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マグロは泳ぐのやめると死ぬ

先月末、10月始まりの手帳を買った。
いつも最初のうちはこまめにつけているのだが、そのうち飽きて書き込まなくなる。
結局スマホのスケジュールアプリに入れて…となる末路である。
ただ今回ばかりは、継続して続けたい理由があった。
副業として始めた、シッターの仕事の管理である。

副業なんてしなくていいなら、しない方がいい。
が、私が何もしない時間というのが苦痛なタイプで、時間があるとついフラフラしたり、買い物したりしてしまう。服バカなので見て回ることが苦でもなんでもない。基本的に散財性分なのだ。病気だ。
加えて、12月にライブをするので、バンドの練習もしている。今までどおりオタク活動も継続中だ。なんだかんだで忙しいし、常に懐事情は厳しい。
推しが3人いて各々活躍してくれるので嬉しい反面、頭痛もする。しかも野球も好き。普通では賄えない…
これを解決するには、常に何かをしていなくてはいけない…このnoteもその一つだ。忙しくないと死ぬ病気。文章なんて書かなくても死ぬわけではないのに、あえて時間を割く。あわよくばお小遣いにでもなれば…交通費だけでも捻出できれば…よく今まで健康にやってこられたなと我ながら思う。体力には自信がある方だった。メンタルやられた時期を除いて。
忙しくないと(財布が)死ぬのに、致命的なのは私が事務職に絶望的に向いていない(友人からも言われるくらい)ので、今の仕事をどこまで続けられるか(飽きて辞める未来が目に浮かぶ)わからない。そんな保険的にも、色々と経験値は上げておきたいと常に思っていた。
もっと高給な仕事に転職すればいいだろう、と思われるかもしれないが、自由がきいて且つ安定している職というのはそうそうない。そしてあったとしても、容易く席は空かない。何度か転職した上で出した結論が、今だ。

元々、ちょこちょこ副業的なアルバイトはしていた。現在の本業は基本副業禁止なので、明かすことなくコソコソと…という感じで。しかし時間や体力に限りもあり、月に数回しかすることができない。1時間だけでいいバイトならまだいいが、一般的なアルバイトでそのように都合のいいものは限りがある。
手に職のような資格もないとなると、辿りつくのは飲食店のホールだった。
月に数回、調理場なしでも良しとしてくれていた、長く続けていた中華料理チェーン。現職に転職をする前から始めていて、仕事をしなかった数ヶ月はこの店の稼ぎで首の皮をつないだ。これこそ保険。客入りも悪くはなかったと思うのだが、会社の都合で閉店することになった。近隣の別店舗への移動の打診もあったが、移動先は深夜営業時間が長く、本業との兼ね合いを考えるとますます勤務できる日が限られる。断りを入れた上で、新たに探さなくてはならなくなった。

その後、運良く某俳優兼演出家さんがオーナーをやっているバーのような店で働けた。とある事情のおかげか、即採用だった。赤坂だったので会社からは遠くはなかったが自宅は遠く、でも終電までには帰してもらえるので、細々と続けていた。時給も良かったし、タダでお酒が飲めた(タダ酒は時に吐くほど飲んだのであまりメリットだとは思っていなかったが)しかしそこも閉店に。ぶっちゃけ、ちょっと開放されたなとは思った。ガールズバーみたいな店にしたかったようだが、接客業は得意でもお世辞が言えない私が最も向いてないジャンルだったので。

それから副業ライフはしばらく空いた。
色々と探したが、恵まれなかった。
恵まれなかった中でも記憶に鮮明なのは、長く接客やコールセンター業をやっていて昔演劇をやっていたこともあり、声の仕事に興味が湧いて、ナレーション派遣の会社に応募したことだ。なんと受かった上に、その後サンプルボイスを収録しに行った。その際、オーディションに応募してみないかとまで言われた。もちろん快諾、絶対に受からないと思うけどとてもいい素材(声)だと思うから、何か引っかかりがあると思うんだ、などとディレクターの人に言われ、ちょっとどころか相当舞い上がっていた。
結果は落選だったのだが、作品のプロデューサー?的な人から直で電話がかかってきた。今回の作品には無理だけど、基礎を積んで次の作品に出てみないか、というオファーだった。文学作品を朗読劇としてCD化するシリーズだと説明してくれた記憶がある。なんか既視感あるな。私、客として見てるなこういうの。幸い(?)オタクだとは明かしていなかった。
基礎を積む=金を払ってレッスンをするということで、即答はできなかったので考えたいと答えた。改めて連絡します、と伝えて数日後、何度か連絡したのだが一向に出ない。会社に電話してみるも今不在とのことで取り次ぎがない。私もいい大人なので、金にならない奴だと切られたのかな、と一気に冷めて、諦めた。でも一度舞い上がっただけに、ちょっと根に持っている。Twitterのアカウントも見つけたし。特に何をするわけでもないが。

そんな紆余曲折の果て、テレビでふと見た「ベビーシッターのバイト」を知る。資格がなくてもできる。自分で自給もシフトを決められる。単発もある。条件揃ってるじゃん…!

一時期良からぬ話題になってしまったEXITの兼近がやっているということでテレビで取り上げられた。時間があるときだけできるというのがいい。
今まさに、これのおかげでちょっと充実している。
これについてはそのうち別の記事に。
やはり回遊魚並みに何もしないでいると死ぬ病気である。
(ちなみに死なない回遊魚もいるそうです)

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