3年4月1日からX4年3月31日まで)の連結精算表(連結貸借対照表と連結損益計算書の部分)を作成しなさい。」
という問題であった。

受験者が試験後に問題用紙の写真をツイッターに上げていたのを拾って確認した。なお、この時の合格率は27.1%だった。


■問題の問題

結論から申しますと、ハッキリ言って、私にもサッパリわかりません。
冗談抜きでこの問題は本当にわからなくてお手上げだった。
(他の問題は、勉強さえしていれば難しい事はないと思う)
こういった問題は、時間内には絶対に解けないので、他の問題でいかに点数を稼ぐかが合否を分ける。

税理士や会計士の試験は、順位から見た相対評価で決まる事もあって、捨て問を見極めるなどの戦略が幅を利かせる。
しかし、簿記検定は絶対評価なので、平均点が何点だろうと関係なく、70点以上を取らなければ合格できない。

何にしても、簿記2級で「第4年度の連結精算表」は、あまりにもキツすぎる。簿記の先生方からも批判の嵐のようだ。


確信犯!


作問者の自己満足部分は無視しよう!


真っ当に取り組んじゃダメですね。こんなもん、できません。(怒)


連結の問題は、コチラの方の解説が物凄くわかりやすかった!


私は、確か2000年頃だったと思うが、「日商簿記2級」と「建設業経理事務士2級」を立て続けに合格した。

当時の合格率は、どちらも約3割前後程度だったと思うが、若干後者のほうが高かったと思う。なぜなら、前者の合格者がそのままの勢いで後者を受験するからだ。私がまさにそのパターンで、どちらも一発クリアする事ができた!

ただ、こういった検定や資格試験は、試験回数を重ねる毎に少しずつ難しくなっていくものでもある。過去問が出回ったりで傾向と対策を練りやすくなっているからなのかもしれない。


あと、これはあくまでも私の憶測になるが、主催している商工会議所としては、みんながみんな一発合格されたら受験料ビジネスができないわけだから、わざと落とす試験にして合格するまで何度でも納めてもらおうという意図があるのかもしれない。

しかし、だからといって難しくしすぎると、試験に挑戦する人がいなくなってしまうかもしれないね。

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