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人間になりたい?「人間テスト」感想とメモ

今日は「好き」に全振りで、最近イチオシのマンガの紹介、感想とメモです!

がんばって人間に擬態してるゆるふわどうぶつのみんなと、人間だけど人間してることにお疲れでどうぶつになりたいみんなへ…ジャンプルーキーのおすすめマンガです。(現在14話公開中で「テスト編」が完結したところです→1/24追記:「人間テイギ編」が始まりました!)

人間として生まれなくても、「人間テスト」という試験を突破すれば「人間」と認められ「人権」が与えられるという未来で、受験をがんばる動物のお話です。テストを受ける動物と、テストをする人間たちの思惑から見えてくる、人間の人間らしいところと、世界の謎に引き込まれます。

各話のタイトルの通り、人間はたいへん/やっかい/めんどう…かも。あと、「人間」が集まった「社会」の性質にも鋭い視線を感じます。(14話の政府としての「人間テスト」の意義についての話など…)ここまででもすごく面白いけど、絶対続きが読みたい読みたい読みたーい!

マンガを原作にしたMVもかわいい&人間しんどい!

ここから下は、現時点で設定や展開が気になっている部分のメモです。当然ネタバレ…なので、本編読んでから見てね!というか、こんなメモみるより本編読みましょう…!あとなぐり書きなので間違った内容もあるかも!


年表

22世紀初頭:パンデミックによる動物90%死滅と異形化

(社会の混乱、騒乱???)

2120年(20年前?):「分断」- 動物を「ミカイ」に隔離。人間界と動物界に分断。

15年前:大神誕生(第3世代?)

2128年:動物は「人化」した、とする動物人権運動

9年前(?):第1回人間テスト開催

1年前:第9回人間テストで初の合格者3名

今(2140ごろ?動物の変化から30-40年後):第10回人間テスト開催

世界の状況

「国際政府」が統治している。作内の登場人物の名前は日本系だけではなく、欧米、アジア系も混ざっている。テストや標識など言語は英語メイン?ただ、漢字やハングル表示もある。動物たちが「人間語」と人間の言葉を表現しているように英語ベースの統一言語になっている可能性がある。

22世紀ではあるが、タブレットやスマホなどパッと見た情報技術は現代とあまり変わっていない?学校、老人ホームなどの社会機能は維持されている。

中央区、西部地区、など区画での管理になっているようだ。中央区との時差が5時間、という発言があるので大陸並の広さがありそう。(世界地図が微妙に一つの大陸しかなさそうなあたり気になる…)

動物が分断される前を知っているかで、旧世代、分断ネイティブと動物への印象が違っている様子。(動物の耳みたいな髪型も流行していそう…)

人間界には動物がいない=家畜もペットもいない。タンパク質源は、大豆と「ミトの実」になっている。ミトの実は動物界にもあって食用になってる。そして動物のペットの代わりに、ペットロボがいるようだ。

気になること:従来の政府が崩壊して国際政府となるに至った成り行き(動物の変化とそれにまつわる騒動?)。「労働」と「納税」の義務の強調…人間として生きていく(「人権」を維持する)のもコントロールが厳しくて大変?国民番号と監視について気にする市民もいたり…

動物と危険

界防「軍」という組織があるように、動物界から人間界を守る必要がある…動物界が危険である、とみなされている?人間と異形化した動物の衝突の過去がありそう。

動物たちが人間について学ぶ人間学校も情報統制されているようだ。教える内容は注意深く選ばれている。「人間百科」といった本が教科書だが、銃や武器については書いていない、教えないようにしているようで…

とはいえ、監視できていない領域(大神の洞窟の隠れ家、こちめたちのいた「遠い森」)もあり、存在しないはずの電子機器や知識を隠し持つ動物もいる…動物界にもまだまだヒミツがありそう…

謎の三人組(三匹)

目的のありそうな(話がわかる人間への接触)ぽぽんはとにかく、こちめとくまなあはどうしてテストを受けたんだろう?(3匹とも遠い森出身)

分断後、動物と人間とは接触していないはずなのに、どうしてくまなあは人間に対してあんな強い思いを持っている?くまなあも過去に一癖ありそう…

こちめの「目」への執着がちょっと気になる…(答案にも箱にも目ばかり描いていたので…)そもそもこちめは「人間」を自認している?

ぽぽんは…謎すぎ。なんの動物なんだろう…むしろぬいぐるみっぽいファンシーさ。暗号の話から自身も統合派の上層部の一員の可能性が高く、人間の定義を揺るがしかねない「出生証明」を持っていると…真の目的は3人組(3匹)が人間テストを通過するまではお預けとはいえ、気になる存在。人間テストの面談の最終問題のからくり(嘘発見器)すら知っていたのではないかという疑惑あり。(だから、大神に「はりきるな」とアドバイスしたのでは?)

その他ちょっと気になること

人間テストの面接にもいたSSOは社会科学組織。社会のデザインをしている?社会の再デザインが必要になるほど、旧世界が破綻するような危機があったのでは?

人間テストの会場になったテーマパークは「アニパーク」…動物関連のテーマパークらしいけれど、人間博物館もある。人間は人間の博物館にいかないのでは?動物向けのテーマパークだったのか?

大神さんの面接で「異形第三世代」と判断しているのは、世代ごとに特徴があるから?寿命などで世代を判断できる?

次は:人間テイギ編

人間テスト編の次は人間テイギ編…定義、提議?

「人間として生まれる」or「人間テストに合格する」という人間の定義に、ぽぽんの持つ「出生証明」などどう絡んでくるかとても楽しみ…!(ハラさん→佐々木さんのヒミツの共有も)人間として生まれたのに人間ではなくなる(人化の逆、動物化)ということが起きるとしたら…?

そして「人間は好き」ではない大神さんの目的も気になる…(命、寿命に関わることではありそう。旧世代のオオカミの寿命は15年、大神さんは15歳、人間なら寿命は75歳…人権を獲得する=寿命も人間基準に伸びる?)

…というわけで、今一番続きが気になるマンガです…!

#マンガ感想文 #人間テスト #ジャンプルーキー #人権 #人間の定義

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