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自己愛強め

私のポリシーは、不平不満は、やらずして言うものではなく、とりあえずやってから言うものだということ。
だがしかし、限度というものはある。
常識で考えておかしくないか?ということに関しては、言わせて頂きたい。

7月から職場で、新卒の研修を受け持つことになった。
ぶっちゃけ中途採用で契約から現在の立場までようやくのし上がった私よりも、給料は高いはずだ。
そんなことはさておき、すでに時は6月。
この事実を知ったのはつい先日の話だ。
たまたま上司と話して聞いた2日後、当日になって「今回の件で上の方から講話があるから今日行ってくれ」と言われた。
元をたどってみると、この事実は5月中旬には決まっていたのだ。
そして同じ役割を持つ別部署の同僚は、やはり1ヶ月くらい前から知っていたという。

…さすがに知らせるの、遅すぎませんか?

最初はうっかりミスだと思っていて、まぁ仕方ないかと思った。
だが日が経つにつれ、経緯を追うにつれ、沸々と怒りが込み上げてきたのである。
私は新人の研修はよく任されているし、周囲からも信頼を得ている自信はある。
でもそのために準備はするし、対象者がめげずに取り組んでくれるように気を遣ったりしているのは事実だ。簡単にやっていると思われているのならたまったもんじゃない。
ましてや新卒だ。社会人経験のない若造だ。もしかしたらアルバイト経験もないかもしれないし、勉強ばかりしてきて一般常識に欠けているかもしれない。敬語が使えないかもしれない。それを数日前に「これちょっとやっといて」という、いいとものポスター貼りレベルで言われたのか。
顔にこそ出さないものの(私は職場では忍耐強く怒らないことで知られている)怒りの矛先を、研修スケジュールの擦り合わせのメールにぶつけた。
できる限り丁寧な、使う言葉が正しさ満点であるように入念に辞書検索をして、いくらなんでも仕事が疎かであると、責めるような文章を送った。
上司は優しくて理解ある人だが、優しさという凶器でこちらの神経をすり減らされたら、たまったものではない。

私は、自分がかわいい。美醜の話ではない。自分を大切にしたいから、怒るという無駄なエネルギーはなるべく使いたくない。
自分の仕事が円滑に進むようになるには、周りが仕事を覚えればいいわけで、そのために熱心に育成をしている。すべて自分のためだ。
評価されることではなく、自分がストレスなく生活していくための手段だ。

メールの文末には
「これは私個人の意見であり、民意ではありません。感情論ではなく、冷静に考えて僭越ながら意見を述べさせていただきました。指名を受けたからにはしっかり取り組むつもりでおりますので、これ以上述べるつもりはありません。以降、よろしくお願い致します」
と綴った。
周囲にこの怒りはそれなりにぶつけているので、嫌味で性格の悪い奴だなとは自分で思っている。

過ぎたことはグダグダ行っても時間が戻るわけでもないし、文句をたれているうちに7月はやってくる。だから言うだけ言って終わりにした。
7月初頭は誕生日で、休みを取って満喫してやろうと思っていたのに、予定が狂わされかねないのも怒りの原因だ。自分がかわいいので。

こんな髪色の奴に偉そうに文句も言われたくはないだろうな、と思いながら。

そうです、紫です。
見た目マイナスの奴からこんなこと言われるの、腹立つだろうなーと思いながらメールを送りました。性格の悪さが露呈してます。

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